高齢者福祉NPO「地縁」・台風防災から断災へ

台風ストップ計画「台風ヤロー」1クリックで電子署名「台風メーター」1票加算❗

∽∽NPO活動(2019.1~2019.12)∽∽

2018-12-27 11:38:53 | 日記

 

 


 24.3/17 ブログ訪問者数(UU)50,0254
 
 
 
 
 
 
 
 

 12/19 「高齢者福祉NPO地縁」活動終了 

  20年12月19日、都筑区役所で民生委員・児童委員の退任式があり、無事、卒業しました。これでNPO活動を終了し、「都筑ものかきクラブの活動を再開します。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申しあげます。なお、ブログ訪問者数の更新は続けてまいります。

 

11/16 “防災から断災へ” 新聞広告第3弾!

 11月13日づけ毎日新聞(神戸・明石版)に掲載されました。この本の売り上げは、“断災プロジェクト”の活動資金に寄付されます。 

 

 10/29 全国47都道府県知事へ メール送信

10/27 国連防災機構(UNDRR)へ   メール送信

10/26    全国47都道府県防災担当へ メール送信

10/21 産経新聞・読売新聞・NHKへ  メール送信 

 10/20 国交省・気象庁・内閣府へ“断災”メール送信

10/18 新聞広告第2弾 “防災から断災へ”

 10月16日づけの産経新聞に掲載されました。

 

6/8 電子書籍 新聞広告掲載第1弾!

  6月8日づけの産経新聞に、株式会社「広報堂」さんのご厚意により、電子書籍の広告を出すことが出来ました。今後とも「台風バスター計画」へのご支援のほどお願い申し上げます。 スマホ やPCから「アマゾンKindleストア」にアクセスするか、『ストップザ台風』『ストップザ悪』をクリックして下さい。注文画面に移ります。価格は税込み各500円です。なお、本格的な購読には、「電子書籍リーダータブレット」(6,980円~)の購入をお勧めします。

  

 

 

 

 


∽∽NPO活動(2018.1~2018.12)∽∽

2018-02-18 17:20:59 | 日記

 


   10/14 JOC・東京都へ要望メール 

 ──今年の台風発生数は平年よりも多く、5日連続の発生は史上初とのことです。もううんざり。ところで、政府は来年度から10〜20年後をめどに、「ムーンショット型研究開発制度」と呼ばれる、日本初の「台風の進路変更」などの革新的な技術を公募するそうです。当方は一福祉NPO(高齢者福祉地縁)ですが、参加を検討しています。本来、害をなす台風も見方を変えると、貴重な水資源を、全国各地に毎年届けてくれる「水の宅急便」とも言えます。要は発想の転換で、害をもたらさない程度の台風を上陸させれば良いのです。もう一つ気がかりなことがあります。それは2020年の東京オリンピックで、開催期間が7月24日から8月9日まで。今年は7月26日に台風12号が長崎県に上陸しています。もし異常気象もあって台風が上陸したら、オリンピックを延期か中止せざるをえません。人類福祉のため、オリンピック成功のため、少しでも早く「台風のコントロール」の実現を願っています。
  

 10/5 読売新聞投稿「台風のコントロール」


 9/27 “台風メーター”スタート!!

 イチロー選手がマリナーズ時代に安打数を表示する「イチ・メーター」がありました。熱狂的ファンとして知られるエイミー・フランツさんがイチロー選手のヒット数を表示する手作りのボードのことです。下の9/22の記事「台風バスター計画」中の、ネットやマスコミを使う一種の“署名運動”をスタートします。トップにあるSF小説「台風ヤロー」をクリックして頂くと1ポイントが入り、台風メーターに1点が加算される仕組みです。ぜひ、応援とご協力をお願いします。


 9/22 「台風バスター計画」始動!
 台風を止める”という活動を「台風バスター計画」と名付けました。9月22日、お世話になっているタウン紙「タウンニュース社」の取材をお願いしました。実現に近づけるためには、国(JST)に依頼するだけでなく、この活動をネットやマスコミへ積極的にシェア(情報拡散)し、広く世論のバックアップを受ける必要があります。これはネットやマスコミを使う一種の“署名運動”のように思います。私自身も友達にブログや電子書籍「台風ヤロー」を見てもらう活動を始めました。あの“ボランティアおじさん”に負けないように、自称“台風おじさん”を名乗って頑張ろうかと。今日、嬉しいことがありました。いつもブログの訪問者数は10人前後ですが、今日は54名でした。やった~~!!


 9/19 「台風の案件」返信メ─ル届く!

 国立研究開発法人「科学技術振興機構」(JST)より返信メ─ルを頂きました。
 

 以下の通りお問い合わせ・ご意見・ご要望を受付いたしました。
件名:「ムーンショット型研究開発」の「台風進路変更」について
お問い合わせ・ご意見・ご要望:
──個人ですが、「台風を止め方法」をSF小説に書きました。資料はブログ http://blog.goo.ne.jp/chien117「高齢者福祉NPO地縁」の9/7記事「台風ヤロー」(電子書籍)をクリックください。また、「イグ・ノーベル賞」にも関心があります。エビデンスは「気象庁」に問い合わせ中。何としても台風の被害軽減を願っています。少しでも役に立てばと思っています。ぜひ、ご検討をお願いします。──
表記に関係するJSTの事業、部署名等:
お名前:高村昌宏
ご年齢:その他
ご職業:
メールアドレス:tgaocun910@gmail.com
受付番号:JST-20180918-92-674
受付日時:2018年09月18日 17:52



9/7「話題・雑学コーナー」④ム─ンショット(台風を止める方法)
 読売新聞の記事(9.3)から。──政府は来年度から、日本発の革新的な技術開発を推進するため、複数の研究者らに予算を配分し、同じ開発テーマの成果を競わせる新制度を始める方針を固めた。10~20年後をめどに、高齢化対策や防災など、政府が定めた開発テーマに沿った新技術の実現を目指す。新制度は「ムーンショット型研究開発制度」と命名され、内閣、文部科学、経済産業の3府省合同で実施する。来年度予算の概算要求で内閣、文科両府省が関連予算に約60億円を計上した。今後、経産省分予算が上乗せされ、要求総額は100億円を超える見通しだ。 開発のテーマは「人々の関心をひきつける斬新で野心的な目標」(政府関係者)となる。例えば、〈1〉仮想現実の映像の中で故人を登場させ、本人がいるかのように自然な会話ができる技術〈2〉台風の洋上の進路を操作して日本上陸を回避する技術〈3〉重症患者を冬眠のように1週間程度、人工的に体の活動を休止させ、治療態勢が整うまで延命させる技術――など。
 可能ならば、「台風を止める方法」についてSF小説『台風ヤロー』(無料電子書籍)の応募を考えています。


8/16 シリーズ「終活・死生観」⑦終末期医療(その2)
 それでは実際の医療現場ではどうなっているのか。特別養護老人ホーム「芦花ホーム」の常勤医・石飛幸三氏の著書『安穏死を受け入れるレッスン』から引用したいと思います。
 ───高齢者介護の現場はいま高齢者の介護施設はどこもいっぱいで、ご家族はたいへん苦労されています。国は「住み慣れた家で最期まで」としきりに在宅介護を勧めます。いくら地域包括ケアシステムでサポートするといっても、実際問題として二四時間一緒に生活して世話をしなければならないのは家族ですから、家族の負担は減りません。皆さん、へとへとです。以前から「老老介護」「認認介護」のような状況はありましたが、このごろは、親の介護のために仕事を辞めざるを得ない「介護離職」もかなり増えています。最初のうちは「自分にとってたった一人の父親、母親なのだから、これは最後の親孝行だ」と思って介護を始めた人も、いつまで続くかわからない毎日の連続のなかで疲弊し、介護うつになる人もいれば、思わず虐待行為に走ってしまう人もいます。デイケアや訪問介護、最近急速に増えている小規模多機能型居宅介護(小規模多機能ホーム)などをうまく利用することです。一人で背負い込んでしまうと、行き詰まってしまいます。特別養護老人ホーム(特養)の入所は、厚生労働省が要介護3以上に定めたので、衰えが進んで重症化している人ばかりが入ってくるようになりました。以前は、認知症で徘徊する人や「帰りたい、帰りたい」と騒いだりする人など体力的に元気な人がいましたが、いまはそんな元気な状態で特養に入ってくる人は珍しくなりました。老いは止まってくれません。入所を待っている間にもどんどん衰えが進んでいきます。自宅では対処しきれなくなって別の施設探しに奔走し、小規模多機能ホームとか、介護老人保健施設(老健)とか、経済的に余裕のある人は有料の老人ホームとか、いろいろ点々とされているケースが多いのです。ご家族の「ああ、やっと芦花ホームに入所が決まって、心底ほっとしました。ありがとうございます」という言葉に、それまでの苦労が窺われます。老健は、以前は病院とホームの中間のような位置づけでしたが、高齢者がどんどん増えて行き場所がないため、いまは一時的な中継地点ではなくて、最終地点に変化してきました。そのため、老健でも看取りをやるようになっています。そうせざるを得なくなっているのです。芦花ホームでは、このところ入所検討委員会を頻繁にやらなくてはいけなくなりました。重症化している人が入ってきているため、亡くなる方が多いのです。従来、入所検討は月に一回程度でよかったのですが、このごろは月に三回開くこともあります。また必然的に入所期間が短くなった、ということも言えます。職員は、入所者の方に人間らしい生活を送っていただくために何ができるかを一生懸命考え、喜んでいただけるようにがんばっているのですが、最近はもうコミュニケーションが取れない状態になって入ってくる方が増え、しかも短期間の方が増えたので、介護スタッフたちはお世話をする張り合いが少なくなっているという一面もあります。ホームが、高齢者にとっての「終の棲家」から、「最期を迎えるための場所」のようになってきつつあります。(つづく)


