これからの釣りの世界 | Walk on wateR@琵琶湖でバス釣り

これからの釣りの世界

ちょっと前にTwitterで

「どこの誰だかもよくわからんロコアングラーが場所も出せないような池で釣った魚の写真を堂々と掲載して「このルアー釣れるんですよ」って流石にそういう宣伝はもう令和の時代には通用しないですよ。SNS使えないおっさん層には効くかもしれませんが・・・」

って書いたらそこそこ反応がありました(笑)


まあ何でこんなことを書いたかと言いますと。

僕は良くも悪くも今までのバス釣りを支えてきたのは野池のオカッパリアングラーだと思っています。
ワンピースロッドに高級リールをセットして、言われるがままに新作のルアーを購入し、時にはプレミアに踊らされ、そして釣り禁止の柵を乗り越えて釣りをする(笑)
もしくは夜釣りで釣れるまで投げる。魚の警戒心が0の状態でやっと釣れた魚をブログで自慢する。

こういう人たちがバス釣り人口の7割近かったのではないでしょうか?

でも僕は正直、「あーもうそういう時代は終わるんだな」と感じています。
特に今の10代、20代のアングラーはもっとスタイリッシュに、そしてもっとアクティブに釣りを楽しんでるなっていうのが伝わってきます。

その代表がこの人です。

 

 


はっきり言ってこの人は恐らくこれからの釣り業界のトレンドを変えると思います。

さすがにコメント欄に「魚になって健ちゃんに釣られたいドキドキドキドキドキドキって書き込みを見たときには飲むヨーグルトを鼻から噴出しましたが。

冗談はさておき、今BRUSHの動画が一か月で1万再生行くか行かないかです。
でもこの人の動画は1か月で12万回とか再生されてます。
影響力がバスプロの比ではないのです。

そしてやっぱり芸能人だから魅せ方がうまい。話が楽しいし、観る人をハッピーにさせる力があります。
そういう意味ではちょっと前に書いた伊藤巧プロに通じるものもあります。
いわゆるSNS時代の釣りだと思います。

このチャンネルの動画を見てると、なぜ今パックロッドがバカ売れしてるのかがよくわかります。
PEを巻けるベイトリールが売れるのかがよくわかります。

ロッドに関してはこれからは無駄に高級なものはもう見向きもされなくなるんでしょうね。
そのかわり実用的で耐久性の強いものが売れるようになると思います。
冒頭で言ったように、名前も出せないような秘密の釣り場で釣れたなんてもう宣伝にもなりません、逆に悪感情を持たれるだけです。

最近よく「情報の民主化」という言葉を聞きます。
以前であれば特定の層の人にしかわからなかった情報がSNSで誰しもが知ることができるようになっているのです。

そういう意味では例えば海外で釣りをしたいとかアメリカの試合に出たいって思ったときにもすぐに情報があります。
今ならLCCやAirBnBを使ってすごく安く旅行できてしまいます。
Airbとかってたぶん僕らの世代より上の人ってすごく抵抗があると思うんですが、僕の会社の新卒の世代とかって何の抵抗もなくスマホだけで完結させちゃいます。
国内でもシェアリングに関する知識がすごくあるのでスマホでバンバンいろんな情報を持ってます。

ちょっと前に大学生がアルバイトしてアメリカのオープンにノンボーターで出場したブログを読みました。
その行動力と頭の良さに本当に感動しました。

 

チャプター → JB → アメリカ
なんて段階を踏む必要がないんです。

いきなりアメリカです(笑)

 

お金が必要なら魅せるのがうまければSNSで稼ぐ。

もしくはクラウドワークスで稼ぐ。

たぶんそういう情報をどんどん取り入れて、しかも行動できる若い世代の釣りに対する感覚ってもう僕らとは全然違う世界なんだろうなと思わされます。

僕ら40代以上の世代が琵琶湖に無駄金捨ててる間に(笑)、若い人たちはどんどん面白い釣りを経験してるわけです。
そして僕らの世代がバス釣りが出来なくなっていくあと10年後にはバス業界の勢力図も大きく変わってると思います。