一体型PC「DELL Inspiron 27 7775」への環境移行 [パソコン]
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デル Inspiron 27 7000 (7775) レビュー/Ryzen搭載一体型PC - the比較
老朽化したメインのデスクノートパソコン・NEC「LaVie L PC-LL750MSW-BG」の後継として、DELLのディスプレイ一体型パソコン「Inspiron 27 7775」を購入し、内蔵の1TB HDDを、4TBに交換したところまで書いた。
その後、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」から環境移行を行った。
環境移行に関しては、無料ソフトではあまりいいものがなく、逆に、数年に1度しか使わないソフトに、何千円も出すのもバカバカしいということもあり、ほとんどを手動で行った。
・データのコピー
HDDのデータは基本、2つのパソコンをLANケーブルで直結して、それぞれのIPアドレスも固定で設定し、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」側のエクスプローラーで、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」のIPアドレスを指定してログインし、必要なデータのフォルダごとコピーを行った。
「FastCopy Lite」ファイルやフォルダの高速なコピー・移動・削除ができる定番ソフト「FastCopy」の派生版 - 窓の杜
ファイルのコピーには、こちらの「FastCopy Lite」を利用した。きめ細かな条件での差分コピーができて、しかも、コピーが早く便利なので、いつも使っているソフトだ。
これは、最初に丸一日かけて一度コピーしてあったのだが、HDD交換などに手間取っているうちに、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」側のファイルに変更が生じてしまったので、再度差分コピーを実施しした。
そのため、今回は、「FastCopy Lite」を使ったので、差分チェックも含め1時間ほどで済んだ。
・メール環境の移行
「LaVie L PC-LL750MSW-BG」では、「Windows Live Mail」を使い続けていたのだが、このソフトのサポートはとっくの昔の2012年に終了していることもあり、これを機に新しいメールソフトに切り替えた。
Thunderbird ? メールを簡単に。 ? Thunderbird
何にするか迷ったが、「MS Office」がパソコンにプリインストールされていないため、「Outlook」がすぐには使えないこともあり、「Thunderbird」を使うことにした。
メールアカウントは、一か所にメモしてあったので、それに従いすべてのメールアカウントを設定。
一つだけうまくいかなかったのはHotmailのアカウントで、これだけは、パラメータを設定しただけではログインに失敗するが、そのアカウントに移行し、メールの受信を指示すると、Webブラウザが立ち上がり、そこでSMS認証が必要だった。
それが成功すると、メールが読み書きできるようになった。
NURO光の4つのSo-net Mailは、アカウントに紐づいたメールクライアント専用のパスワード（ユーザサポートページで見られる）を、メールソフトのパスワードに入力する必要があり、So-netアカウントにログインするパスワードではないことに注意だ。
Gmail、Yahoo Mailは、パラメータを設定するだけでOKだった。
Windows LiveメールからThunderbirdに移行 Win10にアップデート前に | HCZ BLOG
その上で、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」側の「Windows Live Mail」でメッセージデータをすべてエクスポートし、そのデータを、「Inspiron 27 7775」側にインストールした「Thunderbird」の「ImportExportTools」というアドオンでインポートする。
これが相当昔からのメールデータが蓄積されていたため、異常に時間が掛かった。
具体的には、エクスポートだけで5日かかり、エクスポートして生成されたファイルも、添付ファイルもあるせいか40GBに達した。
実は、これを「LaVie L PC-LL750MSW-BG」のHDDにエクスポートようとしたら、丸1日経って途中で容量が足らなくなり、USB外付けHDDに、最初からエクスポートし直すというトラブルもあった。
「Thunderbird」側のインポートも、毎日新しいパソコンを使いながら、バックグラウンドで行っているが、変換しながら読み込むせいか、時間が掛かる。
実は、いまだ移行は終わっておらず、おそらくエクスポートと同じぐらい時間はかかりそうだ。
ただ、パソコン自体が速くて、表の作業が阻害されることはないので、あまり気になることはない。
予想外にも、環境移行作業で、これが一番時間が掛かっている手続きとなっている。
・システムフォルダの移動
「Inspiron 27 7775」では、Windows 10の「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ビデオ」、「ミュージック」などのシステムフォルダが、SSDのCドライブに割り当てられているが、SSDは256GBしかないので、このままだとすぐにCドライブが満杯になってしまう。
【Windows10】データの保存場所を物理的に別のHDDに移動する方法
そこで、こちらの手順に従い、これらのシステムフォルダを、HDDのDドライブのシステムフォルダ（「LaVie L PC-LL750MSW-BG」からファイルコピー）に割当て変更した。
この割り当て変更を行うと、Cドライブのシステムフォルダ内にあるデータを、Dドライブのフォルダに統合してくれるが、その処理も含め、10分ほどで完了した。
・クラウド同期フォルダの設定
現状使用しているクラウドストレージは、Google Drive(有料：2TB)と、Microsoft One Drive(無料：5GB)なので、それぞれの設定プログラムで、同時フォルダをDドライブ上に割当てて同期を取った。
これは、10分程度で完了した。
・各種アカウントのログイン
各種ソフトで使うMicrosoftアカウント、Googleアカウント、Firefox Syncアカウント、LastPassアカウント、楽天アカウント、Yahoo!アカウント、Amazonアカウント、Apple ID、Spotifyアカウント、Radikoアカウントなどは、ソフトを使う段になって随時ログインせし、必要なアカウントはブラウザに記憶させた。
以上で、ほとんどの移行作業は完了でき、残るは、メールのインポート完了を待つのみとなっている。
今は、クラウドで同期しているファイルが多いし、Webブラウザに紐付いたアカウントがあればブラウザ環境は何も考えずに移行できるなど、Windowsパソコンの移行作業も、昔よりずいぶん楽になった気がするな。
関連記事：
