komaの こまごまひとりごと

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子どもといっしょに百人一首 59

2019年11月24日 | 百人一首 黄札

 

 

          
       夜もすがら 物思ふころは 明けやらで

         閨のひまさへ つれなかりけり
            ねや

       

 

  

 詠んだ人・・・俊恵法師(しゅんえほうし)

 詠んだ人のきもち・・・一晩中、振り向いてくれない人のことを思って
            眠れずにいる今日このごろは
            夜もなかなか明けず
            寝室のすきまさえ(明るくならなくて)
            無情に思えてしまうよ。

 

 

    夜もすがら・・・一晩中

    物思ふ・・・恋に悩んで、物思いにふけること

    閨・・・ねや。寝室。

    つれなかりけり・・・無情である。思いやりがない。

              

(作者は男性ですが、女性の気持ちになって詠んだとの見方もあります。夜にたずねてきてくれない男の人のことを、一晩中思っている。早く朝になってほしいのに、夜さえなかなか明けてくれず、寝室のすきまから朝の光はまだもれてこない。すきまさえも冷たいなあ・・・。この解釈は色っぽくて素敵ですね)

 

 

 

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