週末ですね、最近のベルリンは雨続きで寒くもなってきてるので、雪が降るのもそう遠くはないのかもしれません
さてさて、久しぶりにベルリンフィルを聴きに行く時間があったため、3日間連続でフィルハーモニーに行き、ポディウム席と立ち見席チケットを買ってズービンメータ、ベルリンフィルのブルックナー交響曲8番を聴いてきました
1日目はポディウム席、結構余ってたらしく、立ち見席チケットは出ず。
開場に出遅れてしまい、2列目へ。
チューバの後ろに座り、アレクサンダーの音を間近で聴けました。
ホルンとチューバの後ろなのでコラールなどなど楽しめる席です!笑
Alexander von Puttkammerがうますぎて、凄すぎてあっというまの演奏会でした。
Sara Willisも化け物、あれはホルンなのか?!と思ってしまうくらい太い凄い音でコラールの時のアレックスとの混ざり具合が最高でした。
2日目もポディウム席。
今回は早めに行き、1列目を確保し、1日目よりさらにチューバの近くへ。
ベル越しにアレックスのアンブシュアが見えたり、どこでブレス取ってるのかとかが丸わかりで、ブルックナー8番はオーケストラスタディにもあるので勉強になりました。
あの高い音を完璧に当てて、その当て方にも秘密があって楽しかった。笑
音がすごすぎる、アレックスが吹くとコントラバスの人たちも笑ってました、良すぎて
この日もホルンチューバのコラールは美しく、金管のコラールも最高でした。
あんだけ金管が吹いてるのにそれにも負けないベルリンフィルの弦楽器は本当に化け物です、弦楽器、特にコントラバスなんか発音まで聴こえるくらいはっきり聴こえる。
最終日3日目はチケット販売開始から立ち見席が売りに出てたので、立ち見席を。
2日間真後ろでアレックスの吹き方や音を間近で聴いて、前、お客さん側ではどういう風に聴こえるのかなと思い、ポディウムもあったのですが、立ち見席へ
なぜ3日間も聴いたかというと...
メータは、御年83歳。
先週ベートーヴェン3番を振り、今週はブルックナー8番、再来週には、日本ツアーが控えています。
年も年なので下手したら、今回の公演がベルリンフィルとの最後の共演になるかもしれないので、(昔アバドを聴きに行った時も3日間全て行ったのですが、それがアバドベルリンフィルの最後の共演となってしまいました...)
今回3日間聴いてきました!
こんだけ聴いても6500円くらい。
日本ツアーを控えるメータ、ベルリンフィル。
チケットはどれくらいなのでしょうか...
初めて買ったブルックナー8番のCDがメータ指揮のものでした!
メータのブルックナーは、これぞブルックナー、伝統的な音楽作りで素晴らしいものでした。
どこかの声部が出すぎるわけでもなく、かといって音楽的主張がないわけではなく、全体的に素晴らしい音楽でした、全ての声部が美しかったです!
ブルックナーは長く感じる人多いと思いますが、僕もブルックナー好きですが、それでも長く感じます。
今回のメータのブルックナーは、それを感じさせないあっというまでした、3楽章なんかこのまま永遠に続いてくれと思ってしまうくらいの優美さ。
3日間夜仕事なくてよかった、素晴らしい演奏会を聴けて耳も満足、モチベーションも上がっているので明日からまた頑張れます、明日からはメンデルスゾーンのパウルス、さぁどんな風に休みを過ごすか←笑
日本のみなさんもチケット高いとは思いますが、メータ、ベルリンフィルの素晴らしいブルックナーをぜひお楽しみください。
それでは、アディオス