昨日からフィルムオーケストラのツアーで西ドイツはボーフムに行ってまいりました。
プログラムは、チャールズチャップリンのGold Rush!
ボーフムジンフォニカーの本拠地であるホール、小さいですが、とても吹きやすくとてもいいホールでした
さてさて、題名にもあるようにブルックナーの持ち替えについて書きます
チューバをやってる人、特にオーケストラやってる人にとったら悩ましい問題であります。
持ち替えとは、コントラバスチューバとバスチューバの持ち替えのことを指しています。
ドイツでは、持ち替えはかなり積極的に行われていて、音域によって替えたりする場合がほとんどですが、それ以外にも楽譜、作曲家の指示やオーケストラの大きさやサウンドによって持ち替えりもします
その一例をあげましょう
ブルックナー作曲の交響曲7番。
とても壮大で荘厳な曲です!
この曲は、ドイツでは持ち替えをします。
1.3楽章がバスチューバ(F管)、2.4楽章がコントラバスチューバ(B管)。
これは、各楽章によってのサウンドのキャラクターの違いで持ち替えです!
あとこれには、大きな理由があり、ブルックナーの直筆譜には、1.3楽章にバスチューバ、2.4楽章コントラバスチューバという指示が書かれているのです
意外とこれを知らない人が多いのです。
ドイツのオーケストラ奏者が持ち替えてるからそうするべきなのだ!とかあの偉大な先生がやっていた!など色々聞くとは思いますが、その人たちがそれをやっていたのは、こういう根本的な指示が書かれているからなのです
今の世の中便利なもので、Imslpというサイトに直筆譜がみることができます!