時間の陥穽77
宇宙の構造形成を満たすのが重力に源を持つことは、我我の既知である物質構成としての元素や原子更には素粒子であることは、ガリレオ・ガリレイがネーデルラント連邦共和国(オランダ)で1608年に望遠鏡の発明特許について知ると、1609年5月は10倍の望遠鏡を作成し、後にさらに20倍のものに作り変えた人間が目視することを前提としたものから、今や、宇宙観測学のIT技術革命によりニュートリノ、宇宙の中で光の次に多い素粒子で、宇宙の誕生や物質の起源の謎を解き明かすことができるのではと考えられ、宇宙を知る上でとても重要な存在であるにもかかわらず、未だ謎の多い粒子です。其の発生源が活動銀河核の一種「ブレーザー (blazar)」であることが可視光線やガンマ線の観測によって明らかにされ、それを南極のアムンゼン・スコット基地の地下に設置されたニュートリノ観測所捉える施設であるアイスキューブ・ニュートリノ観測所(The IceCube Neutrino Observatory)は素粒子・原子核・宇宙にまたがった分野横断的な理論研究を展開して、「時空とは何か」という根源的な謎に迫っています。ブレーザーは相対論的ジェットが地球の方向に向かって放出されている活動銀河核であると考えられ、天体からプラズマ状のガスが一方向又は双方向に噴出する現象で、。ジェットが極めて明るいことや光度変動が激しいこと、偏光度が大きいこと、見かけの速度が光速度を超えることなどの特徴は、ジェットの方向が特殊であることによって説明できるとしますが、とりわけ光速度を超える特徴は、我我の時間観念を大きく変貌させる可能性があり見逃すわけにはまいりません。
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