ホネをみる。
前回、筋肉(すじ)の張りや施術をした時の「痛み」の感じ方で客さんの体の状態を推察するという話を書きました。
また、それ以外の事柄でも推察していると。
今回はそのお話です。
筋肉(すじ)状態以外で何をみているのか? ひとつは「動き」です。
人間の体は、当たり前ですが筋肉によって動きます。その時にどの筋肉がどの動きを担当するかが決まっています。それを主動筋と言います。これに対し、主動筋とは逆の動作をする筋肉を拮抗筋といいます。
ではこの主動筋がなんらかの理由によって上手く機能しない場合はどうなるのか? 主動筋は複数であることが多いので、主動筋の一部が機能不全を起こす場合は、残りの主動筋が頑張って働くことで動作を行います。
すべてが機能しなければ、動作自体ができません。ですが動作自体が出来ない場合でも代償運動を行うことによって、動作するという目的をはたすことがあります。
例えば手を頭より上に挙げるという動作。肩関節周りが問題なければ、簡単にできる動作です。しかし何らかの理由によって肩関節の動きが制限されると、今度は体を傾けることによって頭より上に手を挙げるという動作を行います。
もちろん、動作自体がどうやってもできない場合もあります。
けんびきやでの施術は一方的に施術するだけでなく、こちらがにお客さんの体に触れた状態で動いてもらうこともあります。この時にわざと制限を与え、代償運動を起こさせたり、逆に代償運動をやりにくくすることで体の状態をみたり、調整を行います。
もう一つが「骨」です。
けんびきやでは讃岐骨法という手技も扱います。これは主に骨格の調整に用いる技術になります。
讃岐骨法の師匠は、骨そのものを見ることで色々と見抜きます(昔に鉄棒かなにかで額を打った跡がある。ひどく背中を叩かれるなどの厳しいしつけを受けた跡がある等)。
ですが私はまだそこまでの技術はありません。なので私は骨法の操法によって関節の動きを見ます。もっというと関節の動きというか「骨組み」を見ます。
骨法の操法によって関節の反応がおかしい。あるいは触れた時の感覚がおかしい。あるいは頭蓋骨はいくつものパーツが組み合わさってできているので、その縫合具合がおかしい……などなど。全体としての「骨組み」で体をみます。
骨というのはそれだけで成り立ちません。靱帯があり筋肉があって初めて、人としての形と機能を得ます。ですから「骨組み」を見ることによって、骨だけでなく筋肉や靱帯といった組織をに通じます。
また関節の動きは上記した「動き」に関わってきます。
このように筋肉(すじ)の状態だけでなく、骨組みなども見ながらけんびきやでは体の調整を行っているのです。
けんびきやでは基本的に全身施術を行っています。
それは単に悪い部分をみるというだけでなく、全身を整えることで改善へと向かうと考えるからです。また一方的に施術されるだけでなく、運動指導という形でセルフケアの方法もお伝えしています。
現在、けんびきやで提案しているのは「ハイブリッド車のような生活」です。
ハイブリッド車が「ガソリン」と「電気」で走るように、けんびきやでは「施術」と「運動」で健康維持をします。
「ガソリン」に該当するのが「施術」で「電気」に該当するのが「運動」。
そして燃費に相当するのが施術を受ける「間隔」と「健康寿命」です。
けんびきやでは依存するのではなく、自分の体と真摯に向き合う方を応援しています。
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すじと骨の けんびきや
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