カテゴリ:時間考察
時間の陥穽4
我々人間は雌雄其々の生命因子を通しての遺伝子作用で生じる受胎を経ます。其の後母胎からは切り離され、母体ろの肉体的な離別が訪れ、後(のち)は通常一般には母体に抱(いだ)かれます。此の時点までの経緯に「霊」や「魂」は発祥若しくは関与しているのでしょうかについては些かの疑問が残ります。古来からの思考は 「霊性」受胎のときに受肉するも出来事の変化はともかく時制の影響は受けず、「人魂」は受胎其の後の細胞の数・種類の複雑化の過程の或る段階に発生、恐らくは脳細胞の形成段階に発生し時制の経過とともに活動すると類推されます。魂(Soul)とは自分を自己と在らしめる「自分そのもの」である霊エネルギーが通過するための器であり、器の形状に目的が有るように、霊を目的に応じて 魂は進化、成長する欲求に従って霊にフィルターとして働き概念や情動を伝え霊性を高めます。魂は霊に森羅万象を紡ぐ 時間と空間を付与します。其れ故、我々人間が人生や歴史の出来事は魂の内側の出来事なのです。我々自身が人生の展望を思考するときには記憶を持つ過去と現在と未来によって「時間」という魂の観念が働きます。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年11月10日 06時03分41秒
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