2020年5月10日日曜日

RD-9810(ナショナルアンテナカップラー)

 ナショナルのBCLラジオと周辺機器

今日は自宅にある昭和のナショナルBCLラジオとその周辺機器を並べて撮影してみました。

RF-2200(クーガー2200)
RF-2800(プロシード2800)
RD-9580(VHFテレビサウンドコンバーター)
RD-9600(デジタル周波数カウンター&マーカー)
RD-9810(BCL用アンテナカップラー)
RD-9830(BCL用プリセレクティブアンテナカップラー)
TE61(ナショナルオーディオタイマー)
が写っています。

この中でRF-2200、RF-2800、RD-9600については以前に紹介させていただいていますので、今回はRD-9810 BCL用アンテナカップラーについて紹介させていただきます。

 RD-9810(ナショナルアンテナカップラー)

RD-9810はクーガー2200のイメージ混信を改善するため販売された外付けの同調回路です。

クーガー2200は短波帯(4MHz~28MHz)を6分割した、第一中間周波1985kHz、第二中間周波455kHzとしたダブルスーパー受信機です。

通常は2つのバンドには2つの局部発信が必要ですが、部品点数を削減するため、1つの局部発信を共用し、上側ヘテロダイン、下側ヘテロダインで2つのバンドを受信できるようにしています。

このため奇数と偶数の隣り合ったバンド(SW1とSW2、SW3とSW4、SW5とSW6)で30kHzずれたイメージ混信が盛大に確認されます。

本来ならクーガー2200に内蔵されるべき同調回路(プリセレクター)だと思われますが、コストや操作性の問題などからおしゃれなオプションとして販売されたのではないかと愚考しています。

RD-9810背面
 
背面にはバランス型アンテナ、アンバランス型アンテナの入力端子とハイインピーダンス、ローインピーダンスの出力端子が用意されています。

定格
受信周波数        0.5~1.6MHz
           1.6~3.4MHz
           3.4~7MHz
           14~30MHz
端子(アンテナ側)    BLANCED
                                       UNBLANCED
   (ラジオ側)  LOW IMP
                   HIGH IMP
キャビネット寸法   幅122×奥行97×高さ188mm
重量         800g

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