看護従事者養成研修に参加して①

看護従事者養成研修に参加して①

8月4日に看護協会が主催する「重症心身障害児(者)対応看護従事者養成研修」が静岡で行われ、放課後等デイサービスのスタッフと共に参加してきました。

この研修は毎年とても人気があるそうで、静岡県内のあらゆる場所で働いている看護師が集まって研修を受けています。
今回も応募が多かったそうで、障害児(者)看護への関心の高さが伺えました。

特に、まだ重症心身障害児(者)の看護に携わって間もない方が多かったです。(私のグループにいた方は特にそうでした。)

私もまだ経験は2年と少しなので、皆、研修で知りたい、学びたいという思いは同じなのだなぁと感じました。

午前は、講義を聴き、午後からは主にグループワークを行いました。

初めに、つばさ静岡の施設長で、医師の山倉先生の講義を聴きました。
医療についての基本的なことから、支援において大切なことまで、2時間にわたり、心に響くお話でした。

支援では4つのLifeの視点からお話がありました。

1.生命の支援
2.生活の支援
3.人生の支援
4.家族の支援

その中で私が注目して紹介したいと思うのが、生活の支援と家族の支援です。

生活の支援の目的とは、その人がケアにより
「気持ちよくなる」ということ。
先生が、そのことを職員さんとのやりとりの中で教わったのだといいます。

生活介護 「それあ〜ど」でも日々、入浴、オムツ交換、医療的ケアなどが行われています。

ただ行為としてケアを行うのではなく、

入浴してさっぱりしたね。
オムツ交換して気持ちよくなったね。
痰を吸引して呼吸が楽になったね。

その人の気持ちに目を向けて支援をするということです。

私も日々のケアの中で、また改めて大切にしていきたいことだと思いました。


家族の支援では介護の大変さを家族の睡眠時間の統計を出して表していました。

吸引や注入などにより睡眠時間が平均2〜3時間、又は2時間おきを3回繰り返すなど、大変な睡眠不足であることがわかります。

ある母親の手記より

「朝も昼もそして夜も、なくなってしまった!こんなに大変な思いをして、なんで、私たちだけで全部をやらなくてはならないんだろう?私は、心も、体も、一週間ですでに、ぼろぼろでした。」

「はじめまして重症児」ぶどう社 より抜粋

このお母さんの、
「なんで私たちだけで全部をやらなくてはならないんだろう?」という言葉がとても胸に残ります。

こういった介護の負担の重みを、まだ社会全体で理解されていないことは、とても問題であると感じます。

長くなりましたので、続きはまた次回にしたいと思います。

生活介護 それあ〜ど 看護師 角井



看護従事者養成研修に参加して①

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