唯一無二のひと〜三浦春馬さん追悼〜 |          神戸・独女ライター発「恋愛マッスル!」

唯一無二のひと〜三浦春馬さん追悼〜

 

とりたててファンというわけではなかった私が

こんな記事を書くのはおこがましいのだけど、、、

書かずにいられない衝動にかられて書かせていただきます。

 

 

いま日本中が深い悲しみの渦の中にいる。

彼を失った事実をどうやって受け入れたらいいのか。

 

 

三浦春馬さん。

 

 

一体なんという人なのだろう。

まさに日本の永遠の至宝。

 

 

 

 

実は彼のことを「若手イケメン俳優」というイメージしかなかった私、

今回の事件でいろいろなことを知っていって

今さらながら一気にファンになってしまった。

ここ数日、ずっと彼の出ている映画や映像に魅せられっぱなし。

 

きっとそんな人が日本中にたくさんいると思う。

 

 

 

透明感があって美しいルックス

人懐こくて惹きつけられる笑顔

誠実で飾らないまっすぐな人柄

溢れんばかりの才能と努力を惜しまないストイックな姿勢

役にあわせて変幻自在に変わる、どんな役もこなしてしまう多彩さ

のびやかで艶やかな歌声とキレキレのダンス

すべてが想像をはるかに超越しているパフォーマンス

 

 

 

数え上げたらキリがないけど、

彼のいちばんの魅力は

スゴいことをサラッとやってのけるところだと思う。

 

いや、きっと裏ではすごいエネルギーを使ってるんだろうけど

裏の苦労や努力を表に出さない。

 

だからこそ今回のことも誰も予測できなかったんだろうな。

 

 

彼は恵まれたルックスやキャラで人気を得ようとするタイプではなく

演技や歌やパフォーマンスにすべてをつぎ込む

本物志向・実力志向の人だったんだと思う。

 

 

それにしてもすごい仕事量・・・Wikipediaを見ただけで目が回る。

間違いなく彼はトップクラスに忙しかったはず。もはや過労死レベル。

 

 

そしてさらにすごいことには

ドラマや映画、舞台など映像で見る彼は、

すべて20代だったということ。

(老けてるんじゃなくて大人っぽくて30代とも思えるから)

 

20代にしてあの完璧で圧倒的なパフォーマンスができるって・・・

どれだけの苦悩と努力を重ねてきたんだろうか。

 

 

 

 

子役からスタートし、20代にしてかなりのキャリアを持つ彼は

どこか落ち着いていてどんな役でも手堅い安定感を感じさせていたという。

「老成の人」ーーそんな風に書いていた記事もあり納得。

人が一生かけて到達できるかどうか、の成熟点に

すでに10〜20代で到達していたんだろう。

 

 

そのうえで決して怠けず、

なにより奢ったところがないのがすごい。

さらに上を目指し

いろんな役や新たなジャンルに挑戦するアグレッシブさ。

 

 

まさしくプロフェッショナルであり

素晴らしく尊敬できるアーティストだったんだなと。

 

 

 

もっともっと彼の作品を見たかったし

なにより、夢だったミュージカルスターとして世界で活躍してほしかった。

 

 

家庭の複雑な事情とかプライベートなこととか

いろんな情報が解禁になるたび

彼の苦悩や知らない姿にほんのちょっと触れたような気がして

なんとも愛しいような切ないような気分になる。

 

 

※「恋空」三浦春馬の存在感が光る。泣きました。

 

 

 

彼の残した作品やメッセージは

日本人の心のなかで

いつまでも生き続けるだろうから

彼は死んでもなお、いや死んでからさらに真価を発揮するような気がするのだ。

 

 

30年、本当におつかれさまでした。

 

 

 

今はただ穏やかな愛に包まれたまま眠っていてほしい。