何気ない一言かもしれないけど、その「一言」で目が覚める(覚醒する)ことがありますよね。

 

ポール(前出のポーランド人の彼)と友達になり、色々なことを話すうちにお互いを意識しだしたのがわかりました。が、しかし当時私は歴とした既婚者でした。

当初は自分の気持ちを否定していましたし、何より「離婚はダメ」と思い込んでいました。たとえアル中で経済DV、ときどきモラハラ夫でも。

でも、少しずつ「逃げるなら今かも」という可能性も見えてきたんですよね、そのころ。

で、思い切ってポールに洗いざらい話しました。自分の気持ち、当時の家庭の状況、精神的苦痛、経済的困窮、別居・離婚したいetc.

これでポールがドン引きして去って行っても仕方ないと思っていましたが、彼は同情してくれましたし、元夫に対して怒りを露わにしていました。(後でわかったことなんですが、ポール自身もDV被害者で他人事とは思えなかったようです)

 

当時の私は一人親のサポート等に関する知識がなく、ましてやNon EUの親もサポートが受けられるとは思っていませんでした。

そのため何かしら仕事を得ないと別居できないと思い込んでいました。

でもポールが「必ず行政が助けてくれるから、まずどこかの機関に相談すべきだ。大丈夫!絶対行政が助けてくれるから!」と何度も言ってくれたんですが、私は「でも、でも・・・。だって・・・。」でした。

というのも、随分前ですが、ソーシャルワーカーに相談したことがあるんです。でも何も変わらず・・・。GP(かかりつけ医)にどうやったらカウンセリングを受けられるか尋ねたんですが、結局何もしてくれませんでした。

だからどこかに相談しても無駄と思っていましたし、とにかく仕事ゲットしてから!と思い込んでいたんですね。

 

そしてポールは私に言いました「あのさ、子供はいつ幸せを感じると思う?あのね、お母さんが笑顔でいると子供は幸せなんだよ」と。

( ゚Д゚)!「目から鱗が落ちる」瞬間でした。

私は一体何にこだわっていたのか?優先すべきことは何か?に気づかされました。

当時の私はストレス満載の顔で息子に接していましたし、よく泣いていたから・・・。(-_-;)

 

その一言で迷いも吹っ飛んで、DV夫から逃げようと決心したのでした。

 

改めて、言葉にはパワー(言霊)があると思いました。

 

 

 

 


人気ブログランキング