星落秋風五丈原(西安と上海の記録) | 呉下の凡愚の住処

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三国志(孫呉)・春秋戦国(楚)および古代中国史絡みの雑記、妄想、感想をおいてます。
文物や史跡など、誰もが実際に見に行けるものを布教していきたいな。
他、中国旅行記や中国語学習記も。

先月末〜今月頭にかけて、遊びで西安、仕事で上海に行ってました〜。

▲兵馬俑博物館の入口の始皇帝

西安は4回目……?
今回初めて五丈原に行ったんですが、
五丈原は吹雪いてて、本当に寒くて……
寒いのは事前に分かってたのに、ズボラが過ぎて、
なんの対策もせずに行ったんですよね。
つまり、日本と同じ格好……
普通に今と変わらぬ格好で行ったんですよね。
日本で使ってるマフラーと、今回のために買ったダイソーの手袋で……

そして無事死亡。
4人組の愉快な旅行だったんですが、
私は一人、五丈原の諸葛亮廟を見たあとの予定を放棄して
心から本当に西安に帰って冬眠しようとしていた……


あ、五丈原は諸葛亮が陣没したところです! 念のため!
ご一行の中には諸葛亮ファンが一人もいなかったため、
心なしか廟の諸葛亮神像の顔は寂しそうに見えたという……

でもきっと同じ時期の西安なら
次も何の準備もして行かないんだろうな。
カイロぐらいは買って行くだろうか……?
だっていつも、直前まで、なんの準備もして行かないんです……
この出発日は出発数時間前までジムに行ってました。

▲兵馬俑博物館の近くにある鴻門宴遺址
初西安のときからずっと行きたくてついに初訪問

▲鼎を片手で持ち上げる項羽

▲羊肉泡饃

五丈原諸葛亮廟
改装中の本殿にも入れました◎

▲《晋陽秋》にある、「赤いとがった星が諸葛亮の陣営に落ちて、
すぐに諸葛亮は亡くなった」という話の星がこれらしい。
かなりでかいです。1mぐらい?
こんなのが落ちてきたら諸葛亮および蜀軍だけでなく、
魏軍もろとも滅びそうな気がするが……

▲諸葛亮衣冠塚

▲前殿の黄忠

▲前殿の厳顔

▲前殿の馬岱

▲前殿の魏延

魏延が諸葛亮の廟を守ってる!
ってことに感動してこの場では気付かなかったものの、
魏延と馬岱が対になってるのは考えてみればきびしい世界ですね……
説明文にも馬岱に斬られたって書いてあるしー。

水城・三国小鎮というワクワク三国志ランド
未完成なので入場無料でした

▲非常に本格派の劇を無料で観られた!
館内すべてが舞台なので、観客も一緒に移動しなくてはならない……

▲三国志のダイジェストをいろいろやってました。
曹操が丞相になったり、孫劉結婚したり、長坂で阿斗様助けたり

▲羊肉泡饃お願い

大雁塔玄奘さん

▲奥の後ろ向いてるのが鑑真、手前左が慧能、右が空海

▲おいしすぎて走馬灯が見えた柿餅チュー赤薔薇


そして、続けて行った上海では発熱しているという有様。
しかし毎晩仕事でお酒飲んでいたので、まあいいかという感じで……
上海の中心部はすごいですね。
前からすごいなと思ってましたが、
中国語できなくてもスマホと電波さえあれば全然生きていけますね。

▲BARから見た外灘。武漢の長江を思い出す景色であった。
全然こんなに煌びやかじゃないけど、
武漢の長江沿いにもこういうテレビ塔ある……(笑)

▲上海で蟹料理と言えば! な有名店の蟹王府
蟹味噌おいしかったし、中国楽器も生演奏

▲外灘で有名な和平飯店。ジャズバーを見学に

▲外灘その2

5月に上海の松江区というところに泊まって
近隣の陸機、陸雲の故郷を訪ねに行ったんですが、
そこは上海でも全然奥のほうで、私のよく知る中国という感じで。
まあ、三国時代には上海はまだ海の下と言われていますから、
奥地じゃないと故郷になりようがないよね。

呉を訪ねる旅2019

でも私は武漢以外には住めないな〜とも、改めて思った。
陸が続いてるならどうしても武漢に帰りたいと思ってしまう。
あ〜武漢に仕事で頻繁に行きたいな。
ほんとは毎月でも行ってふらっと食事して帰りたいですが、
用事がないとなかなか……往復も3万円前後なので
年2回は帰省したいんですが、今年はだめだったな……

とか言いながら、日々オカルト力で生きてるから、
そのうち仕事で武漢に頻繁に行くようになるんだろうな〜
と思うのであった……
魯粛廟を建てたりとかね……ニコニコ