ミヌーが虹の橋を渡って行ってから、日常生活がだいぶペースダウンしました。その中でも1番大きな変化は、外出時に帰宅時間を気にする必要がなくなったことです。ミヌーがいた時は、投薬のタイミングなどを考慮して、一泊外泊するのも迷うことが多かったのですが、今は何泊でもできるようになりました。ただそれが良いかと言うわけでもなく、急いで家に帰る必要がなくなった寂しさを感じます。帰宅するたびに、玄関で出迎えてくれたミヌーが今でも恋しいです。

今年の夏は、釣りが趣味の夫と一緒に、たくさん釣りに出かけました。釣りといっても、釣るのはもっぱら夫の方で、私はボートの上でぼーっとしたり、おやつを食べたり、写真を撮ったり、昼寝したり、と言う時間の方が多く、竿を出している時間は夫の半分くらい。
自然の中、特に水の上にいると、マイナスイオンの影響か、セラピーを受けているような気分になります。オンタリオ州にはたくさんの湖があり、ほとんど人も見ないので、美しい風景を一日中独り占めできます。

今年の夏は、こうして自然の中で、たくさん時間を過ごせたことが、私の精神を安定させ、ミヌーとの別れを、ゆっくり消化していく手助けをしてくれたような気がします。