 8/1 “大人塾”立ち上げへ
 自治会で“健康長寿”をテーマに続けてきた「いきいきサロン」は全12回をもって終了しました。次に自治会を離れ、少しプライベイトになりますが、会員制の勉強会を立ち上げることになりました。名付けて“問話仁”(とわに)と言います。勉強会の3っのキーワードである「質問」「対話」「仁(豊かな人格)」から取りました。これは「永遠に」にも通じる言葉です。今後、サロンで講演して頂いた方々や私の友達に会員募集の案内をしていきたいと思います。以下はその案内状です。

 
 会員制の勉強会です。“生涯学習”や“自己充実(自分磨き)”に意欲のある人を広く募集します。特に“一家言”をお持ちの方は歓迎します。“人生百年時代”を迎え、“社会経験を経た後の学びこそ身になる”と考えます。しかも独学より、多彩な分野の人と人が向かい合い、語りあったり聴いたりする方が楽しいと思います。吉川英二の名言に“われ以外みなわが師”という言葉があります。これは「自分以外の人すべて自分の先生である、自分を育ててくれるのは、自分と関わったすべての人だ」という意味です。従って集う人が先生になり、生徒にもなるということです。その意味で“大人塾”は“相互啓発学習の場”と言えます。またこれは多分、人生の有益な“ブレーン”の仲間になることも期待できます。なお、会則や会費などについては、会員の皆さまと一緒に検討していきたいと思います。今後、全国各地に同じようなグループがたくさん出来ることを願っています。
            世話人  高村
(予定会員)
弁護士、税理士、教員、民生委員、医師、薬剤師、舞台監督、演歌歌手、シングソングライター、オペラ歌手、小説家、機長・・・


 7/15 第12回「いきいきサロン」開催
 三連休の中日で、しかもこの夏最高の35度超えの猛暑日。そんな中、12名の参加者を迎え、感謝、感激!! 健康コーナーでは、ふれあいの丘の「港北ハートクリニック」院長、長橋達郎先生(上段写真)を迎えました。「薬に頼らない予防医療による健康長寿をめざして」というタイトルで勉強。アンケート形式で「現在の健康状態」「健康に気を付けていること」「持病と薬」など、参加者との対話を交えながらの学習になりました。会場には90歳を超える参加者もおられ、先生との軽妙なやり取りで、長寿の秘訣を伺いました。お楽しみコーナーでは、「綾小路きみまろ」のライブ映像を楽しみました。なお、「見花山いきいきサロン」は第12回をもって終了いたします。最後に、ゲスト、スタッフ、参加者全員で記念の写真(下段)を撮りました。
  
 


 7/3 シリーズ「終活・死生観」⑥終末期医療(その1)
 「読売新聞(18.4.17)社説」に終末期医療に関する記事がありましたので、全文を掲載します。
 ───人生の最終段階で、いかに本人が望む医療・介護を提供し、その人らしい最期を迎えられるようにするか。超高齢社会が到来した今、国民全体で考えねばならない段階だ。厚生労働省が11年ぶりに改定した最終段階の医療・ケアに関する指針は、本人が医療・ケアチームや家族らと、事前に繰り返し話し合う重要性を強調する。内容を毎回、文章に残すことも求めた。終末期をどう過ごすか、という判断は人生観や価値観と密接に関わる。途中で思いが変わることもある。欧米では、話し合いのプロセス(編集:終末期医療「APC」のこと)を重視する手法が普及しつつある。本人の意思を的確に把握し、尊重するための取り組みだ。
 指針は、本人が意思表示できない場合に備え、信頼できる家族など、判断を委ねる人を決めておくようにも提唱している。人生の最終段階は、いつ訪れるか予測しがたい。認知症や独り暮らしで意思確認が困難な高齢者も増えている。救急医療の現場では、本人の意思が分からず、望まぬ延命治療につながる例も目立つ。最期をどこで迎えるか。どこまでの治療を望むか。元気なうちから考え、周囲と認識を共有して必要性は高まっている。こうした話し合いを実際にしている人は4割、文章を作った人は1割にも満たない。高齢者の多くは自宅での最期を望んでいるが、8割近くが病院で亡くなる。
 政府は、超高齢社会に適した医療・介護体制の構築を進める。看取りの場も在宅や施設に広げる方向だ。病院だけでなく、家族や在宅ケア関係者も終末期の患者と向き合うことになる。それを踏まえた体制作りが大切だ。在宅医療・介護の現場では、終末期の希望を会話の中で繰り返し尋ねる試みも始まっている。希望を記すノートを作成し、住民に配布している自治体もある。留意すべきは、自分の死を考えることに抵抗を覚える人もいる点だ。周囲への気兼ねから本音を言えない場合もある。無理に選択を迫るようでは、本末転倒だ。本人の不安や迷いを理解し、思いをくみ取りながら意思決定を支援する。それができる医療・介護サービスを質、量ともに充実させることも課題である。延命治療の抑制を通じた医療費削減が目的であっては、国民の理解は得られまい。あくまで本人の意思に沿った最善策を選ぶことを主眼として、慎重に進めたい。


6/25「話題・雑学コーナー」③終末期医療「ACP」
 アドバンス・ケア・プランニングのこと。終末医療において、今後の治療やケアの希望について、本人や家族、医療職や介護職らが話し合うプロセス。本人の意思が変わることを認め、繰り返し行われる。内容は記録され、本人が意思決定できない時、意向推定の材料になる。定型は決まっておらず、日常的な会話の中から本人の意向をくみ取ることもある。厚生労働省が2017年12月に行った意識調査結果によると、最期に向けての医療・ケアにつて「家族らと話し合ったことがない」との割合が半数を超えた。担い手となる医師の中でもACPを「知らない」とする回答が42%を占めた。ACPの普及には、終末期医療の関心を一層高めていく必要があります。


 6/17 第11回「いきいきサロン」開催
 微妙な天気のせいか、出席者は12名でした。下の写真上段は川和駅前の「あやめ薬局」薬剤師・直島史織さん(左)、管理栄養士・足立智子さん(右)、そしてお手伝いとして薬剤師・室井奈津子さんを迎えました。健康コーナーでは個々の質問にもきめ細かく対応いただき、皆さん満足・・・!! これから夏を迎え、熱中症などの脱水症対策のため、経口補水液を作りました(写真中断)。お楽しみコーナーではギター奏者「デュオ・リフレッシュ」(写真下段)の矢野龍次さん(左)と本田さん(右)を迎えました。「蘇州夜曲」「コーヒールンバ」などの素晴らしいギターの重奏で、うっとり!! 合唱では「茶摘み」「青い山脈」「上を向いて歩こう」などを元気よく歌いました。 






6/9 シリーズ「終活・死生観」⑤遺贈寄付
 世の中にはいろいろな事情で「相続」が必要ではない人もいます。そのような人向きに「遺贈寄付」という制度があります。「週刊現代」(4.7号) に、これに関連する記事がありましたので、以下に概容を紹介します。

