林太郎です。


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「役作りなんて本当はないんですよ。他の人は知らないけど、僕は台本を一言一句違えずに完璧に覚えてセリフが自分の魂になるまで読み込まないと気が済まなくてね」



「ストレスといえば、台本を覚えることが一番のストレスですよ」





これは、ある俳優さんが話してくださった言葉です。映画や大河ドラマにも出演されておられて、自然な演技が高い評価を受けておられる俳優さんです。



その俳優さんの演技の自然さは、いまの僕にとってもっとも必要としている、目指している部分だっただけに、この言葉がとても心に響きました。




『セリフが自分の魂になっているか?』




そう言えば座長から必ず言われる言葉がありまして、それは、答えは全て台本の中にあるということです。



役作りというものが必要なのかどうなのかは僕にはわかりませんが、ただ言えるのは、その前に台本を読み込んでいなければ与えられた役にはなれないということです。



僕の場合はここがまだまだ不十分にもかかわらず、あーでもないこーでもないと自分に与えられた役柄について考察してしまっています。



もちろん、物語の設定というものはありますので、それは意識しないと、台本の意図と違った立場でセリフを覚えてしまっては元も子もありませんが、



役柄というのは自分が作り出すというよりも台本が作り上げてくれるものなのではないだろうかと、いまはそんな風に考えるようになりました。








冒頭の俳優さんですが、寝る前も寝ている時も、趣味のスポーツをしているときでさえも無意識のうちにセリフを口走っているそうで、お仲間達からは、スポーツをしている時くらい止めなさいと指摘されるそうです。



なるほど、セリフが魂になるというのはこういうことなのだなとおもいました。




ただいま劇団真怪魚では、



新作舞台『新・銀河鉄道に乗ったサギ(通称 銀サギ)』の稽古に取り組んでいますが、自分はまだまだ台本の読み込みが足りていません。



それでも先日の稽古の後に、演出に厳しい座長から一点お誉めいただいたシーンがあったのですが、そのセリフを話しているときは自分でもあれ?っとおもうほど、言葉が自然に口を突いて出ていてその人物そのものになっていたような感覚がありました。





セリフが魂になるというのはこういう感覚なのかなとその時におもったのですが、このシーンは自分でも好きなシーンで、物語の中でもそれなりに重要なシーンであり、自然、台本のセリフを他よりも読み込んでいた箇所でもあっただろうとおもいます。



座長はよく、観客は直感的に瞬時に役者の演技を見抜くと言われるのですが、確かに自分が他の人の演技を観ていてもそれは感じます。



このときの稽古で僕が演じて自分自身で味わった感覚は、それを指導されていた座長にもそのまま伝わっていたのだとおもいます。



そう考えると、ただセリフを覚えて喋るだけの表面的な演技ではなくて、観客の直感が納得できるような本物の演技ができる自分になりたいとおもったりしました。



そのためにはセリフを自分の魂にすること。そうなるまで台本を読み込むこと。ここがないと何も始まらないのだなと今更ながら痛感する次第です。



新作舞台『新・銀河鉄道に乗ったサギ(通称 銀サギ)』。これまでとはまったく別次元のもっと面白い舞台にしたいとおもいますので、乞うご期待!




以上

河辺林太郎でした。




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