一体型PC「DELL Inspiron 27 7775」が届いた：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログ
「DELL Inspiron 27 7775」のハードウェアをチェック：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログ
「DELL Inspiron 27 7775」のHDD増量でトラブル(5)：トドのつまりは・・・ V2：So-netブログ
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その後、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」から環境移行を行った。
環境移行に関しては、無料ソフトではあまりいいものがなく、逆に、数年に1度しか使わないソフトに、何千円も出すのもバカバカしいということもあり、ほとんどを手動で行った。
・データのコピー
HDDのデータは基本、2つのパソコンをLANケーブルで直結して、それぞれのIPアドレスも固定で設定し、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」側のエクスプローラーで、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」のIPアドレスを指定してログインし、必要なデータのフォルダごとコピーを行った。
「FastCopy Lite」ファイルやフォルダの高速なコピー・移動・削除ができる定番ソフト「FastCopy」の派生版 - 窓の杜
ファイルのコピーには、こちらの「FastCopy Lite」を利用した。きめ細かな条件での差分コピーができて、しかも、コピーが早く便利なので、いつも使っているソフトだ。
これは、最初に丸一日かけて一度コピーしてあったのだが、HDD交換などに手間取っているうちに、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」側のファイルに変更が生じてしまったので、再度差分コピーを実施しした。
そのため、今回は、「FastCopy Lite」を使ったので、差分チェックも含め1時間ほどで済んだ。
・メール環境の移行
「LaVie L PC-LL750MSW-BG」では、「Windows Live Mail」を使い続けていたのだが、このソフトのサポートはとっくの昔の2012年に終了していることもあり、これを機に新しいメールソフトに切り替えた。
Thunderbird ? メールを簡単に。 ? Thunderbird
何にするか迷ったが、「MS Office」がパソコンにプリインストールされていないため、「Outlook」がすぐには使えないこともあり、「Thunderbird」を使うことにした。
メールアカウントは、一か所にメモしてあったので、それに従いすべてのメールアカウントを設定。
一つだけうまくいかなかったのはHotmailのアカウントで、これだけは、パラメータを設定しただけではログインに失敗するが、そのアカウントに移行し、メールの受信を指示すると、Webブラウザが立ち上がり、そこでSMS認証が必要だった。
それが成功すると、メールが読み書きできるようになった。
NURO光の4つのSo-net Mailは、アカウントに紐づいたメールクライアント専用のパスワード（ユーザサポートページで見られる）を、メールソフトのパスワードに入力する必要があり、So-netアカウントにログインするパスワードではないことに注意だ。
Gmail、Yahoo Mailは、パラメータを設定するだけでOKだった。
Windows LiveメールからThunderbirdに移行 Win10にアップデート前に | HCZ BLOG
その上で、「LaVie L PC-LL750MSW-BG」側の「Windows Live Mail」でメッセージデータをすべてエクスポートし、そのデータを、「Inspiron 27 7775」側にインストールした「Thunderbird」の「ImportExportTools」というアドオンでインポートする。
これが相当昔からのメールデータが蓄積されていたため、異常に時間が掛かった。
具体的には、エクスポートだけで5日かかり、エクスポートして生成されたファイルも、添付ファイルもあるせいか40GBに達した。
実は、これを「LaVie L PC-LL750MSW-BG」のHDDにエクスポートようとしたら、丸1日経って途中で容量が足らなくなり、USB外付けHDDに、最初からエクスポートし直すというトラブルもあった。
「Thunderbird」側のインポートも、毎日新しいパソコンを使いながら、バックグラウンドで行っているが、変換しながら読み込むせいか、時間が掛かる。
実は、いまだ移行は終わっておらず、おそらくエクスポートと同じぐらい時間はかかりそうだ。
ただ、パソコン自体が速くて、表の作業が阻害されることはないので、あまり気になることはない。
予想外にも、環境移行作業で、これが一番時間が掛かっている手続きとなっている。
・システムフォルダの移動
「Inspiron 27 7775」では、Windows 10の「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ビデオ」、「ミュージック」などのシステムフォルダが、SSDのCドライブに割り当てられているが、SSDは256GBしかないので、このままだとすぐにCドライブが満杯になってしまう。
【Windows10】データの保存場所を物理的に別のHDDに移動する方法
そこで、こちらの手順に従い、これらのシステムフォルダを、HDDのDドライブのシステムフォルダ（「LaVie L PC-LL750MSW-BG」からファイルコピー）に割当て変更した。
この割り当て変更を行うと、Cドライブのシステムフォルダ内にあるデータを、Dドライブのフォルダに統合してくれるが、その処理も含め、10分ほどで完了した。
・クラウド同期フォルダの設定
現状使用しているクラウドストレージは、Google Drive(有料：2TB)と、Microsoft One Drive(無料：5GB)なので、それぞれの設定プログラムで、同時フォルダをDドライブ上に割当てて同期を取った。
これは、10分程度で完了した。
・各種アカウントのログイン
各種ソフトで使うMicrosoftアカウント、Googleアカウント、Firefox Syncアカウント、LastPassアカウント、楽天アカウント、Yahoo!アカウント、Amazonアカウント、Apple ID、Spotifyアカウント、Radikoアカウントなどは、ソフトを使う段になって随時ログインせし、必要なアカウントはブラウザに記憶させた。
以上で、ほとんどの移行作業は完了でき、残るは、メールのインポート完了を待つのみとなっている。
今は、クラウドで同期しているファイルが多いし、Webブラウザに紐付いたアカウントがあればブラウザ環境は何も考えずに移行できるなど、Windowsパソコンの移行作業も、昔よりずいぶん楽になった気がするな。
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