一見、深刻そうに見える出来事が起きたとき、、自我はその防衛性故に、どうしてもそうした出来事から 「距離」 を置いてしまうものです、、

 

 

実は、この反射的な回避反応が、「出来事」 と 「それを前にする自分」 といった具合に、目にも止まらぬ速さで二元的なエネルギーの構造 （分離） を生み出すというわけです、、

 

 

これにより、「分離」 特有のエネルギーの固定化が程度の差こそあれ起きることになり、あるがままに流れるはずの本来の自然さが滞ることになったりもするものです、、

 

 

 

というわけで、久々に 「禅」 の話になりますが、、

 

 

「禅」 の修行の中では、徹底して 「対象」 と一つになるということが求められます、、

 

たとえば、「掃除をする場所」 とその場を 「掃除する自分」 を二つに分けず、ただ 「掃除をすること」 の中に溶け去るといったような具合です、、

 

 

どの瞬間もどの瞬間も、「禅」 は、、図らずもその文字が表しているように、、

 

ネ単・・・単 （ひとつ） を「示」 す、、「二つにならない」 を徹底してみせるのです、、

 

 

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というわけで、自分がもし、思考が語る、あるいは、見せる物語を信じるあまり、「出来事」 を深刻にとらえながら、身動きができなくなっているように感じられる場合には、、それが自我 （防衛性） の活動がその精巧さ故に、肥大化が起きている様相であるということを認めつつ、、

 

 

今その瞬間に 「手を伸ばせる」 場所に何が在るかを見て、まずは 「その場」 を一つ一つ生きるということから始めてみます、、

 

 

そうすることで、「頭の中で起きていた物語」 に魅了されていた無意識状態は徐々に静まりを見せつつ、意識的な気づきの領域の目覚めと共に、私たちは本来的で自然な 「今ここの流れ」 の中に調和的に同期されていくものです、、

 

 

 

 

 

 

 

※今日も読んで下さり、ありがとうございます！