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女神の中の女神であり、大地母神や、絶対母性ともよばれ、私たちの中に安定した父性の確立を促す存在でもあります。

現在地球に存在する、あらゆる女神信仰の源流にあたる神様です。

日本でも白山神社を中心に全国で祀られている神様ですが、その実態はかなり謎に包まれています。

古事記や日本書紀の本文には全く登場せず、日本書紀の異伝（こういう説もあるよ、と併記された話）に一度だけチラッと出てくる神様です。

それも

「菊理媛神亦有白事」

と、わずか8文字だけしか登場しません。

それはこんな場面の話です。

神産み神話の中で、イザナミに逢おうと黄泉の国を訪れたイザナギは、イザナミの変わり果てた姿を見て逃げ出します。

イザナミは姿を見られたことを恥じ、逃げるイザナギを追いかけます。

そしてとうとう黄泉比良坂（よもつひらさか）で追いつかれ、二人は口論になります。

このとき泉守道者（よもつちもりびと　黄泉の国のガードマンのような存在とされる。）が現われ、

「イザナミ様からのお言葉をお伝えします。

イザナミ様は、

『私はあなたと、すでに国を生みました。なぜにこの上、生むことを求めるのでしょうか。私はこの国に留まりますので、ご一緒には還れません。』

と、仰っておられます。」

と言います。

このときに、菊理媛命も現れ、「何か」をイザナギに言うと、イザナギはそれを褒め、争うのをやめて、素直に帰って行きました。

という話です。

何の説明もないままに、突然二人も登場人物が増えるため、少し分かりにくく感じる方も多いと思います。

分かり易くまとめると、

「生者としてのイザナギと死者としてのイザナミの争いを、菊理媛命が仲裁した」

ということなのです。

しかし、それ以上何も書かれておらず、詳しいことはよく分かっていません。

この場面に描かれている菊理媛命の働きから、縁結びの神様であるなどとも言われています。

一体何故、こんなにも記述が少ないのでしょうか。

私は独自の調査・霊査を重ねた結果、一つの結論を導き出しました。

それは、元々日本には菊理媛信仰は存在しなかった、という結論です。

（誤解のないように書いておくと、日本と呼ばれるようになるよりも遥か前の太古の昔から、祖霊や土地に対する信仰は存在したと思いますが、菊理媛という女神を信仰する考え方は無かった、という意味です。）

菊理媛信仰は、仏教やキリスト教などと同じように、外のコミュニティから伝えられたものだったのです。

更に、菊理媛信仰伝来後に、政権交代が起き、菊理媛命を信仰していた人々が立場を追われたため、菊理媛信仰自体を隠す必要があった、ということも大きいようです。

表立って菊理媛命を信仰していると、前政権の関係者だとみなされ命を狙われてしまうためです。

菊理媛信仰自体は仏教に融合する形で残っていくのですが、それにより、菊理媛命とはどんな神様だったのか、菊理媛信仰とはどういうものだったのか、どんどん分からなくなっていったのです。

そのため、記紀を編纂した7世紀後半から8世紀初頭の人々には、菊理媛命とはどんな神様なのか知る術がなく、僅かに残った伝承のみを異伝として記すほかなかったのです。

菊理媛信仰のルーツは、なんと中東です。

中東の古代文明において伝承されてきた、原初の女神の信仰が、菊理媛信仰の正体です。

イシスやブラックマリアと呼ばれる存在も、原初の女神の信仰であり、菊理媛命の別側面なのです。

しかし、中東からダイレクトに日本に伝わってきたわけではありません。

大陸を経由し、今の韓国や北朝鮮のあたりを経て、日本に伝わったのです。

その際に、各地域の民族性や文化の影響も受けながら、少しずつ、現在の菊理媛命というイメージが固まっていったのです。

アジア最大の霊山と言われる白頭山は、中国と北朝鮮の国境にまたがっています。

白頭山や白山の「白」という漢字は「百」という漢字から「一」を引いた字ですよね。

つまり、100－1＝99で、「白」とは九十九の暗喩であり、99という数字で表される菊理媛命を示しているのです。

富士山にも、富士塚と言って富士山を模した人工の山や塚をつくり、そこに願いを込めて参拝するという信仰が存在しますが、日本における白山もそれと似ており、この白頭山からエネルギーをひいている出張所のようなものなのです。

