皆さまこんにちは、竜宮 いかです!
もう2月となり挨拶が遅れてしまいましたが、今年もよろしくお願い致します!


突然ですが、皆さんはどんなときに恐怖や不安を感じますか?


苦手な虫を見たとき、ホラー映画を見たとき、暗いところ、過去のトラウマ、おばけ………etc.


人によってその対象になるものは様々だと思います。


今回はその怖いと思うことが本当は大切なのだと気づいた時のお話をしていこうと思います。


なぜこんな事を突然皆さまに聞いたのかと言いますと、実は私、最近悪夢を見てしまいまして、その時ものすごく怖い思いをしたのです……。


どんな夢かと言いますと…


現実ではあり得ない高さの津波が沖の方から押し寄せてきていて、私はコンテナのような所に家族と一緒に縮こまっていました。


コンテナには唯一窓枠だけがついていてそこから外を見ることが出来ました。


津波はちょうど窓枠のついている方向からこちら側へゆっくりと向かってきていました。


そして波が近づくにつれて地鳴りのような、ゴゴゴゴ……ドドド……というからだの内側に響くような音がだんだんと大きく聞こえてきました。


ついに目の前まで波が押し寄せてきて、飲み込まれる…!


そう思った途端辺りの光景がスローモーションになり、ゆっくりと波がコンテナを包むように覆い被さってきました。


そして瞬間的にまた時が進み、洗濯機で洗われる服のように私たち家族はぐるぐると激しく波に飲み込まれてしまいました。


その飲み込まれている最中に苦しさのあまり私はハッと目を覚ましました。


飲み込まれるまでの時間や音や映像、そして飲み込まれたあとの勢いと苦しさが、夢とは思えないほどリアルで、あまりの恐怖に私は久々に弾けるように飛び起きました。


起きたとき私は汗をびっしょりかいていて、からだもカタカタと震えており、息も少し上がっていました。


普段夢なんて起きてから覚えてることはほとんどないのですが、このときは起きてからもはっきりと鮮明に夢の内容を覚えていました。


そして頭の中で思い出しては今起きた出来事が夢であったことに心底安堵していました。


震災の影響もあって、津波や地震に対しての恐怖が以前より増しており、この夢は今の私にとってとても酷な内容でした。


"恐怖"というのは何度経験してもあまり気持ちのいいものではありませんね…。


なるべく経験したくないものです。


それに怖いと感じるとどんどんマイナス思考になってしまうので、個人的に恐怖に対してあまり良いイメージがありません。


出来ることなら怖いと感じる事はなるべく避けて通りたい…。
安心して常に過ごしたい。


そんな風にぼんやりと思っていました。



私がその悪夢を見てから数日経った頃、ふとこんな疑問が浮かびました。


そもそも人はなぜ"怖い"と感じてしまうのか


気になったので少し調べてみると、以下のように書かれていました。


恐れとは、典型的な情動のひとつで、有害な事態や危険な事態に対して有効に対処することが難しいような場合に生じる。
(Wikipediaより引用)


そう言われてみると、確かに自分が知っている常識の枠から外れた事象にぶつかる、または何かに挑みたいと思うときに"こわい"という感情が自分のなかに生じるな、と思いました。


明日仕事に失敗してしまったらどうしよう、
この道をそのまま進んで変な所へ行ってしまったらどうしよう、
電気を消しておばけがでてきてしまったらどうしよう、
こっちを睨んでくる人がいるけど突然殴りかかられたらどうしよう……等考えられるだけでも恐怖を感じる出来事は様々です。


こうして見てみると、先程にも言ったように私は恐怖や不安に対してあまりプラスのイメージはないみたいですね…。


やはり恐怖という気持ちに対してなるべく避けたいという思いが強くあるからなのかもしれません。


そして決まってこの思い込みが酷いときほど良からぬ方向へ全てが進んでしまいます。


それなら恐怖という感情自体無くなってしまえば良いのではないか?


