今、女性に起きていること　②

前回の記事

「今、女性に起きていること　①」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12455077702.html

の続きです。

父性のエネルギーの強まりに合わせようとした結果、今度は母性がバランスを崩してしまっています。

父性のエネルギーが強まっているとはいえ、それも母性同様に、決してバランスのとれた形ではありません。

どういうことなのでしょうか。

これは去年の夏にアップした記事です。

「現在起きていること～神界の変化とジェンダー～」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12396121540.html

この時も自民党総裁選が行われており、集合無意識が疲弊し、激しい眠気を多くの方が感じていましたね。

この記事の中で、

「アメリカのミサイル発射　～鬼門と裏鬼門の意味と活用法～」
https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12264109741.html

や

「キクリヒメリトリートその3 ～自動書記の予知～」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12200027167.html

などの記事で書いたように、本来の父性は、大黒様のような優しい受容力とリーダーシップを兼ね備えたバランスのとれたものなのです。

今、告発され立場を追われている人たちの特徴は、年齢を重ね、人を率いていく立場であるはずなのに、スサノオ的な性質のまま大人になってしまった未熟な父性を持っている人、です。

何故少年のままなのかというと、母性の持つ優しさや、受容し育むという性質をリスペクト出来ていないからです。

精神的には未だに子宮の中におり、お母さんから自立出来ていない状態、とも言えます。

少し前には、夫原病などという言葉も注目されました。

と書きましたが、半年以上に渡って抑圧されてきていた父性が、生前退位や選挙という「リーダー」の交代が重なるこの時期に、父性を求める意識に呼応し、一気に爆発したような状態なのです。

そのため、現在の父性は非常に荒々しく粗暴な側面が全面に押し出されてしまっています。

優しく豊かに確立された大黒様のような父性とは程遠く、

「自由になるぜ！うぇーい！」

と叫びながら、盗んだバイクで走りだしてしまう15の夜のような精神状態なのです。

しかもそれは、肉体の年齢はとっくに成人している大人なのに、心だけが未熟な少年のままという、『名探偵コナン』の逆の状態です。

（コナンのフレーズに、体は子供頭脳は大人、というのがあるのですが、それの逆です。名探偵ではなく、迷探偵ですね。）

枚挙に暇がありませんが、五輪担当相の一連の発言の末の辞任や、アイドルに対する暴行事件などは、こうした葛藤が現象化したものである、と言えるでしょう。

こうした父性のエネルギーのアンバランスな強まりをなんとかしようとして、母性がそれに呼応したのが今の状況なのですが、アンバランスはアンバランスを呼びます。

その結果、母性もまたバランスを崩してしまっているのです。

それが、前回の記事

「今、女性に起きていること　①」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12455077702.html

で書いた、「女性の念力が漏れ出ている」という現象の根本原因なのです。

では、どのようにすれば、このエネルギーをバランスし、父性と母性を正しい形で調和させることが出来るのでしょうか。

念力は火のエネルギーです。

正しく集中させれば、強い祈りの力になります。

「ゲルからのメッセージその1 ～時間を超える～」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12230563797.html

「ゲルからのメッセージその2 ～念力の本質～」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12230598839.html

の中で、こう書きました。

念力の念という字は、「今の心」と書きますよね。

つまり、今という時に意識を合わせ、感情のエネルギーを発露させることが、本来の念力なのだそうです。

しかし、正しく発露すれば、人や自分を幸せにする念力になるはずの感情のパワーが、押し込められてしまったことによって歪み、怨念になってしまう場合もあります。

これは、今ではなく、過去に意識が縛られてしまうためなのだそうです。

あいつがああだった、あいつがこうだった、あの時こんなことがあった、あの時ああしていれば・・・。

私たちは、ついこんな風に考えてしまいますよね。

ゲルが伝えてきた、「念力と時間の関係」とは、こうした過去に対する抑圧された感情を解放することであり、怨念を念力に変えていくことなのだそうです。

だからこそゲルは、時間を進めるのではなく、戻して、過去に行くということを、私に繰り返し体験させたのだそうです。

怨念であれ、念力であれ、感情のパワーという意味では同じなのですが、向ける方向性によって、働きが異なってしまうのだそうです。

つまり、人や自分を責めてしまう想いとして感情のパワーを使うのではなく、真逆の方向性にエネルギーを反転させることで、本来の念力を発動させることが出来る、ということなのだそうです。

では、どのようにして、過去に対する感情の解放を行えばよいのでしょうか？

精神世界では、

「怒りはネガティブな感情です。人も自分も責めてはいけません。責めるのをやめて、人だけでなく、自分も愛してください。」

などとよく言われますよね。

しかし、そう言われれば言われるほど分からなくなって、余計落ち込んでしまう、という方も多いのではないでしょうか。

秋山先生が教えてくださった言葉に

「聖なる怒り」

というものがあります。

「えっ？そんなものがあるの？怒りはネガティブな感情で、低い意識でしょ？」

と思われる方が多いかもしれません。

確かに、ただ感情のままに怒る、というのであれば、そうかもしれませんね。

しかし、この聖なる怒りとは、人を不幸にしたり、破滅に追い込むようなものや、我々が積み重ねてきた生命の奇跡を踏みにじるようなものに対して発する、愛そのもののことなのです。

通常は怒れば、嫌がられたり、非難されたり、リスクを背負うことになりますよね。

特に現代はその風潮が強いように思います。

しかし、たとえリスクを背負ってでも、相手や他の人の幸せを願って怒りの感情を敢えて持つ、というのが聖なる怒りなのです。

そういう怒りも存在するため、一概に、責める心を持つことは良くない、とは言えないのです。

むしろ、聖なる怒りであれ、ただの怒りであれ、そのフラストレーションをネガティブなものとして抑圧したり、ダイレクトにそれを表現するのではなく、それを自分の創造という炉を燃やすための燃料に変えて、自分が怒りや苦しみを感じている事柄や相手よりも、もっともっと人や自分を幸せにすることの出来るクリエーションをしていけばよいのです。

これは、相手と競争するというよりも、相手や過去の出来事に怨念を向けてしまう自分自身との競争なのです。

その競争に、勝ちたい！という意志が念力のパワーそのものです。

そういうクリエーションをしようとすると、必然的に「今」に意識が向きますよね。

これこそが、「今」の「心」の「力」である「念力」なのだそうです。

これを続けて、自分にとっても、人にとっても幸せなクリエーションを続けていくことで、過去を癒し、未来をより創造的なものに変えていくことが出来るのだそうです。