 ───立教大学社会デザイン研究所研究員で『遺贈寄付』の著書がある星野哲氏が言う。「まだ広く知られているわけではありませんが、利用する人の裾野は広がってきていると思います。実際、大手のNPOへの遺贈寄付の額は増えているのです」無料で遺贈寄付の相談を受けている日本財団遺贈寄付サポートセンターに、'16年度に寄せられた相談の件数は、1443件に上い制度なのか。同センターの相談員の木下園子氏が解説する。「遺贈とは、遺言書によって遺産を相続人以外の個人や法人に寄付(贈与)することです。遺贈によってNPO法人などに寄付をした財産は、課税対象から外れます。現在の主な寄付先は大学や企業、NPO法人など。分野は医療、教育、学術、人道支援など人それぞれです。とんに、お子さんのいないご夫婦や結婚していない『おひとり様』の中には、自分の未来に託す社会貢献をしたいと寄付を選択する人が増えています」どんなメリットがあるのか。まず、国に納めても何に使われるか分からない相続税を払う必要がなくなり、自分の好きな目的、事業のためにおカネを使ってもらえる。一部を寄付した場合にも、寄付分は相続税の課税額から控除されるので、税金は安くなる。

「たとえば、ごく単純化したケースですが、7000万円の遺産を子供2人に分けると考えると、そのまま相続すれば、子供が払う相続税は一人当たり160万円。しかし、このうち1000万円を寄付すれば、一人当たり90万円で済むのです」(前出・星野氏)次に、精神的な側面。遺贈寄付を選ぶことで幸福感を得られる人は非常に多いという。星野氏が続ける。「この制度は、自分が生きた『証』を残すことも、大学やお世話になった施設などに恩返しすることもできます。NPOなどへの寄付が社会課題解決につながると思えば満足度は高い。同時に、寄付先を選ぶ中で自分の人生について深く振り返ることができるのも優れた点です。私がお会いした中には、奥さんの死の原因となった難病の患者さんをサポートする団体に寄付した男性がいました。遺贈寄付は人生の『集大成』だと言う方もいます」中には、「相続」がこじれて、「争続」になることを避けるため、制度を利用する人もいる。「相続争を避けるためにと、ご相談を受けることもあります。ご自身の親御さんが亡くなる際に相続でモメ、『そうならないうちに』と考えて遺贈寄付を選ぶ方もいます」(前出・木下氏)それでなくても近年、「争続」は増え続けている。この10年で家庭裁判所の申し立ては3割増え、15年度には1万2971件に達した。・・・もし遺贈寄付をしたい場合は、具体的な手続きとしては、「全国レガシーギフト協会」などに無料相談してみるのが第一ステップ。そこで寄付先について整理できるし、手続きのアドバイスも受けられる。
 

6/2 胃・大腸カメラ受診結果でる
 5月26日に胃・大腸カメラを受診し、この日結果が出ました。幸いポリ─プはなく、ほぼ問題ないとのことでした。ただ、ポリープが出来やすい体質で、しかも「逆流性食道炎」があり、毎年の受診を勧められました。今までの病院では2日にわたって受診し、しかも少々の苦痛がありました。ここ都筑ふれあいの丘「港北ハートクリ二ック」では、同じ日に受けられ、しかも麻酔を使ったため無痛でした。寝ているうちに、アッという間に終わった感じ。これなら毎年でも受けられそう。とにかく自分の健康は自分で守るしかありません。下の写真は、上が上部消化管(胃)カメラ画像、下が下部消化管(大腸)カメラ画像、受診料は両方で3470円(一割負担)でした。
 


 5/20 第10回「いきいきサロン」開催
 快晴に恵まれましたが、出席は13名で少し残念でした。しかし、お楽しみコーナーではアンコールが、健康コーナーでは質問が活発に出て、時間がオーバー。上の写真は三味線奏者の河田勝儀さん。「六段」などの弾き語り、「炭鉱節」「東京音頭」の合唱と、津軽三味線の世界を満喫しました。下の写真は、ふれあいの丘「ハックドラック」の店長・薬剤師 桝井比呂子さん。まず、「おくすり手帳」の重要性や薬の服用の諸注意がありました。また、「ジェネリック薬」の意味や活用の勧めなどの話がありました。質問コーナーでは、出席の皆さんから数多く質問があり、時間がオーバーしてしまいました。
     
   


 5/10「話題・雑学コーナー」②日常生活年齢
 週刊ポスト(5.11号)に~「日常生活年齢」これが出来たら医学的には「〇歳」です~という記事が載っていました。以下に要点を紹介します。
 ───歳が同じでも、脳や体の能力には個人差がある。「速く歩ける」「計算が苦手」など、日常生活において同年代の人々よりできる、あるいはできないことが誰しもある。それぞれの行動の可否が何歳に相当するかを「日常生活年齢」と呼ぶことにする。年代別の統計や論文を参考にし、医師の監修を経て、「これができたら(できなかったら)〇歳」の基準を提示してみた。
(80代)                  
●歩行者信号が“青”の間にわたり切れない   
●ペットボトルの蓋が開けられない       
●キャッシュカードなどの暗証番号が覚えられない
●ガスコンロの炎がよく見えない
(70代)                   
●立ったままズボンがはけない         
●人を避けて歩けない             
●目覚まし時計の音がよく聞こえない      
●野球中継で実況がよく聞き取れない  
(60代)                   
●買い物でつり銭を減らす支払いができない   
●電車のつり革を捕まらず3駅立っていられる
(50代)                   
●階段を休まずに4階まで登り切れる      
●家庭菜園の土を9分休まず掘り続けられる
 私の場合、どうやら60代の日常生活年齢のレベルのようです。今後も、健康寿命を延ばして、自立生活を目指して頑張っていきたいと思います。


5/2 シリーズ「終活・死生観」④相続(その2)
 ──(前回からの続き)口座名義人が亡くなった事実が金融機関に知られてしまうと、預金口座が一旦凍結され、引き出すことも入金することもできなくなります。電話代、電気料金などの口座振替も全てできなくなります。亡くなった方の預貯金は、お亡くなりになった時点から、相続財産(遺産)となります。一部の相続人が勝手に預金を引き出して、他の相続人の権利が侵害されるのを防ぐため凍結されます。凍結を解除するにはどうすればよいの?
<遺言書が無い場合>
相続人全員が話し合い、「誰が相続するか」もしくは「誰が一旦代表して受け取るか」が決まれば解除することができます。手続きに必要な主な書類は
・被相続人の、生まれてからお亡くなりになるまでの戸籍謄本(除籍・改正原戸籍)
・相続人全員の戸籍謄本
・相続人全員の印鑑証明書
・相続人全員の実印が押印された銀行所定の用紙(相続届)
です。※手続きに必要な書類は、各金融機関により異なりますので、必ずご確認ください。「相続人全員」というところがポイントです。したがって、相続争いが勃発した場合や、相続人の中に行方不明の方がいる場合などは、相続人全員の意見がまとまらないので長期に渡って口座凍結解除することができません。
〇相続税のかかる人は特に要注意!! 
相続税の申告、納税が必要な場合は、相続の開始があったことを知った日(被相続人の死亡した日)の翌日から10か月以内に相続税を納める必要があります。受取った死亡保険金や、相続人固有の預貯金が多額にあり、その中から納税資金を捻出できる場合は問題ないのですが、被相続人の預貯金をあてにしないと支払えないという場合は特に要注意です。
申告期限までに余裕をもって解約できるように、遺言書(下記参照)を作成しておくなど、納税資金を確実に用意できるよう、あらかじめ対策しておきましょう。
<遺言書がある場合>
公正証書遺言書があり、預金を取得する人と遺言執行者が定められている場合には、手続きが非常に簡便になり、基本的には被相続人と遺言執行者関係の書類をそろえれば解約できます。
(手続きに必要な主な書類)
・遺言書
・遺言者の除籍謄本
・遺言執行者の印鑑証明書
・遺言執行者の実印を押印した払戻依頼書
※ 手続きに必要な書類は、各金融機関により異なりますので、必ずご確認ください。
※ 遺言書がある場合でも、相続人全員の印鑑証明書付きの同意書を要求してくる金融機関も中にはあります。お葬式代、入院費相当額の払い出しを応じてもらえるケースもあります。個別対応となりますので、直接金融機関にご相談ください。以上、相続をご経験された方であればおわかりになると思いますが、相続手続きは煩わしく、非常に面倒です。上記でも述べましたが、名義変更を簡単にするという意味でも、公正証書遺言を作成されておくことをおすすめします。──
 私の場合、3枚の戸籍謄本が必要になることから、生前に「公正証書遺言書」を書いて置こうと思います。


 4/14「話題・雑学コーナー」①サプリメント
 日頃、健康長寿を目指して活動をしていますが、これから随時、健康に関する話題や役に立つ雑学を、取り上げていきたいと思います。第1回として「サプリメント」を取り上げます。