私はそんな風に考えました。


では仮に恐怖の感情が無くなったとしましょう。


そうなると人は考えることも追求することも危険を察知することも出来なくなると思います。


人は生きていく上で恐怖体験を避けることは出来ません。


そのなかで襲い来る恐怖をどう受け止めるか、それが重要になってきます。


例えば何かチャンスを与えられたとします。


もちろんそれは自分にとって未知の世界な訳ですから、普通であれば先程話したように本能で当然怖いと感じます。


ですがこの恐怖がなくなってしまえば、そのチャンスに挑んでみようと思う気持ちすら湧いてこないと思うのです。


そう考えたら恐怖を感じることは本当は悪いことではないのでは…という気持ちが芽生えました。


怖いと感じるのはその先を知らないだけであって、知ってしまえば案外何てことない事だったりもするのです。


それどころか自分にとってとても大きな力になり、そして自信へと繋がる大事な過程なのかもしれないのです。


それにもし恐怖を感じることをやめてしまったら、それは生きるということすらも放棄してしまっているのではないでしょうか。


日常生活において恐怖や不安といった感情をもたらす出来事は、基本的に私たちにとって身体にストレスがかかる出来事に多いと思います。


ですが私たちは、この恐怖を体感することで事前に危機を回避出来たりもするのです。


つまり、"恐怖"というのは自分の身を守るための防衛本能であり、生きる上で必要不可欠な感情でもあるのです。


そう考えたら、怖いという感情は無くてはならないとても大切な感情なんだなと思いました。


そして、同時に私は専門学校の時の先生のお話を思い出しました。


「人ってのはおかしなもんで脳で考えた通りの行動をしちゃいがちでね。物事を悪く考えてれば悪い方に進んでくし良いように考えてれば良い方に進んでくし…。


だから良くない事になるかも、とか不安になるような悪い方に物事を考えたりしないで、良い結果を迎えてる時の自分を想像しなさい。
そうすれば案外その通りになっていくから。


でもだからと言って不安だとか恐怖とかそういう負の感情が間違いってわけでもないからね。そういう感情も大切だから。


例えば一度怖いことを経験して、また同じことを経験しそうになったら"またあの時みたいになっちゃうかもしれない"って咄嗟に身構えるとか、またそうならないようになんとなくその場を避けるとか、そういうこと無意識にやってたりしない?


そういう"無意識"のときの自分の感情って凄く自然で"正直"なんだよ。


つまりその時の自分の気持ちに嘘はなくて、誰が見てもその人は今本当にそういう気持ちなんだってわかると思うのね。


それって演じる側にとってはとても大事な感性だとおもうんだ。


だって本当にその気持ちにならないまま演技したって見てる側には"この人本当はそう思ってないな"ってわかっちゃうものでしょ。」


まあこれは負の感情だけに言えることじゃないけどね、とここで話を締めて先生はにこっと笑っていました。


一言一句合っているわけではありませんが、概ねこのような事を先生は仰っていたと思います。


その言葉を思い出してますます無くなっていい感情なんてひとつも無いんだと感じました。


むしろ何か必ず意味があって気持ちは表れる。


自分を見つめ直して、もっと自分の感情に正直にならないといけないなと思いました。


そして何より恐怖という感情の大切さにようやく気がつくことが出来ました。


今後怖いと思うことが何度も待ち構えているとは思います。


ですがその怖いという感情を素直に受け止め、危険を察知して回避したり、チャンスを与えられたときにはそこで後ずさったり躊躇ったりせず挑んでいきたいと思います。


今回のお話はここまでとなります。
長くなりましたがここまで読んで下さり本当にありがとうございました!


それではまた次の記事でお会いしましょう。


竜宮いかでした!


〜【特番】〜
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2019年9月22日
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河辺林太郎 赤井ちあき 星ワタル 竜宮いか ねこまたぐりん 真崎明
 
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調布市つつじヶ丘児童館ホール
 
 
 
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