シンボル学では、「100」という数字を、次なる世界・新しい世界と定義します。

「99」はその手前ですから、菊理媛命は、今の我々の世界を管轄しつつ、新しい世界へと続く扉を護っている守護者なのです。

そもそも、菊理媛命は「きくりひめのみこと」と読みますが、「きくり」とはどういう意味の言葉なのでしょうか。

「括る」という言葉の音が変化し、きくりになったとする説もあるようですが、私はそれだけではないと考えています。

実は、「きくり」とは、古代語で、「剣」を意味する言葉なのです。

つまり、「剣を持った女神」というのが、「きくりひめ」という言葉のシンプルな意味なのです。

剣は、ジャッジメントを表すシンボルであり、斬ることによって、分けて整理するという意味があります。

また、剣は両方に刃があることから、男性性と女性性とを統合するシンボルという意味もあります。

剣を振るう際、闇雲に振り回せば周囲を傷つけますし、大変危険です。

しかし、ターゲットを決めて、そこに一刀両断の覚悟で振り下ろす一太刀は、どんなものでも斬ることが出来るのです。

ですから、菊理媛命が持つ剣の意味とは、何を斬り、何を残すのか、という私たちに対する問いかけなのです。

菊理媛命は、私たちに対し、剣を怖れや怒りのままに振り回し、全てを破壊してしまうのか、素戔嗚尊（すさのおのみこと）がそうしたように、心の中に巣食うヤマタノオロチ（大衆の荒ぶる意識に連動する、攻撃心）の首を落とし、発展と調和に向けて歩み出すのか、決めよ、と選択を迫る神様なのです。

分かり易く言い換えると、地球というお母さんの上で命を育む私たち人間に対し、お母さんが、

「いろいろ極まってきているけど、これからどうする？？どうしたい？？何を続けて、何をやめる？？真剣に考えてごらん。」

と言っている状態ですね。

菊理媛命とは、そういう神様なのです。

新しい世界への扉を護る守護者、という説明もしましたが、菊理媛命の持つ剣は、鍵でもあるのです。

知る人ぞ知る、ある秘伝書には、

「世の混沌極まりし時、菊理媛命が現れ、その剣で天界の扉を開けるであろう。」

と書かれています。

よくある終末予言のようにも聞こえますが、そうではありません。

剣というシンボルによって余分なものを削ると、それは最早これまでと同じ私たちではありません。

全く新しい自分自身なのです。

これを、世界各地の秘密結社では、死と再生と呼びました。

それは、肉体の死という意味ではなく、古い自分が死に、新しい自分が再生するという、シンボリックな儀礼なのです。

「剣は鍵でもある」とはそういう意味であり、しっかり菊理媛命と向き合い、自己を振り返り、不要なものを削ることで、より発展的で調和的な世界への、新しいゲートをくぐることが出来るのです。

その菊理媛命のエネルギーが1年の中で最も強くなるのが、9月9日の菊の節句なのです。

今年の菊の節句は非常に激しいエネルギーが躍動していました。

日中はいたるところで超巨大母船雲の出現ラッシュとなり、かなとこ雲が複数出現するという異例の事態でした。

夜には、空で繰り返し激しい光が発行しており、そうした様子を多くの方が目撃したようです。

一体何が起きていたのでしょうか。

繰り返しますが、菊理媛命は、地球そのものです。

地球とは、長い旅を続ける私たちの魂が、他ではなかなかできない様々な経験をするために選んだ場所であり、私たちの魂を受け入れてくれた、母神の胎内なのです。

当たり前のことですが、もし地球が存在しなければ、私たちの人生も存在していませんよね。

ですから、菊理媛命と深く繋がることは、自分という存在に対する理解と、その後ろに連綿と連なる肉体のルーツと魂のルーツを深く知る、ということに深く関わっているのです。

自分とは何かを知るということは、古今東西のあらゆる教えの中で、最も重視される、普遍的なテーマです。

その深め方には様々な方向性があると思いますが、菊理媛命と繋がることは、その中でも特にパワフルな方法なのです。

今は忙しいという方も、前後数日間は菊の節句のエネルギーが続きますから、このタイミングで是非菊理媛命に意識を向けてみてください。

そこに、あなたのゲートを開け、新たなステージへと扉を開くための「鍵」があります。

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Tシャツは私の友人の龍さんが販売してくださることになりました。

早い者勝ちにはなってしまいますが、是非ご覧になってみてくださいね。

龍さんのホームページ
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https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12623651067.html

下記の記事でも『超能力が出るＴシャツ』シリーズを紹介しました。

是非読んでみてくださいね。

「宇宙人の導きと新たなステージ」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12606433132.html

「更に、更に、更に、超能力を発揮する」

https://ameblo.jp/spiritual-b-boy/entry-12618331155.html