「教えて!g00」欄に“サプリメント”についての質問と回答がありましたので紹介します。
(質問)しみ・そばかすに効くチョコラ○○とか、溜まった脂肪を落とす何とかとか、寝ている間にアミノ酸ダイエットとか、炭水化物を採らなかった事にする何とかとか、さらにはヒアルロン酸、コエンザイムQ10、コラーゲン・・・一日に15種類くらいのサプリを何年も飲み続けていますが、肌色は別に白くならないし、脂肪もたいして落ちないし、最近、なんだかサプリにお金を使うのがバカらしくなってきました。サプリメントって、本当に効果あるんですか?
(回答1)サプリは、身体に欠乏している要素を、食品などより効率的に摂るというものです。マイナスをゼロの状態に戻すということです。ゼロをプラスの状態にするのではありません。・・・規則正しい生活、睡眠、普通の食事をしていれば、必要ではありません。
(回答2)サプリメントは日常の食事の中でどうしても不足する成分を補うという目的の食品で、薬ではありません。それをわかった上で摂取することは自由ですが、〇〇に効く、ということはありません。健康増進のためには食事、運動、生活習慣などをバランスよく整えることが大事です。
 ところで「週刊現代」(4月7日号) に、“グルコサミン「ひざ痛」に効果なし”という記事が載っていましたので、その中から一部を引用します。
 ──・・・武蔵国分寺公園クリニック院長の名豪(なごう)直樹氏は、サプリ業界について嘆息しつつこう話す。「サプリに、もし効果が出れば、それは『医薬品』に分類されてしまいます。サプリはその性質上、効果が薄かったり、期待できないものが多い。にもかかわらず、著名人がテレビCMに出て『体験談』を語って、あたかも効果のあるかのように宣伝しているものもあります。それならば、バランスの良い食事で栄養を摂ったほうがずっといい」こうした実情がありながら、サプリ市場は拡大の一途をたどり、企業は荒稼ぎをしている。マーケッティング会社の調査によれば、'15年の健康食品・サプリメント市場は、前年比2.9%増の1兆5785億円(推計)だ。内閣府に設置された「消費者委員会」が'12年に行った調査によれば、60~70代の実に32.2%が「ほぼ毎日利用」し、26.9%が「たまに利用」している。サプリは気休め程度のもの。──
 ちなみに、私は「株式会社 花菜」の「三黒の美酢」(発酵黒酢にんにく&EPA・DHA)と「森下仁丹」のビフィーナR(ビフィズス菌)の2種類を利用しています。


4/3  シリーズ「終活・死生観」③相続(その1)
 2月23日号の「週刊朝日」から、一般的な相続の要点を引用します。
 ──相続はいつ向き合うことになるかわからない。悲しむ中でも、相続税の申告・納付期限は10カ月でやってくる。やるべきことは多く、時間は意外と少ない。家族でもめる“争続”にならないよう、生前の準備が大切だ。亡くなってから相続税の申告までに遺族がしなければならないのは、どんなことだろうか。
①まず残された家族は亡くなってから7日以内に、死亡届を市区町村に提出し、火葬許可の申請も同時に行う。届け出が必要な書類はほかにもいろいろある。
②被相続人が受給していた年金の受給停止手続き(死亡後10日以内)、国民健康保険の資格喪失届(14日以内)、介護保険の資格喪失届(14日以内)、世帯主の変更届(14日以内)などだ。漏れがないように役所の窓口で相談しながら進めよう。
③相続にあたって重要となるのが法定相続人の確定だ。それには亡くなった被相続人の「戸籍謄本」を取り寄せなければいけない。本籍地の市区町村に直接行くか、郵送で請求することもできる。生まれたときから亡くなるまでの全ての戸籍謄本をチェックし、兄弟や子供、養子らを全員把握する。仮に婚外子が新たに判明した場合には、亡くなったことを連絡し相続手続きへの協力を要請する。(私の場合、3回本籍を移しており、3枚の戸籍謄本が必要になるようです)
④相続人が確定できたら、「遺言書」があるかどうかを確かめよう。正式な遺言書の内容は、法定相続分に優先する。
⑤同時に進めるのが残した財産を把握することだ。預貯金や投資信託といった金額がわかりやすいものから、不動産や貴金属、美術品まですべてを「リストアップ」する。住宅ローンなどマイナスの財産も調べておく。金額の評価に時間がかかる場合は、とりあえずリストに入れて、判明した段階で記入すればいい。佐藤和基税理士は「注意したいのは不動産です」と訴える。預貯金などの金融資産とは異なり、専門家の間でも金額の評価にばらつきがあるためだ。相続税は固定資産税と異なり、すべての財産が課税対象です。申告漏れを防ぐには、役所に行って、所有者ごとの不動産をまとめた『名寄帳』(土地家屋課税台帳)を取り寄せておくとよいでしょう。
⑥遺産の全体像がわかったら次はどう引き継ぐかだ。「引き継ぎ方」には三つの方法がある。プラスの財産もマイナスの財産もすべて引き継ぐ「単純承認」が基本だ。プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を引き継ぐ「限定承認」、プラスの財産もマイナスの財産も全部引き継がない「相続放棄」を選ぶこともできる。限定承認や相続放棄を選ぶ場合には、被相続人が亡くなり相続の開始があったことを知ったときから3カ月以内に、家庭裁判所に申し立てなければならない。プラスの財産よりも借金などのマイナスの財産が多い場合は、相続放棄を選択することも多い。3カ月を過ぎてしまうと借金を引き継ぎ、返済しなければいけなくなる。隠れていた多額の借金が後から判明するなど、例外的に3カ月経過後でも相続放棄が認められるケースもあるので、問題があれば家庭裁判所や弁護士らに相談しよう。遺産を先に使ってしまうと、借金が判明した後からでは相続放棄できないケースもあるので要注意だ。
⑦相続を放棄しても死亡保険金は対象外で、受け取ることができる。保険金は亡くなった被相続人ではなく、受け取り手である相続人の財産として扱われるためだ。保険金は「みなし相続財産」となるため、相続税は支払うことになる。
⑧働いて多くの収入があったり、賃貸物件を持っていたりする人は、死亡後4カ月までに準確定申告もしなければならない。佐藤正明税理士は忘れないように呼びかける。「準確定申告の存在自体、あまり知られていません。相続税の申告・納付期限よりも早く訪れる。4カ月なんてあっという間です」
⑨10カ月間で一番大切なのが遺産分割協議だ。ここで、誰がどの財産を引き継ぐかを具体的に決める。相続人全員が一堂に会して話し合ってもいいが、遠方の人もいて難しい場合は書面で意見を主張することもできる。遺産は必ずしも分割しなくてもよく、相続人同士で共有してもいい。だが、相続人の価値観や生活スタイルはさまざまで、後からトラブルが起きることもあるため、分割するのが一般的だ。遺言があればその内容に従い、なければ法定相続分に沿った形で分割する。相続人全員が合意できるなら、遺言や法定相続分にとらわれず、自由な割合で相続することもできる。いずれにしても、協議が成立したことを示す遺産分割協議書には、全員の署名・押印が必要だ。1人でも反対すれば協議は成立しない。
⑩成立すれば、相続した人それぞれが受け継ぐ財産に応じて、相続税を納める。協議が成立しない場合は、家庭裁判所での遺産分割調停や審判に委ねられる。調停は民間の調停委員2人以上と裁判官1人からなる調停委員会が助言や解決案を提案して、合意を促す。それでもまとまらない場合は、審判で裁判官の判断を求める。作花知志弁護士は、できるだけ話し合いでの決着をすすめる。「財産が平等に分けられていないことについて争われることが多い。審判の結果に納得がいかなければ不服申し立てもできますが、時間もかかります。できれば話し合いで決着をつけたいところです」
⑪遺産分割協議がまとまらず「未分割」の状態でも、10カ月以内に相続税は納めなければいけない。期限を過ぎると本来の税額に加え、無申告加算税や延滞税がかかってくる。相続人は法定相続分に従って財産を受け取ったものとして相続税を計算し、申告・納税する。このケースでは、配偶者の税額軽減といった特例が適用できず、いったん高額な相続税を納める。3年以内に遺産を分割して再申告すれば、払いすぎた税金は戻ってくる。
⑫「生前に話し合っていたとしても、被相続人が生きていたら現実感がない。『それでいいんじゃないの』『お父さんのやりたいようにしなよ』などと、その場では不平や不満が出ないこともあります。しかし、亡くなった後には自分が遺産をどれだけ受け取れるか具体的な形で目の前に示される。被相続人もいなくなりますから、遠慮もありません。相続人の夫や妻が口出しするようになれば、余計こじれる。遺産分割協議がまとまるように、事前に備えておくに越したことはありません」(佐藤和基税理士)
 家族が亡くなれば、葬式や片付けなどもあり、相続だけにかかり切ることはできない。10カ月間はすぐに過ぎてしまう。いざというときに慌てないためにも、十分な準備をしておきたい。──
線:届け出・申告(7件) 赤字:提出書類(4件)
 私の場合、「行政書士」の資格があるので、生前に出来るものだけでも手続きを終えて置きたいと思います。


