とりあえず…
今週末、19日(土)と20日(日)新大宮にあるミナーラと言う商業施設にてかき氷のイベントありますねん。

ベトナム雑貨とはなんの関係もないつー話しなんですけどね。

わたくしもう6年くらい?になるのかな?奈良のかき氷のお祭り、ひむろしらゆき祭の実行委員をひょんなことからやっておりまして、こんな話も入ってくるわけでして…

はいってきたらはいってきたでほっとくわけにもいかないわけで(笑


少し寒さも感じる季節ではありますが、建物内なのでその辺は大丈夫かと思いますし、何より出店店舗さんが普段は行列できてなかなか食べれない店という事で、この機会にぷらっといかがでしょう。

てか、最近のかき氷ってめっちゃ凝ってますねんな。
驚きです。

で、なんで奈良なん?奈良ってかき氷有名なん?と思われる方も多いかとおもいますが、実は奈良には氷室神社と言う氷にまつわる神様を祀っている神社が二ヶ所もあるのですよ。

まつわる…って周りくどいなぁと思われるかもしれませんが、直接的な氷の神様っていてませんからね、まつわる…って言ってるんですけど、どうまつわってるのかとものすごく簡単に説明すると(笑

その昔、偉い人が猟に出かけたんです。そしたらなんか見慣れへん物があるやないかと、で、その見慣れへん物を管理してた者を呼んで「これなんなん?」って聞いたら「氷を貯蔵しておくとこやで」ってなって、「??」ってなったんでしょうね、「冬にとれた氷をここに保管しておいて夏に使いますねん、涼しさもまぎれるし」って聞いて「それめっちゃええやん!すごいやん!」ってなって帰って天皇に伝えたら「まじか!そんなんあるんやったら持ってきてもらおう!夏に!法律できめてまお!」ってなったんですわ。

で、その氷の保管所(氷室)の管理してた人と、尋ねた偉い人、法律で決めた天皇が御祭神としてまつられているんです。というわけでまつわる神様。

あ、全部奈良時代の話ね。

後にそんな遠いところからとってくるねやったらこっちでも作ったらええやん!ってなって奈良市内奈良公園内の池で氷を作ってたらしい。

というわけで、奈良市内と最初に氷室が見つかったと言われる天理市の二ヶ所に氷室神社があるんです。

で、その時やと思う(もうちょい後かもしれんけど)右大臣してた長屋王って人がいて、氷室を持ってはってん。で、冬にとれた氷を底に貯蔵しておいて夏に皆に振る舞ったらしいねん。でもまだかき氷は存在してなかったから、氷を浸して食べたらしいねん。
その時には奈良に酒あったし、作ってたからひょっとしたら日本酒オンザロックしてたかもしれへんなぁと。

なんでそんなんわかったかと言うと、平城宮跡周辺を発掘調査してたら木簡がいっぱい出てきて、当時の木簡は公文書みたいなもので、パスポート的なのとか請求書やら荷札やら全部木に書いてたらしいねん。で、当時の生活めっちゃ分かるやん!って調べてたら氷振る舞って食べたっぽい事が書いてあってん!

で、その大量の木簡よう調べたらこの場所が長屋王の邸宅跡や!って分かってんて。

その長屋王の屋敷跡が今ミナーラのある場所って事やねん。そやからそんな歴史も感じながらこの場所でかき氷のイベントするには意味あるねんけど、ミナーラの人知ってはるんやろか?(笑)

ただいまかき氷流行ってるから便乗イベントやっとこか!って言うのとちょっとちゃうくて、1300年くらい前にこの場所で(振る舞おう言うたんはこの場所やけど、実際振る舞ったのはどこか分からんねんけどここはざっくり…)振る舞ったであろう氷を時を経て現在の形で再び提供するってなんかすごない?

そんな事感じながら参加していただければ、わざわざ奈良でかき氷を食べる意味がわかっていただけるかもーっておもいます!

ではまた!