30408337 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020年09月16日
XML
カテゴリ:時間考察
時間の陥穽268
 フランソワ・アラゴの空気中の光速と水中の光速を比較することで、光の波動説と粒子説が対立は解消されたのでしょうか。 この問題は20世紀の前半まで、多方面に亘って学者たちを大いに頭を悩ませます。何故なら、光が粒子であるとした場合、光の干渉や分光などの現象が光が波であるとしなければ説明できない。片や、光が波であるとした場合には、光電効果などの現象の存在はが粒子であるとしなければ説明でき得ないからです。此の「光の粒子説と波動説」は漸くにして量子力学の発展を待ち解決されます。そこで顕れたのがデンマークの理論物理学者ニールス・ヘンリク・ダヴィド・ボーア(Danmark: Niels Henrik David Bohr/1885年-1962年)です。量子論の育ての親として、前期量子論の展開を指導し、量子力学の確立に大いに貢献した王立協会外国人会員でもあるボーアは、量子論の解き明かした粒子と波動の二重性、位置と速度の間の不確定性などの世界像を「相補性」という概念を持ち出します。相補性とは一方を確定すると他方が不確定になるような二つの量は、互いに合い補いあうことにより対象の完全な記述が得られるとするものであり、此の概念は学会に受け入れられ、以降は「光は〈粒子性〉と〈波動性〉を併せ持つ」と表現されることになります。



哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020年09月16日 06時04分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[時間考察] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

サイド自由欄

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

楽天カード

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.