 3/18 第9回「いきいきサロン」開催
 私自身体調を崩し、何とかサロンの方は終了できました。出席者は何と22名でした。健康コーナーではセンター南の木村泌尿器科皮膚科院長の木村明先生。私の掛かり付けの先生です。頻尿・前立腺肥大などの話をパンフレットで説明を頂き、質問コーナーもありました。お楽しみコーナーでは「中川ともゆき」さんを迎えました。介護福祉士・音楽セラピスト・認知症ケア専門士の資格をお持ちです。「青い山脈・湯の町エレジー」など、10数曲の懐かし曲の演奏があり、大きな拍手が送られました。写真上は「木村先生」、写真下は「中川ともゆき」さんです。なお、4月の「いきいきサロン」は自治会の定例総会のためお休みします。
   
   


 3/11  「3.11」に想う
 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災から7年が経ちました。中央防災会議の予想によると、首都圏直下型地震や東海地震などの大地震はいつ起きても不思議ではないとしています。この機会に再び“自助・共助・公助”の総点検をする必要があります。見花山自治会では都筑区と協働で「冬季防災訓練」や災害時要援護者支援事業「つづき そなえちゃんカード」を実施しています。これは、災害時に安否確認や避難支援を希望する人を地域で掌握し、支援を円滑にするカードです。私も民生委員として7名の希望者を担当しています。ところで私はライフワークとして小説の執筆に取り組んでいます。当時震災にショックをうけ、災害救援をテーマとして7冊目の小説を書きました。それを日本文学館に応募したところ、「出版大賞ノベル部門特別賞」を受賞しました。これを受けて平成24年3月に文庫本を出版しました。タイトルは『マー爺さん空を飛ぶ』~メッセージ被災者の皆様へ~です。これはパラグライダーで空から災害地へ向かい、救援活動に活躍する自伝的小説です。一つ気づいたのですが、「パラグライダー」の代わりに、GPS制御の通信可能な監視カメラを搭載した「災害用ドローン」を使うことで、情報収集や物資輸送などのより多角的な活用ができると思いました。ぜひ、関連機関で検討を願いしたいものです。下の写真は文庫本カバーの表と裏の装丁です。なお、印税の全額を被災地に寄付しました。

  


3/2  シリーズ「終活・死生観」②生前贈与
 平成27年(2015年)1月から、相続税の基礎控除が6割に縮小され、課税対象となる人が増える見込みです。また、最高税率が55%へ引き上げられました。基礎控除で見ると、「改正前:5000万円+1000万円×法定相続人の数 改正後:3000万円+600万円×法定相続人の数」となります。基礎控除は、相続税の申告が必要になるかどうかのボーダーラインです。遺産が基礎控除以下の場合には、相続税の申告は必要ありませんが、超えると相続税の申告が必要になります。「週刊ポスト2月号」にこれに関する特集が載っていましたので、抜粋して紹介します。
 ──相続税対策のコツは、死ぬ前に贈与して財産を減らすことです。「税理士法人チェスター」代表の福留正明氏は、「65歳から始めるのが一つの目安」と説明する。相続税対策の“王道”は、配偶者や子供などへの生前贈与で、一人当たり年間110万円まで非課税になる「暦年課税制度」を利用することです。ただ、この制度を使っても、贈与者がなくなった時点から遡って3年分までは相続税がかかるので注意が必要です。このため、男性の平均寿命81歳から逆残して、78歳までにはある程度の贈与を終えておく必要があります。・・・例えば、7500万円の資産をもつ世帯主の2人の父親(ともに妻、2人の子供を持つ)が77歳で亡くなった場合、65歳から生前贈与をした人としなかった人とでは、一方は相続税ゼロ、他方は144万円の相続税がかかるという差が出ます。──
 私の場合、長男の住宅取得の際、生前贈与の非課税枠「住宅資金向け贈与の特例」(最大で1,000万円の非課税)を使いました。その後、同額の長女への生前贈与をスタートし、残り3年で終了できる予定です。この生前贈与や相続は難しい部分もあるので、税理士さんに相談すると良いでしょう。


 2/18 第8回「いきいきサロン」開催
 オリンピックの影響が心配されましたが、出席者は15名でまずまず。健康コーナーではNHKのオンデマンドからNHKスペシャル「骨が若返り物質を出す」を鑑賞しました。参加者は皆さん、「骨に対する認識が変わった」とのこと。お楽しみコーナーでは「キャサリン野村」さんを迎え、大正琴と腹話術の実演をいただきました。大正琴では「青い山脈・ふるさと・雪の降る街を」など、7曲を琴に合わせて合唱しました。腹話術の方は爆笑続きの大盛り上がりで、野村さんの熱演に大きな拍手が送られました。

 
 


2/4 シリーズ「終活・死生観」① 生前整理
 年頭所感で提起した「終活」の考察について、「終活・死生観」と題して、順次シリーズで掲載していきたいと思います。なかなかシュールな問題ですが、死をタブー視することもできません。民生委員に必要な一定の見識を持つとともに、何よりも自分自身の「終活」の準備として取り組んでいきたいと思います。いま、関心が高まっている終活ですが、事務的な問題や法律関係の事柄だけでなく、医療や心の準備、死生観の分野にも踏み込んでいきたいと思います。そこで終活で、まず手っ取り早く始められることを考えてみました。民生委員の活動で使われている冊子「ゴールデンライフ2月号」に、「生前整理」についての記事が載っていましたので、これから始めたいと思います。
 
 ──「こんなガラクタいつまで保管しておくの?」そんな疑問は誰しもが持つもの。しかし当人からすると「非常に価値あるモノ」だったりします。それは、想い出や経験が価値に繋がるからです。生前整理とは、本当に残したいこと、託したいことを、家族と共有す作業です。それは「捨てる」作業ではありません。価値観を家族と共有し、「引き継ぐ」ことこそが、生前整理の重要なポイントなのです。実際に「生前整理をしてみよう」とは思い立ったものの、どうしたら良いかわからない、ということはありませんか?そんな時は家族と話し合い、具体的に先が見えて前向きになれる時期を設けましょう。例えば、なんとなく「一か月で押入れを掃除する」と言っても、あまり継続できません。それよりも「お盆に子供と孫が一緒に来るから、そこまでに整理し、引き継ぐことは子供に話してみよう」というように、今後をより良くするための期限を決めると良いでしょう。全部できなくても問題はありません。片付けながら写真を見て、想い出にひたる時間も大切でしょう。生前整理とは「自分のモノを家族と共有し引き継ぐこと」が、一番のポイントだからです。──
 
 私の場合、サラリーマン時代の写真や記念旅行の写真など、大量に段ボール箱に入ったままで、また頂いた年賀状なども未整理のままです。まずは残すものと、捨てるものとを選別したいと思います。これらの作業から、気づいた事柄をさらに「エンディングノート」などにまとめ、次のステップに進ん行きたいと思います。


 1/21 第7回「いきいきサロン」開催
 久し振りに暖かく穏やかな天気。出席者は20名になりました。健康コーナーでは保健活動推進員さんの協力で、転倒防止のための体力測定(写真上)を実施しました。写真の左は「歩幅テスト」、右は「40cmと20cmの立ち上がりテスト」です。基準値に達しないと「ロコモ度」1~2度と判定されます。それぞれの結果に一喜一憂、ロコモ体操の関心が高まりました。お楽しみコーナーでは新春寄席と題して、落語家の「花伝亭あひる」(写真下)さんを迎えました。三題45分間の熱演でした。
 
 


