折にふれて

季節の話題、写真など…。
音楽とともに、折にふれてあれこれ。

2024金沢・春 ① By空俱楽部

2024-04-19 | 抒情的金沢

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


空倶楽部のchacha〇さん、lunayaさん、そして二科会会員のD師匠による5年ぶりの金沢オフ会。

前回と同じく満開の桜が出迎えてくれた。


  主計町(金沢市)   2024.04.13 Sony α7S2   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

満開の桜に申し訳ないが。。。

折り重なってたわわに咲くソメイヨシノよりも

枝の数や見事さは乏しくても、景色に溶け込む桜に惹かれる。

その理由をいちいち考えながら撮っているわけではないが、

この景色に限るなら、写真の出来はさておき、

大正時代に遡る主計町の歴史やそこに往来した人々の営みを感じたのかもしれない。

それを「心象風景と呼ぶのかな」と思いつつ、浅野川にかかる桜に目を向ける。


    主計町(金沢市)   2024.04.13 Sony α7S2   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

ちらほらと葉がのぞき始め、そしてはらはらと散った花びらが川面に浮かぶ。

明るい日差しの中、そして楽しい時間が流れる中ながら、

どこか寂しげな春の風景に思えるのも、過ぎ行く季節の心象操作かもしれない、と思ったりもした。

 

 

 

 

 

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早春の光景  By空俱楽部

2024-03-19 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで



  三国港(福井県坂井市) Sony α7R3   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

この冬は記録的な暖冬だったそうだ。

平均気温や降った雪の量など気象条件に照らせば

たしかにそうだったのだろう。

けれども、肌で感じる季節はそれとは裏腹。

いまだに春の訪れがぐずぐずとしているようで

何度となくやってくる寒の戻りに飽き飽きしている。

つまりはちっとも暖冬だったというイメージがないのだ。

この冬は12月早々にまとまった雪が降った。

それも雪かきをしければならないほどの降雪量だったことで

のっけから暖冬という予想が裏切られた。

さらにその感覚を決定づけたのは能登半島地震だった。

発災以来、被災地の悪天候を見るにつけ一日も早い春を待ち望んだ。

それが、むしろ例年よりも春が遅いと感じさせているのかもしれない。

明日からはまた雪の予報。

三寒四温とは言うものの、これで最後にしてほしいものだ。

 

 

 

 

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休日の朝に

2024-03-16 | 花歳時記

自宅の玄関先に咲くクリスマスローズ。

咲き始めたことに気づいてからすでに一月ほど経っているだろうか。

その間、平日は横目に眺めながら足早に通り過ぎ

休日であっても天気が悪かったり、

思い悩むことを引きずってもいたのか

今朝になってようやくじっくりと気に留めた次第だ。

そして毎年のことながらこう思う。

「早春に咲くのにどうしてクリスマスローズなのだろうか」と。

そんなどうでもいいことにこころをとめる休日の朝。


休日の朝は、それらしい気分にあわせて選曲したプレイリストを聴きながら過ごす。

入っている曲は同じでもシャッフルして聴いていると新鮮な聞き心地が持続するものだ。

さらには、これまで安易に聞き流していた曲に新しい魅力を見つけたりもする。

そしてこの頃、そのプレイリストの中で「ちょっといいな」と思っている曲。

 
James Taylor  Mud Slide Slim And the Blue Horison

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三国港 光の春2 By空俱楽部

2024-02-29 | 風の風景 光の風景

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


引きつづき「光の春」で空倶楽部に参加。

     
                    三国港(福井県坂井市) Sony α7R3   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

おだやかな波が沖から光を運んできて

その光を砂の上に置いていく。

ところが光は波が引くとたちまち砂の中にしみこんで消えてしまう。

ただそれだけのことが何度も繰り返される。

 


    Sony α7R3   FE24-70㎜/f2.8 GM2

 

その光景を飽きもせずにうずくまってながめていたのだが、

背中を丸めて波打ち際にカメラを向ける姿は

渚にいた人たちからするとかなり風変りに見えたに違いない。

今になって思えば、その所行、すこし気恥ずかしくもある。


さて、記事を書きながら、ふと思い出した曲が

『So Much In Love(邦題:渚の誓い)』だった。

アカペラの名作として様々なアーティストが取り上げていて

私がこの曲を知ったのはアート・ガーファンクルによるカヴァーだった。

日本のアーティストでいえば、「なるほど」とうなづける山下達郎。

また、桑田佳祐のによる楽曲もyoutubeで見ることができる。

どれにしようかいろいろと聴いて落ち着いた先が

 
The Tymes, "So Much In Love" 1963

本家本元、The Tymes のオリジナルだった。

60年前の録音ということもあるのかもしれないが

子供の頃に刷り込まれたなつかしい海の風景を思い起こさせてくれた。

 

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三国港 光の春 By空倶楽部

2024-02-19 | 風の風景 光の風景

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで


この日の気温は4月並みの21℃。

とは言え、海から吹き付ける風は冷たく

ましてや、陽が陰りはじめたころともなると

カメラを持つ手もかじかんでくる。

それでも、冬の北陸では晴れているだけでもご褒美。

ときどき、凍えた手をこすりながらも、1時間ほどは渚にとどまっただろうか。

ようやく三国港の「光の春」に出会うことができた。


    三国港(福井県坂井市) 2024.02.18 16:35   SONY α7RⅢ FE2.8/24-70 GMⅡ

 

さて、「光の春」とはロシアで2月のことをいう。

極寒の地において陽の光が戻ってくる2月を

春への希望を込めてそう呼ぶのだそうだ。

当ブログでも過去に何度かそのことを書いていて

2月になると「光の春」を探しに出かける。

そして今回の撮影でそれを強く感じたのがこの光景だったという次第だ。

 

 

 

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