機械式時計のムーブメントは美しい・・・と思う今日この頃

機械式時計のムーブメントは美しい・・・と思う今日この頃

アンティーク機械式時計の分解と組立て

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その3です。。。
今回でクリスタルセブンの修理は終了です。。。
 
っと言う訳で前回の解答ですが、香箱真も錆びついていました。が正解でした。。。
「んなもん、あんな小さい写真で判るわけないだろぅがぁ!!」っいう皆さんのお怒りが聞こえてきそうですが…。 (( ゜C_゜;))ェ…
 
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なので、香箱真も交換です。。。
段々、ほとんどの部品が交換されるという、恐ろしい結果に近づいている様な…。 (;´Д`)
 
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ここまで色々なパーツを交換するのだったら、最初から機械全部を入れ替えちゃえばよかったのに…。
っと言うご意見が有りそうですが、どうしても33石仕様に拘ってしまったのです。。。
 
ドナーのクリスタルセブンは27石仕様でして、一番受けにパラフィックスや伏せ石が付いておりません。。。
 
地板や受けだけ33石の物をと言う事も考えましたが、なんとなくそれは違う様な気がしまして…。 (;´Д`)
 
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えーとっ、多分こんなにパーツ交換していると、ちょっと違う事をやりたくなったんだと思います。。。
いきなり外装修理に取り組んでいます。。。 ( ´艸`)
 
外装鍍金の剥がれ具合です。。。
ラグやケースのエッジ部分の金張りが、剥がれて段差が出ています。。。
 
この部分を中心にリューターで研磨して、段差を無くしてから再メッキします。。。
 
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元のメッキが18K鍍金なのに対して、めっき工房の金メッキが24Kなので、若干色むらが出てしまいます。。。
 
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組み付けに戻ってきました。。。 笑)
交換した自動巻きの巻き上げ輪列を組み付けます。
 
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アンクル・テンプを組み付けて動作確認もしました。。。
 
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日の裏側に回って曜車・文字盤・針を付けて、研磨しておいたケースに入れます。。。
 
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巻き真の長さを合わせて組み付けて完成です。。。
 
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ベルトは赤茶色の革ベルトにしました。。。
なんとか、何とか出来上がりました。。。 ( -.-) =зフウー
 
一時はどうなるのかと思いましたが、ドナームーブメントのお陰で事なきを得ました。。。 ┐(´д`)┌ヤレヤレ
 
自動巻きとはいえ33石のムーブメントは多石仕様と言えるのではないでしょうか…。
多分販売されていた当初は高級品だったと思うのですが、ここまで錆が酷いとほぼ廃棄処分だったと思われます。。。
 
しかし私の所へ来るクリスタルセブンは、どうしてこうも錆物ばっかりなのか…。
もし次に手掛けるクリスタルセブンがやっぱり錆物だったら、呪われていると断言して良いでしょう。。。 ( ´艸`)
 
 
 
 
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