 1/13 凄い・・!!  “驚異の骨パワー”
 新年早々(1月7日)、NHKスペシャル・シリーズ人体 神秘の巨大ネットワーク 第3集「“骨”が出す! 最高の若返り物質」を観ました。“骨”は単に体を支える役割と思っていましたが、これが知ってビックリ!何と私たちが目指す「健康長寿」に直結しており、大きな驚きと興奮を覚えました。以下はその概容です。
 ──骨は、単なる固いカルシウムのかたまりだと思ったら大間違いなんです。私たちの全身の「若さ」を司っているのは、実は骨だということが、最新の科学から明らかになりました。骨が操っているのは、「記憶力」「筋力」「免疫力」、そして「精力」までも・・・。逆に言えば、骨が「老化」のスイッチを押してしまうこともあるということです。その危険性は、高齢者だけではなく、若い世代にも潜んでいるという調査結果もあります。では、どうすれば骨を強くし、「若さ」を保ち続けることが出来るのか。骨が持つ知られざるパワーを呼び覚ます方法についても、詳しくお伝えします。
 今回のシリーズ「人体」のテーマは、臓器が互いに情報を交換するネットワークを構築しているというものですが、「骨」も立派な臓器で、人体ネットワークの一員だったのです。骨が発信しているメッセージとは「記憶力アップ」「免疫力アップ」「筋力アップ」「精力アップ」のメッセージです。この4つのメッセージに共通しているのは、人が活動していくうえで必要な「若さ」です。マウスを使った実験で、記憶力や筋力、精力をアップさせるメッセージ物質(ホルモン)を見つけました。この物質が「オステオカルシン」です。免疫力アップのメッセージ物質は「オステオポンチン」という物質です。また、難病の「硬結性骨化症」の研究から、骨が出す「骨を作るのをやめよう」というメッセージ物質も見つかりました。この物質を「スクレロスチン」と呼びます。骨は、常に、古い骨を壊して新しい骨を作るということを繰り返し、3~5年で全部入れ替わるそうです。実際に、骨を壊したり骨を作ったりしているのは、「破骨細胞」と「骨芽細胞」です。そして、この2つの細胞の量を調節しているのが「骨細胞」です。骨細胞は、「骨を作ろう」「骨を作るのをやめよう」といったアクセル役とブレーキ役のメッセージ物質を出し、破骨細胞や骨芽細胞の量を調節しています。この中でも、あの「若さ」に関する4つのメッセージを出す役割を担っていたのが「骨芽細胞」です。それではどういう刺激で骨細胞はメッセージを出すのか。ランニング、ジャンプ運動などで骨に衝撃を伝える運動を続けることで、骨細胞が衝撃を感知してメッセージを出します。まさに骨は体の衝撃を感知するセンサーだったのです。例えば、一日中座って仕事をしていると、骨に衝撃が伝わず骨量が減少し老化が進行するリスクがあるということです。これを防ぐためには、ウォーキング、ストレッチ、ヨガ等の運動をすることが良いとのことです。人間の体は活動しなくなると、骨を作る必要がないと判断するようにできているのです。これは進化の過程で、活動的な個体を生き残すために備わったものと思われます。だから、日常から適度な運動で自分の骨に衝撃を与え、活動していることを伝えてあげる必要があるのです。健康寿命に重大な影響をもたらす骨ホルモンの減少を食い止めるためには、新しい骨を形成し、骨ホルモンを分泌する「骨芽細胞」を刺激することが重要だと考えられているそうです。── 
 骨が健康な状態である限り、体の臓器の若さは保たれます。まさに骨は人体の若さを司る“門番”だったのです。高齢者が骨折をきっかけに認知症や老化が進み、数年で亡くなる事例もあります。体があまり動かなくても、骨芽細胞に刺激を与えるための簡易的な運動として「かかと落とし」と「ミニジャンプ」の2つがあります。「かかと落とし」は、直立した姿勢でつま先立ちになり、両脚のかかとを上げ下げする。「ミニジャンプ」は、高さ10cmほどの台から両脚ですとんと降りて着地することを繰り返す。どちらも至ってシンプルな運動です。両方とも小人数の実験ながら、それぞれ一日30回と50回を2週間継続して行なうことでオステオカルシン量が増加する傾向がみられたそうです。個人差はあるものの、継続することでオステオカルシン量の現状維持、あるいは微増が期待できそうです。さあ、これからは、この骨を鍛えるという意識をもって“健康長寿”を目指しましょう。

 
 1/1 年頭所感
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今年はメインの「いきいきサロン」の一層の充実をはかってまいります。人歴・健康コーナーでは、近隣の歯科、眼科、泌尿科、呼吸器科などの院長さんや薬局の薬剤師さんを招き、高齢者の健康にまつわる講座を開きます。この中では、機材を使った「メタボ」「骨密度」「血管年齢」などの測定チェックも実施され、また、お楽しみコーナーでは、落語家さん、大正琴・腹話術のライブが予定されています。同時に、家庭で出来るロコモ体操や脳トレ体操の定着をはかります。話は変わりますが、民生委員として家庭訪問をしていた時、ある高齢者の人から死後の質問を受けました。唐突で予想外の質問だったため、応えに窮してしまいました。日頃、「健康長寿」を目指して活動していますが、この質問に対しても何らかの準備をしておく必要を感じました。いま「終活」が関心を集めていますが、私自身(76歳)にとってもその時期が来ているように思いました。そこで今年を「終活元年」と位置づけ、必要な準備をしつつ、少しでも納得のいく「死生観」をまとめていきたいと思います。つきましては、これに関するご意見がありましたら、ぜひお寄せ下さい。今年も「生き甲斐型満足感」を求めて活動を続けてまいります。


∽∽NPO活動(2017.1~2017.12)∽∽

2017-01-03 17:51:37 | 日記
 12/17 第6回「いきいきサロン」開催
 少し風が強く寒かったですが快晴に恵まれ、16名の参加がありました。人歴コーナーでは都筑センター館長の田邊順子さん(写真上)、お楽しみコーナーでは若山流師範・若山輔千代(村田千代子さん、写真下)を迎えました。都筑センターとは、横浜市資源循環局都筑工場の余熱利用施設として1984 年11月に開館した「横浜市都筑地区センター」と「老人福祉センター横浜市つづき緑寿荘 」の複合施設です。地域の方々との「ふれあい」と「仲間づくり」の拠点として、子どもから お年寄りまでスポーツやレクリエーション、会合や学習などに利用されています。館内には無料の入浴施設やカラオケを楽しめる大広間などがあります。館長さんは大学卒業後、健康保健畑を歩まれ、現在の福祉関係の道に進まれたとのことです。出身は沖縄宮古島で、観光大使を務められるほど素敵な人です。村田さんは「任侠吉良の港」を踊られました。凛々しい舞で、とても80歳には見えません。聞くと、日頃からノルディック(ウオーキング)やグランドゴルフなどで足腰を鍛えているとのこと。まさに「健康長寿」の先輩でした。終了後、少し早かったですが、「よいお年を!」という挨拶を交わして本年を締めくくりました。
 
 

 
 11/19 第5回「いきいきサロン」開催
 天気がちょうど回復し、5回目のサロンが開催できました。ゲストにはブラジル人のフランシスコ・ダ・コンセイサン氏を迎えました。参加者はゲストのご家族を加えて11名でした。フランシスコさんは来日して大阪外大で日本語を学び、日常の教師は奥様とのこと。関西にいたとき、あの阪神大震災に遭遇し、命拾いしたそうです。大事にしている言葉は「出会った人は大切に」。話の終わりに質問コ─ナ─があり、ブラジルのサッカーや日本の経済状況についての質問が出ました。フランシスコさんの熱弁に引き込まれ、持ち時間がオバ─してしまいました。この後、Nスぺの「あなたもできる“健康長寿”徹底解明100歳」のビデオを鑑賞しました。
 
  


11/9健康長寿を決める“CTRA遺伝子”とは?
 昨年10月29日にNHKスペシャル「あなたもなれる“健康長寿”徹底解明100歳」という番組があり、以下に要点をまとめました。

① 健康長寿を実現した100歳以上の高齢者を「センテナリアン」と呼ぶ。世界中の研究者がセンテナリアンに潜む健康長寿の秘密の解明に挑戦している。

② 体の中の細胞が老化すると、その細胞から「サイトカイン」と呼ばれる炎症を引き起こす物質が分泌される。それが周囲の細胞を老化させ炎症が広がる。さらに死んだ細胞からは細胞の断片や老廃物が出され、慢性的な炎症が進む。慢性炎症が健康長寿の大敵であることが分かる。

③ 慢性炎症の進行を抑える一つに食事がある。長寿地域の一つ、イタリア南部のアッチャローリのセンテナリアをむ調べた結果、この地域特有の食事(地中海食)が注目された。地中海食に特徴的な魚、オリーブオイル、ナッツ、野菜、これらに含まれる脂肪酸やポリフェノール、リコピンなど炎症を抑える効果があることが分かる。また、和食も同等の効果が認められた。まず重要なのが魚。オメガ3脂肪酸であるEPA、DHAがたくさん含まれていて、慢性炎症を抑える。魚の油を摂取すると、他の油よりも炎症の数値が40%近く下がるという結果も出ている。同じように、ヒジキの煮物。大豆による良質なタンパクや体にいいと言われるポリフェノール、ニンジンなど海藻にもそのような効果がある。味噌汁の中の味噌にも抗炎症成分が入っていることが確認された。和食と地中海食、違って見える食事だが共通しているのは炎症を抑える成分が豊富に含まれていること。長い年月をかけて体に合ってきた食事の方が、より慢性炎症を抑制する効果があるということが分かってきた。しかし、この効果は地域、人種あるいは生活習慣、遺伝子の違いによって異なることも分かってきた。また、最近注目されている腸内細菌との関係も指摘されている。

