施設でベッドから転倒したばーば。
次の日に整形外科を受診してMRIを撮った結果、圧迫骨折等の骨に異常は無く、内出血があるだけでした。
朝から私が施設に行き、施設の車で病院まで送ってもらい、受診は家族である私のみの付き添い。
もちろん、病院に入る前に発熱チェック。
マスク着用は必須。
久しぶりに会ったばーばの姿は、面会禁止になった一か月前と随分違っていました。
まず、すっかり車椅子になっていました。
そして目やにが酷く、目がちゃんと開けていられない状態。
施設の人によると、ベッドから転倒したショックもあり、その日はあまり食事も取れず、ずっと寝ていたそう。
この状態では、あれほど熱心にやっていた塗り絵も全くできないでしょう。
ほとんど、リハビリやレクが無く、衣食住の面倒を見てもらう特養。
コロナ流行の影響で、家族の面会も禁止になった施設。
QOLが落ちるスピードが速くなるのは仕方ないと思います。
充分、それがわかっていて決断した、特養入所。
しかし、目の当たりにすると、さすがに心が折れました。
施設で、今までと変わらず元気に過ごして欲しい。
その願いは、早くも打ち砕かれました。
でもね、仕方のないことだと思います。
未知のコロナウィルスに対して、早めに完全面会禁止にした判断は、素晴らしいと思います。
入所者を守る、命を守る。
それが最優先されるべきことだと思います。
今まで、週に4日デイサービスに行き、家では娘の顔色を伺い、無理して緊張感のある生活を送っていたばーば。
起き上がりたくなくても、歩きたくなくても、頑張らされてたばーば。
現在は特養で、何もかもやってもらえ、頑張らなくてもいい生活を送っているばーば。
衰えていくスピードが速まるのは、わかっていたこと。
そして何より、衰えていくばーばを在宅で見ていくことが辛く、その衰えを支える自信がないからこそ決めた特養入所。
まだしばらく会えない日々が続くけど、とにかく生きていて欲しい。
そう思っています。