さくらももこさんの漫画『コジコジ』を読みました。

コジコジは、私が小学生の時にアニメが放送されていたので、よく弟と一緒に見ていました。

 

なんともいえないサイケデリックな世界観と、一見可愛いのによく見るとダークだったり、えげつなかったりするというギャップがたまらず、大好きでした。

 

主人公のコジコジという不思議な生命体も、基本的に98％くらいは可愛いのですが、妙にリアルなネズミのようなしっぽが生えており、得体のしれない雰囲気を持った一筋縄ではいかない存在なのです。

 

 

 

先日、ふらっとコンビニに飲み物を買いに行ったところ、そんなコジコジの漫画の新装版が雑誌コーナーに置かれていたのです。

 

新装版は全3巻なのですが、ラスト一冊ずつ全巻残っていたので、迷わず購入しました。

 

まるでコジコジが私に、

 

「面白いよ♪読みなよ♪」

 

と言ってくれているかのようでした。

 

オフィスに戻ってきてから、ルンルン気分で読み始めたのですが、面白すぎてぶっ続けで読んでしまい、気が付くと夜中の3時になっていました。

 

 

 

コジコジは、いつも学校のテストで0点なのですが、全く気にしません笑

ある時など、自分の名前のカタカナすらまともに書けず、100点満点のテストで－５点をたたき出します。

そうかと思えば、思わぬところで友人たちを助けたり、怖い出来事に全く動じない不動心を発揮したり、とても不思議な生物なのです。

しかし、コジコジ本人は別に奇をてらって変なことをしているわけではなく、いつも徹底的にマイペースなだけです。
 

ひたらすらに自分という存在であり続けています。

第一話で、あまりにもテストの点数が悪いコジコジに対し、見かねた先生が職員室にコジコジを呼び出して、お説教をします。

 

そこで、先生は

 

「コジコジ、君は一体将来何になりたいんだね？」

 

と尋ねます。

 

すると、コジコジは

 

「コジコジは、生まれた時から、将来もずーっとコジコジだよ。」

 

という滅茶苦茶哲学的なパンチライン（ラップバトルにおいて核心を突く発言をすること）を繰り出し、見事先生を一発KOするのです。
 

このセリフにコジコジの人生哲学が凝縮されています。

 

 

 

つまり、自分という存在であり続けているのですが、それだけでなく、自分を一切誰とも比較していないのです。

 

 

 

これは、現代を生きる私たちにとって、とても大切な視点です。

 

何をいまさら、と思われる方も多いかもしれません。

 

しかし、実は私たちの生きている今の社会は、人と競争することを前提に作られているのです。

 

以前に

 

「お金と仲良くなる」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12226650625.html

 

という記事で

 

資本主義という仕組み自体が、人々を競争させ、苦労や大変なことを強いることによって経済を回すというシステムだからです。

今の社会システムは大部分がそういう仕組みになっています。

中略

 

資本主義経済の中では、小学校一年生からそうであるように、全て競争ですから、少しでも他の人より努力し、他者を蹴落としたものが多くの富を得ることが出来ます。

しかし、競争を続けることが苦手な人や、能力は高いのに他者を蹴落とすことが出来ない優しい人などは、不利になってしまうのです。

これが資本主義の本質であり大きな問題点です。

 

と書きましたが、まさにこれが、私たちの社会における経済システムの実態に他なりません。

だからこそ、人と競争するのは嫌だな、他者を蹴落とすことなんてしたくないな、と感じる優しい人たちは社会に対する違和感を持ちながら生きている場合が多いのです。

 

資本主義自体が、比較・競争を前提に成り立っているため、人と比べないように意識しているつもりでも、

いつの間にかシステムの一部に組み込まれ、競争を強いられている自分に気づくことがあります。

 

これこそが、神道で言われる「中今」という概念の本質であり、精神世界風に言うところの「いまここ」の本質的な意味なのです。

 

出来ないことを出来ると勘違いし、それこそが誰とも比べない自分でいることなのだ、と思ってしまうことは、二重に勘違いをしていることになりますね。

 

そうではなく、誰とも比べない、ということの真意は、

 

「自分という宇宙にチャレンジし続ける、創造（クリエーション）し続ける。」

 

ということなのではないでしょうか。

 

 

 

矛盾するようですが、物事は繋がっているため、人と比べたことがない人に、人と比べない生き方は出来ません。

 

自分の現状を客観的に認識し、そこから離れるというプロセスなくして、それを深めることなど出来ないのです。

 

ですから、別に人と比べて生きていても全然問題ないのです。

 

それを長期的に続けていくと、自分と人が幸福から遠ざかってしまう、ということさえ認識して、問題意識を持っているならば。

 

問題意識がなく、資本主義に流されて、漠然とそれを続けてしまっているだけだとするならば、それこそが問題かもしれません。

 

問題意識は向上心の表れです。

 

それをしっかり自分の心に突き付ける勇気がある人は、必ず運命を切り開き、なりたい自分になっていくことが出来ます。

 

日本はアメリカを追従し、意図的に超格差社会へ向かう舵とりをしているように見えます。

そこで、今から少しずつ準備をしていく必要があります。

 

 

 

まずは、どんな方向に向かって歩みだせばよいのか、というヒントを見つけることです。

 

これは、あなたを護り導いている目に見えない存在たちと深く繋がり、そのルーツを知ることによって見えてきます。

特に、先祖（守護霊）というチャンネルの存在たちが、多くの現実的なヒントをもっています。

 

何故なら、彼らこそ、自分にしか出来ない何かを通して、自分と人の幸福を切り拓いてきた先人たちに他ならないからです。

 

詳しくは

　

　

をお読みください。

 

先祖が得意だったことは、時空を超えて私たちに受け継がれています。

 

そこに、自分の宇宙を創造していく大きなヒントがあるのです。

 

更に、先祖との繋がりを深めていくと鎮守神が見えてきます。

自分の宇宙を旅するうえで、鎮守神ほど心強い味方はいません。

 

これらが、人と比べない生き方を実践していくステップです。

 

出来ることから取り組んで、自分の宇宙という名の大海へ漕ぎ出していきましょう！

 

 

 

読んでいただき、ありがとうございます。