カテゴリ:時間考察
時間の陥穽29
光子速度に限りなく近付いた速度を保つ宇宙船乃至物体は、静止している観測者から見た場合の質量は増加しますので「5:質量の増大」が顕れます。光子速度に近付いた速度を保つ宇宙船乃至物を加速し続けるには増々おおくのエネルギーを付与することが必要になり、光速に達するためにはエネルギーを獲得するための無尽蔵のエネルギーが必要です。とは云え、其の速さは限りなく光速には近付きますが、決して光速其のものには至りません。此のように見かけ上の質量の増加と加速効果の減少が共々に組になって現れるのは、 エネルギーが、ある形態から他の形態へ変換する前後で、エネルギーの総量は常に一定不変であるといエネルギー保存の法則が働くためです。即ち、外界との相互作用のない系がもつ力学的エネルギー・化学エネルギー・電磁エネルギー・核エネルギー・質量エネルギー等々、すべてのエネルギーの総和は不変であることをいう最も基本的な法則であるエネルギー原理が働くためです。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年12月09日 06時01分29秒
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