ライオン
「俺は自分で自分がこんなウザイ奴になるとは思わなかったんだけど」
「ウザくないけど…?どこが…?」
「うん…。雪兎さんにはきっとぴったりってことで。後ろもぴったり合わせたいな…いい?」
「こ、の…っ!」
手を伸ばして雪兎さんの後ろに指を這わせると雪兎さんが顔を真っ赤にしている。
自分から積極的なくせにこういうとこが物凄い可愛いっていうのが、全然本人は気付いてない。
「可愛いなぁ…」
「…スカしてるとか可愛げないとか…そんな事しか言われた事ないけど…?」
「雪兎さんの素を見てないからでしょ?そっか…俺だけか…雪兎さんのプライヴェートにまで入ってるの」
「ああ…うん…んんっ」
指を雪兎さんの中に入れるときゅっと中が締まって鼻にかかった色っぽい声が雪兎さんから漏れる。
「獅王だけ…」
またそういう可愛い事言うし。
桜色に色づいている唇も頬も肌も全部獅王のものだ。色っぽいホクロもキスマークの散らされた身体もぷくりと立ち上がった乳首も全部。
「もだめ…挿れていい?中がもう蕩けそうになってるんだけど?」
「だから…いいって…さっき言った」
「そうでしたね」
「んぁっ…」
昨日もしたからかゆっくりしようと思ったのに煽られて自分のもうはち切れそうになっている猛った屹立をあてがえば雪兎さんの中はひくひくして獅王を待ち構えていたかのように抵抗なく受け入れていく。
「んんんんっ…や…なんか…っ」
「うん…すっごい…中が蕩けてる。これじゃ俺保たなそうなんだけど…でもいっぱいするし…いいよね?雪兎さんも一回じゃ足りないでしょう?」
「う、るさい…」
そんな事言ってるけど雪兎さんの顔も気持ち良さそうに蕩けている。
「え~?じゃあ一回だけ?」
「そんな事言ってない…はぁんっ!」
腰を引くと雪兎さんがびくびくと身体を震わせる。本当に敏感で感じやすい身体だ。でもこれも自分にだけ。全部を曝け出して全部を受け入れてるから。だからこんなに感じやすいんだ…特に今日は雪兎さんも興奮気味らしい。
助けに行った事で雪兎さんの信頼と家族と迎えられた事がきっと雪兎さんの心を満たしてるんだと思う。
「俺の嫁?婿さん?らしいしね」
「ああっ!…んっ……いい、のか…?だって…しお…もてるのに…」
「全然そんなの関係ない。えっちもこんないいの初めてだし。…雪兎さんこそ、閉じ込めておきたいとか思ってるイタイ奴なのにいい?」
「いい!」
雪兎さんも積極的に腰を蠢かし官能に身を委ねてくる。これだからいつも獅王は食われたなんて思ってしまうんだ。
「キスっ」
キスをねだられ口を開けながら雪兎さんの半開きになった誘う唇を覆うと舌を絡め取られる。傷ついてる頬を獅王が気にして遠慮がちになっているのに雪兎さんの方から積極的に吸われれば負けていられないとかつい思ってしまう。
「んっ!」
痛いのか顔を顰める雪兎さんだが、それどころじゃないらしくもっともっとと獅王の舌を離さない。
ああもう!
雪兎さんの乳首を摘みこねくり回しながら奥を衝けば唾液を口端から零しながら嬌声を上げる。
「えっろ…」
細い腰も白い肌も黒い濡れたもの欲しそうな瞳もホクロももう全部が獅王を煽ってくるものでしかないんだからたちが悪い。しかも本人は無意識なんだから。
「ああ…イきそ…」
「いい…獅王っ!もっと衝いて…」
雪兎さんがぎゅうっと獅王の首に抱きつきながら繋がった後ろも締めてくれば内壁が絡んで獅王を締め上げる。
「う…」
ホント…いっつももっていかれちゃうんだから…セックスの相性もバッチリなのだろう。
「今日は一晩中しちゃう?」
「む、り…っ」
うそばっかり。まだ昨日の色濃く残っているキスマークをあの男達に見られたのは癪に触るが雪兎さんの信頼を得られたならばよかったといえるかもしれない。
そうはいっても面白くない事は面白くない。明日は雪兎さんを動けない位にして甲斐甲斐しく世話してあげよう。
「獅王っ…もうっ…」
「うん。イって…俺ももうもたないから…一緒にね」
雪兎さんの耳を食みながら囁けば雪兎さんが身体を震わせて後ろをひくひくと痙攣させ獅王もぐっと奥まで衝いて白濁を吐精した。
※ 坂崎 若様宅で 月星 upしてます~^^
Neo Universe~BL illustration ←クリックでどうぞ^^
たくさんのポチいつもありがとうございますm(__)m
にほんブログ村小説(BL) ブログランキングへにほんブログ村 BL小説