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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

現地メディアが発表!「あなたが知らないプレミアリーグ2019-20シーズンの意外な記録」

プレミアリーグ2019-20シーズンで、最もイエローカードが多かったのはアーセナルとトッテナムで63枚。90分を過ぎてからの最多ゴールはアストン・ヴィラの5発で、ブライトン戦のマット・ターゲットと、ワトフォード戦のタイロン・ミングスは決勝ゴールでした。アーセナルの40ゴールは、28節終了時点で41だった1998-99シーズンより少なく、直近20年ではワーストのペース。CKからのゴール数No.1は9発ゲットのエヴァートンです。マンチェスター・ユナイテッドは過去43回のFKで1度もゴールを陥れておらず、最後の1発はスールシャール監督の緒戦だった2018年12月のカーディフ戦まで遡ります。「スカイスポーツ」がまとめた「あなたが知らないプレミアリーグ2019-20シーズンの意外な記録」。紹介された多彩なスタッツのなかから、興味深いものをピックアップしてまいります。

チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルの若手シフトが印象的だったシーズン。チェルシーのランパード監督は、21歳以下の選手を10人抜擢しています。前任のサッリは、3人のみ。補強禁止とアザール移籍で不安視されたチームは、「育てながら勝つ」を継続し、プレミアリーグのTOP4に食い込む健闘を見せています。スールシャール監督のほうは、11月のブライトン戦で平均年齢23歳350日という今季プレミアリーグで最年少のスタメンをチョイス。アンドレアス・ペレイラ、マクトミネイ、ラシュフォードがゴールを重ね、最後は18歳のグリーンウッドまで投入して3-1で快勝しています。

クラブのスタッツを続けましょう。今季プレミアリーグで最も尖ったチームといえば、シェフィールド・ユナイテッドでしょう。アウェイでわずか2敗は、リヴァプールに次ぐ優秀な記録。3バックの左右に配されたオコネルとバシャムがサイドから攻め上がる「オーバーラッピングCB」という独特のフォーメーションを導入したクリス・ワイルダー監督は、リーグ最少の31回しかスタメンを変えていません。オコネル、バシャム、バルドック、ノーウッド、エンダ・スティーヴンスは全試合先発。さらにオコネルとバルドックは、28試合連続フル出場です。「交代選手が6ゴール」は、マンチェスター・シティと並ぶリーグTOP。クリーンシート10回は、リヴァプールとバーンリーに次ぐ3位の数字です。

不名誉な記録としては、マンチェスター・シティのバー&ポスト直撃19本、PK失敗4回を最初に挙げたくなります。ワトフォードは、ボックスの外からのゴールがわずか1本。リーグ最多の29人を起用しているトッテナムは、交代選手のゴールがルーカス・モウラの1発のみという空回りのシーズンでした。タックル数のワーストはボーンマスで、381しか決めておらず、最も多いレスターの568の2/3しか奪えていません。ボーンマスはイエローカード57枚で5位、レスターはレッズに次いで少ない31枚で19位と、判断力の差が3位と18位という順位につながっています。

個人の記録に目を移すと、スターリングはアウェイ最多の9ゴール、シュート数No.1はラウル・ヒメネスの99本。アダマ・トラオレのドリブル成功数144も素晴らしいスタッツです。ファールされた回数1位はジャック・グリーリッシュの127、2位はウィルフリード・ザハで94。ザハは2015年1月のクリスタル・パレス移籍以来、期間内で最多となる16回のPKゲットがあります。プレミアリーグ16アシストでランキング1位のデブライネは、チャンスメイク96回でもぶっちぎりのTOP。1試合あたり4.01回のプレーメイカーに続くのは意外な人物で、ノリッジのブエンディアが3.26回を記録しています。

最後に、珍記録を3つほど紹介しましょう。ニューカッスルで5発とトップスコアラーのジョンジョ・シェルヴィは、もっぱらミドル専門で、敵陣ボックス内でのボールタッチが10回しかありません。セインツのホイビュルクは、41回のシュートでノーゴール。シュート数TOP50で1度もスタンドに歓喜をもたらさなかったのは彼だけです。大トリを飾っていただくのは、今季プレミアリーグのワーストストライカーです。24試合ノーゴールのドミニク・ソランケは、1000分以上プレイしたFWで最少のオンターゲット5本…。ビッグチャンスにおけるミスが4回という数字も涙を誘います。彼が24試合も出られたという事実に、シーズンを通じて負傷者続出だったエディ・ハウ監督の苦しさを物語っています。以上、「意外な記録まとめ」でした。「スカイスポーツ」のスタッツ分析記事は、相変わらず秀逸です。


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