横でMさんが泣いていました。
私をタッピングしながら、「ベイビー、今何が必要だい?何でも言って。」と言いました。
私はシータ波に入っていて、パッと浮かんだ事を言いました。
彼に、「私、献血を受けないといけない」と言いました。
彼はすぐに私を車に乗せ、近くのヘルスセンターに向かいました。
そこは、まだ朝早すぎて閉まっていました。
近くを通りかかったナースの様な人に事情を伝えると、
「ここでは献血できないから、救急病院へ行かないといけない」
と教えてくれました。
Mさんが、病院をうろ覚えながら、一生懸命探して運転してくれました。
なんとこの時、二人とも、携帯のGPSが効かなかったのです。
Mさんは必死だったけど、
私は助手席のシートを目一杯倒して横になっていて、窓の外の晴れた青空や緑を見上げながら、幸せな気分でした。
『私、ドライブに連れてって貰ってるみたい』って思って。
しばらく遠出してなかったから、ちょっと嬉しかったんです。
「これから、時々ドライブ連れてって」と言うと、
Mさんは、勿論だよって笑顔になりました。
そして、彼はケアウホウの救急病院を見つけ、私をおぶって病院に駆け込みました。
病院の人は親切で、私にすぐ車椅子を出してくれ、間も無く献血の為、病室に入れてくれました。
すぐに点滴を受け、先ずは子宮に溜まった血液をチューブで排出しました。
ドクターが、何が起こっているか視診しようにも、出血多量過ぎたのです。
点滴を受け初めてしばらくすると、気分はずっと良くなりました。
気持ち的には、『私もう元気だし家に帰れる』と思いました。
私は、点滴をされて横になったままなので、一体どの位血液を排出されたかは見えなかったのですが、かなり時間がかかったのでとても大量に子宮に血液が溜まっていた様です。
実際ドクターも、「かなり大量に溜まっていたよ」と言っていました。
そして、私の血液検査の結果を見たドクターとナースは、びっくりしていました。
「あなた、とても sick (病気) よ!」と。
これは私、予想していました。
MMSやシルバーを飲んでいると、病原菌を大量に破壊するので、死んだ病原菌も血中に大量放出するそうで、それを排除しようと白血球の数が増え、血液検査をすると大変な事になっているらしいです。
「君はかなり酷い感染 (infection) にかかって多量に出血していた様だ。元々の原因は、身体の免疫が下がっていて、菌が身体に入ってきた時に反撃出来なかったからだ。」
これを聞いて、あの大量出血は癌からでは無かったと正直ホッとしました。
ドクターが、更に言いました。
「君をこのまま返すのは、安全じゃない。ホノルルの君の担当医と話がついたら、君をヘリコプターでホノルルに送るから」
これは私、想像していなかった!
『えー、私、ホノルルのあの先生の所に戻されちゃうの?!』
この病院の人達が皆親切な上、手際が良くて、安心していた分ショックだった。
「ここでは治療出来ないんですか?!」
私が多分、露骨に嫌な顔をしてしまったのか、先生は申し訳無さそうに言った。
「この島には、君の症状の為の専門の科がなくて設備が十分じゃないんだ。」
そんなーーーーっ
私、デトックスサプリを飲みすぎただけで、全然元気ですよ!
輸血が終われば自分で帰れます。
と、本気でそう思っていた。