昨晩。

７時半近く。

ピンポーン

次男にインターホンに

出てもらうと。

「ヤマト運輸でーす」

あれ？ 

ヤマトさん？

おかしいな。

今日はどこからも

荷物が届く予定は

ないはずだが...

玄関から戻ってきた次男が

抱えていた箱の送り状には。

お見舞い品？

福岡の茅乃舎からと

なっているが...？

早速、段ボールの封を開け、

中を見てびっくり。

お手紙の下から

発見したのは...

何が起こったのか、

ようやく理解した。

そして、

涙がこぼれた。

確かに、以前。

私は茅乃舎さんのサイトで

注文したことがある。

でも、それは。

自分でも思い出せないくらい

何年も前のことなのだ。

茅乃舎さんにとって、

私は常連客でも

太い客でもない。

言ってみれば。

数年前に、ちょっと立ち寄った

程度の客でしかない。

にもかかわらず。

にもかかわらず、だ。

これを有難いと言わずに、

一体この世の中。

他に何を有難いと

形容できるだろう。

何に手を合わせる

べきだろう。

お礼を伝えようと

電話を差し上げると。

「喜んでいただけて、良かったです」

電話の向こう側。

とても上品で、綺麗なお声の

おねえさんがこうおっしゃってくれた。

喜んだなんて

ものじゃなかった。

感謝と感激で

胸がいっぱいになった。

今回のたくさんの

お品物。

お送りいただいたタイミングにも

細やかなお心遣いをひしひしと感じた。

我が家の断水が解消したのは、

先月末だった。

もし。

通水する前にお送り

いただいていたとしても、

うちでは調理できなかった。

おまけに。

配達が日曜日指定。

日曜日なら

うちに誰かいるだろう。

きっと。

こうお考えくださったのでは

ないだろうか。

ええ。

ビンゴ！

「今回のこと、ブログに

アップしてもいいですか？」

こうお訊きしたところ。

「はい」

このようなお返事を

賜りました上、更に。

「お体に、お気をつけくださいね」

どこまで素敵な

おねえさんなんだろう。

おばちゃん

惚れてまうやろ。

茅乃舎さんの社長さんをはじめ、

すべてのスタッフの皆様。

この度は、本当に

ありがとうございました。

能登半島の片隅から、

心より御礼申し上げます。

久々に胸が

熱くなりました。

生きていれば

色々とあるけれど。

世の中には。

この国には。

素晴らしい人たちが

たくさんいる。

だから、

負けてはいけない。

そう思いました。

一生忘れることのできない

贈り物をいただきました。

どうもありがとう！

最後になりましたが。

我が家の断水が

解消してから数日後。

今度は台湾で大きな

地震がありました。

台湾に親族が

いることを除いても、

私には、とても対岸の

こととは思えません。

テレビのニュースで

花蓮の街を見ていると、

全身が粟立ちました。

元日の地震以降、

台湾の皆様からは

たくさんのご寄付や

ご支援をいただいております。

奥能登の避難所へは、

わざわざ台湾から

多くの方に炊き出しに

起こしいただきました。

医療チームも

駆けつけてくださったと

聞いております。

そのチームの方たちは、

医療のみならず、

被災後の後片付けも

お手伝いくださったと。

台湾の皆様、

本当にありがとうございます。

こんなにも早く、

今度はこちらが

ご恩をお返しする番だと

思う日が来るとは。

双方の地震で

お亡くなりになった方々の

ご冥福をお祈りすると共に、

大切なご家族を亡くされた皆様に

心よりお見舞い申し上げます。