知り合いのおばあちゃんから聞いたお話。
許可をもらってないので少し変更して書きます。
祖父母参観で
お孫さんの幼稚園に行かれたときのこと。
お孫さんがなかなかみんなの中に入れなくて
ひとりぽつんとしていた。
心配だ、あんなので大丈夫なのか、
大きくなって人とやっていけるのか、と。
どうしたら、あの性格が治るのかなあ、と。
わたしも、HSCや自己肯定感という概念を知る前だったら、
「それは心配ですね~」って言ってたかも。
わたしもいっしょになって、
お孫さんがみんなの中に入れる方法を
考えてたかも。
でも
今は違います。
お話を聞いていて、
胸がすんごいザワザワしました。
「どうしたら治るか」
というのは、
「今のままではダメだ」
と言っていることと同じ。
「みんなの中に入っていない=ダメ」
っていう公式が
多くの人にあるんだろうなぁ。
「みんなと仲良く」
「和に入ってみんなと同じことをするのが正しい」
という前提があると、
「ひとりが好き」
「静かに遊ぶのが好き」
「観察するのが好き」な子どもは、
ダメな子になってしまいます。
「個性が大事」と口で言うのは簡単だけど、
それを現実の生活に落とし込んで
家族やその他の人間関係に反映させるのは、
なかなか難しいものです。
本気でそれをしようとするなら、
自分の価値観に向き合うことになります。
(それって、今まで自分が正しいと思ってたことを
覆すことになる場合もあります。
けっこうな葛藤です。)
上のおばあちゃんは、
お孫さんのためを思っての心配なのでしょうけど、
自己子肯定感の大切さや、
HSCの概念を伝えているわたしとしては、
なんだかなーと思ってしまいました。
機会があれば、
こちらの本をご紹介したいわ。
子育てハッピーアドバイス ようこそ 初孫の巻 ~孫が幸せに育つために
受付中
米国のロングセラーを翻訳しました