④ 次は運動。私たちは普通65歳で定年となり、あまり活動しなくなるが、センテナリアンの人たちは90歳になっても働いている。運動が健康によいことはこれまでも知られていたが、実は最近になって炎症との関係が科学的に明らかになってきた。長寿地域の人たちは極めて優れた“微小循環”を持っていることが明らかになった。微小循環とは、全身に張り巡らされた毛細血管の中で起きている目に見えないレベルの細かな血流のことで、溜まった老廃物を回収し、細胞に必要な酸素や栄養素を送り届ける。この微小循環が慢性炎症に繋がる要因を取り除き、老化のスピードを緩めている可能性が見えてきた。

⑤ そして注目すべきは心。仕事などで得た満足感が慢性炎症を抑えることと深い繋がりがあることが最新の科学で明らかになってきている。人の満足感と炎症との関係を研究しているカリフォルニア大学医学部教授のスティーブン・コール氏は、男女84人の被験者を対象にある調査を実施した。日々の幸せや人生での充実感、今の自分が好きかどうかや日常で得られる達成感など様々な満足感を聞き取った。その後、調査した人たちの血液を採取し分析を進めた結果、満足感と炎症との関わりを示す遺伝子(CTRA)が見つかった。CTRA遺伝子群は、人が何らかのストレスを受けたときに働きを強める。逆に満足感を得ると、その働きが弱まる。遺伝子の働きが緩やかになったとき、慢性炎症が抑えられるという相関関係が明らかになった。健康長寿の大敵、慢性炎症をコントロールする役割が見えてきたCTRA遺伝子群。更に研究を進めると、満足感の種類によっては全く違う働きをすることも分かってきた。調査した人の中には満足感を得ているにも関わらず、むしろ慢性炎症が進んでしまうケースがあった。炎症を抑える満足感と炎症を逆に進めてしまう満足感、その違いはどこにあるのか。コール氏が分類した炎症を進めるタイプの満足感は、食べたいだけ食べる。むやみに買い物をする。これらは快楽型と呼ばれ、自分の欲求を満たすことで生じる満足感。一方、炎症を抑えていた満足感はボランティア活動や家族を大切にするなど生きがい型と呼ばれる満足感。人のために生きるという心や社会に貢献する姿勢、それが健康長寿に結びついているとコール氏は指摘する。“満足感の違い”に遺伝子はとても敏感であることが明らかになった。人類は社会的な集団生活を行い、生き延びてきた。コール氏は、「つまり人間の脳や神経は社会と繋がり、お互いに助け合うよう生物学的にプログラムされていると考えられるのです」と語る。

 上述の快楽型の満足感は、いわば「利己的満足感」、生き甲斐型の満足感は「利他的満足感」と呼ばれるものでしょう。日々、ボランティアに取り組む私たちにとって何と有難い研究結果か。誰も人が見ていなくても、遺伝子はしっかり見守ってくれている。何と心強いことだろう。しかも自分自身の“健康長寿”にも役立っているとは。ただし、その境界線には微妙なものがあります。今後とも、ボランティア精神に徹した「利他的行動」を続けていきたいものです。

 10/2 新機軸!「出前簡易健診」 
 今年4月~7月の「いきいきサロン」の参加者が思うように伸びませんでした。その一つの理由に「集まりに出たくない」という人がいました。せっかく「健康コ─ナ─」で“認知症チェック”などの検査を実施しても漏れてしまうことになります。「出たくない人」こそ受けてほしいと思うのですが。一方、民生委員として現在21名の高齢者を担当しています。見守り活動として訪問時に健康状態などを聞きます。そこでひらめきました。訪問時、本人が希望すれば「在宅往診」のように「簡易検診」をしてはどうか。そこで11月から始まる第5回サロンよりポスタ一に広報することにしました。以下はそのポスタ一です。
  


 8/2 【提言】「お茶飲み友だち倶楽部」 
 2017.5.18 NHKクロ─ズアップ現代で「高齢者の“性の悩み”」という番組が放送されました。以下はその概容です。
 ・・・年寄らしく慎ましくするべき、気持ち悪い、理解できない、いい年して何を考ているのか、気の緩みでは、不気味・・・この番組のテーマには視聴者から厳しい声が寄せられいてる。こういった世間の声に追い詰められている人もいるのでは。全体的に元気な高齢者が増える一方で、こと性に関しては人知れず悩みを抱える人もいる。今年3月、インターネットでアダルト動画を閲覧していた75歳の男性が、5000万円以上騙し取られる事件があった。「こんなこと、絶対誰にも相談できない・・・」男性は請求に何度も応じ、資産の大半を失った。実は今、アダルトサイトを利用した高齢者が同様の被害にあうケースが急増している。問題を一人で抱えてしまった結果、事態をより深刻にしていると言える。一方、高齢者の介護の現場では、こんな問題も。ある調査で、訪問介護を行っている訪問介護士の半数が利用者からセクハラを受けていたことが分かった。この問題も関係者にタブー視され、解決策は講じられていない。訪問看護ステーション 漆原浩活代表は「どうサポートしていくかアプローチしていくかを考える必要がある。これを遠ざけたりフタをしても必ず溢れてしまう」と語る。今、高齢者と呼ばれる人たちの概念が大きく変わってきた。日本老年医学会はこの一月、高齢者を65歳から75歳以上とする提言を行った。高齢を迎えても心や体が若く元気な人が増えてきた。実際、日本性科学会が1000人以上を対象とした調査によると、「性的な欲求がある」と答えた男性は60歳代で76%、70歳代でも75%に達した。男性の多くは、高齢者になっても性的な欲求を持ち続けることが分かった。都内には60歳未満のお客様お断りの「デリバリーヘルス店」も存在する。今、特に男性高齢者の間で性に関してより積極的になる人が増えている。高齢者関係の健康情報を扱う出版社が高齢者の性に特化した専門誌を創刊、53万部を発刊するヒットに。この背景には男性高齢者のある変化にあると言われている。「劇的に変わったのは、バイアグラをはじめとする薬によって、男性の機能を劇的に回復させるという薬が開発された。性的な問題に関しても非常に前向きになった」(出版社代表) 一方、こうした男性の変化に女性の側は戸惑いをみせている。中高年の性について様々な実態調査を行っている田園都市学園大学・荒木乳根(ちね)子名誉教授。40~70代男女1000人に「夫婦間でどのような性的関係が望ましいか」というアンケートを実施。(男性)性交渉を伴う愛情関係が最多数、(女性)半数以上が精神的な愛情やいたわりのみと答えた。今、高齢の男女で顕著になりつつある性に対する意識のずれ、多くの人が誰にも相談できない中で問題は深刻さを増している。ここで一端、世界に目を向けてアメリカの事例を見てみたい。ある老人ホームでは、入居者同士の恋愛を積極的に奨励し、感染症防止の避妊具を配って施設内で性交渉をすることを権利として認めている。産婦人科医・性科学者 宋美玄さんは「この際、建前は取っ払って、生まれてから死ぬまで、みな性と切り離せない、愛も大事だし、性も一生あって当たり前、なくてもいいことを、国民全体が受け入れていくことが必要では」と語る。・・・
 ところで当会ではかつて、17.1.14に「衝撃!超高齢化社会の現実」、15.2.1 に「幸福長寿を目指して」、14.1.24に「高齢者合コン倶楽部」の各提言をしてきました。今回、NHKの番組を観て、再提言をしたいと思います。統計によると、65歳以上の高齢者の男性8人に1人、女性5人に1人が一人暮らしとなっています(平成27年)。現在、民生委員として一人暮らし高齢者7人の見守りを担当している。本音は漏らさないものの、孤立感や寂しさ感は十分にくみ取ることが出来ます。少しお節介になるかも知れませんが、まず「お茶のみ友達」感覚で出会いの場をつくっては。認知症予防には何と「恋をする」というのもあります。地域で高齢者の第二の人生を応援することも有意義だと思います。


