カテゴリ:時間考察
時間の陥穽386
超弦理論の次元論は、9次元論どころか、更には、弦と弦の間に働く力が強くなった特殊な場合には、次元が1つ増えて10次元に、そして々、変化を考えるうえで忘れてはならない時間を足して11次元の時空間を説きます。弦と弦の間に働く力が強くなった特殊な場合に空間が増えたり減ったりするわけです。ところが、日本の物理学者であり理学博士で専門は素粒子論ある大栗博司(1962年 - )は、その著書で「空間は幻想である」とさえ指摘しています。 此の論に従えば空間なくとも時間は存在位置を与えられるのでしょうか。超弦理論はまだまだ理論の段階で、実験で確かめられるのはずっと先の先だと予想されます。然し乍ら、100年前にアインシュタインが詩論的に生み出したというより発見した相対性理論が、今では全地球測位システム(GPS)の正確性を保つのに欠かせないように、超弦理論もいつかは実際の技術と結びつくかもしれない可能性を秘めています。時間線に関しては複数の宇宙の存在を仮定した多元宇宙論(multiverse)が、理論物理学による論説に様々に登場しマスコミを賑わしています。多元宇宙論とは、物理的に観測不可能な様々な事象を数学や物理学を元に演算を駆使して理論構築し、既知の観測や観察とともに予想し得るものとする仮説です。パラレルワールドの登場です。 哲学・思想ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年01月21日 06時10分04秒
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