 7/16 第4回「見花山いきいきサロン」開催
 連日の猛暑の中、第4回サロンが開催されました。参加者は14名でした。8月~10月まで自治会のイベントがあるため、11月までお休みになります。前半の最終日ということで「認知症自己診断テスト」(認知症予防協会版)を実施(上の写真)。人歴コ─ナ─では川和高校の教頭 青木款二先生(下の写真)を迎えました。「箱根駅伝」など、スポ─ツ顧問の思い出話しを頂きました。次回のサロンは11月19日の予定です。
   
     
     


 6/18 第3回「見花山いきいきサロン」開催
 あいにくの雨模様の中、第3回サロンが開催され、参加者は12名でした。人歴コ-ナ-のゲストにわが自治会の西潟純一会長を迎えました。お母さんの思い出、長年の自治会活動についての話や、ご自身のモットー「過去には生きない。未来に向かって生きる」の紹介がありました。
   
    


5/21 第2回「見花山いきいきサロン」開催
 五月の爽やかな快晴にめぐまれ、第2回サロンが開催され、参加者は19名でした。人歴コ-ナ-のゲストに山本節子を迎えました。趣味の木彫りで仏像などを製作されています。当日は作品をお持ち頂き、盛んに質問も飛んで盛り上がりました。このコ-ナ-には飛び入りがありました。かつて「カツラチャボ」を飼育され、全国品評会で農林大臣賞を受けた本多吉男さんです。友人に描いてもらった日本画の額をお持ち頂き、飼育に関するうん蓄も披露頂きました。上の写真は山本節子さん、下の写真は本多吉男さんです。今後、さらにこのコ-ナ-の充実を図っていきたいと思います。

    

    


 4/16 いきいきサロン開催
 見花山自治会主催の「いきいきサロン」が開催されました。4月に入って初の夏日となり、天気はまずまずでした。「人歴コ─ナ─」では岡本征士さんを迎え、音楽活動の話をして頂きました。ただ、参加者は13名で残念な結果でした。終了後、役員さんと改善策について話し合いました。下の写真は岡本さんの講演の様子です。
  
 


3/21 「無口で頑固」な人が認知症になりやすい?
 3月16日付の電子版二ュ─ス(msn)に、 「無口でがんこな人が認知症になりやすいのは本当か」という記事が載っていました。以下に全文を紹介します。

  なぜ「名誉」「地位」にこだわる人は長生きできないのか

 
現代社会はストレスであふれている。そしてストレスは、心身の両面でさまざまな病気を生む。たとえばストレスは交感神経系を刺激するため、心臓に負担をかける。免疫機能を低下させるため感染症も起こりやすくなる。不眠や不安、うつ病の原因ともなる。まさに「ストレスは万病のもと」なのだ。ストレスの原因はさまざまだが、同じ出来事でも受け止め方は個人差が大きい。楽天的で前向きな人と、悲観的で悔やみがちな人では、ストレス1の受け方も異なる。その違いを生み出しているのが「性格」である。「性格」とは、人間の感情や意思のパターンである。そのうち感情面に着目したものを「気質」と呼ぶ。気質とは、人が刺激にどう反応するかを見たものだ。「根が明るい」「外交的」「負けず嫌い」「のんびりしている」……。こうした気質によって、その人の行動や意欲が形づくられる。気質とは性格の中核をなすものだと考えられている。これまでさまざまな研究から、特定の病気については「なりやすい性格」があることがわかっている。気質は、遺伝的(先天的)に決まっている要素が強く、生涯を通じて変わりにくい(安定的)と考えられている。だから性格も変わりにくい。自身の性格を知り、その性格と折り合いをつけることが、健康な長生きの秘訣になる。公衆衛生学の最新の研究成果を紹介しよう。


  高学歴で頭のいい人はボケにくい

 
老後の心配事について「認知症」をあげる人は多いだろう。厚生労働省によると、85歳以上の有病率は27%。つまり4人に1人が認知症なのだ。認知症のうち、最も多いのがアルツハイマー型認知症である。国際アルツハイマー病協会によると認知症全体の50~75%を占める。次いで多いのが血管性認知症で20~30%とみられている。この2つは症状の進行に違いがある。血管性認知症は男性に多く、一部の記憶は保たれる「まだら認知症」が特徴だ。一方、アルツハイマー型認知症は女性に多く、脳全体で病変が進行するため、記憶力や生活能力が全体的に低下していく。麻痺などの機能障害がないのに、日常生活ができなくなる。認知症については、「なりやすい性格」がある。このことは以前から指摘されていた。たとえばノエとコルブという精神科医が1958年に出版した精神医学の教科書には「老年痴呆になるような人は元来、融通の利かない、かたくなな人が多い」と書かれている。この事実を日本ではじめて証明したのが、1990年に発表された柄澤昭秀博士(東京都老人総合研究所副所長・当時)の研究である。調査にあたり柄澤博士は新しい性格評価表を作成し、「明るい、開放的」「劣等感をもちやすい」「あいそがない」など40項目のチェックリストを用いて、被験者の性格を8つのタイプに分類した(図を参照)。

  

 柄澤博士らは、認知症患者165名とほぼ同年齢の健康老人376名を対象に、40~50歳ころの性格はどうだったかを近親者に質問した。その結果、認知症患者は健康老人に比べて、同調型と執着型の割合が統計学的に有意に少なく、内閉型、感情型、無力型、粘着型の割合が有意に高かった。個々の性格特徴についてみると「明るい」「社交的」「開放的」といった項目の該当率は健康老人群で有意に高く、「わがまま」「がんこ」「潔癖」「しゃくしじょうぎ」「閉鎖的」などの該当率が認知症老人群で多かったという。今回の取材で、記者から「無口でがんこだとボケやすいのですか」と聞かれたが、この研究結果をみる限り、その通りだと言わざるをえない。


 「予備能」が多いとボケにくい

 
「無口でがんこだとボケやすい」といって、急に明るくふるまっても、疲れるだけだろう。何かのきっかけで性格が「変わる」ことはあっても、「変える」ことは難しい。それではどうすればいいのか。性格を変えなくても、認知症を防ぐ方法はある。脳をよく刺激して、「予備能」を増やすことだ。脳に病変が生じても、それに対抗して認知機能を保持する能力がある。これが「予備能」である。人間は日常、潜在的に持っている能力の10%程度しか使っていない。たとえば肺の場合、平常時の呼吸では、健康診断などで測定した肺活量の10%程度しか使っていない。残りの90%が肺の予備能である。同じことが脳にもいえる。米ケンタッキー大学のデヴィッド・スノードン教授は1986年に開始した「修道女研究」で、脳の病変と認知機能の関係を明らかにした。これは約700名のカトリック修道女に協力を求め、生前に認知機能などの検査を行い、死後に脳を解剖調査するものだ。この結果、脳の病変が軽くても重度の認知症という人もいれば、脳に著しい病変があっても知的能力は正常という人もいることがわかった。この差を生むのが「予備能」だと考えられている。脳が多少やられても、健常な部分が残っていれば症状は出ないということだ。

 「1人が好き」でも諦めるな

 
脳の予備能が多い人の特徴はわかっている。第1に幼少期の成育環境(遊びや学習の機会が多いこと)。第2に学歴が高いこと。第3にアタマをよく使う職業に従事していたこと。第4に中年期から高齢期にかけて社会的ネットワークが豊富で、活動的な生活をしていること。その4点である。脳の予備能は、生涯を通じた神経入力量、つまり脳への刺激の合計で決まる。脳に刺激が入ると、神経細胞(ニューロン)の密度が高まり、シナプス(ニューロン同士の網)が形成される。これらが脳の予備能をつくるからだ。このため内向的で非社交的な性格の人は、刺激が少ないために認知症のリスクが高い。だからといって悲観することはない。1人でいることが好きなら、1人でできることを確実に行えばいい。他人とかかわらなくても心身の活動性は高められる。1日30分の速歩きを週3回、1年間継続することで脳の海馬の容積が2%も増えるという研究結果がある。海馬の容積は60歳を過ぎると毎年1%ずつ減るといわれているから、こうした有酸素運動はとても有効だ。脳血流が増えるので、血管性認知症のリスクも減る。知的活動も有効だ。クロスワードパズルなどを頻繁に行っていた高齢者では認知症の発生率が低かったという研究結果もある。一方で、「ぼーっとテレビをみる」というのはリスクを高める。テレビをみるなら、能動的に楽しめる番組がいい。クイズや落語のような集中力の必要な番組がいいだろう。もちろん本や雑誌を読むのもいい。「ボケたくないから」と修業のようにパズルや運動に打ち込むのはおすすめできない。ストレスは悪影響があるからだ。脳の健康は人生を楽しんだ結果の「ご褒美」だと考えたほうがいい。


 2/5  “見花山いきいきサロン”実施案
 2月5日の定例理事会において、実施案が了承されました。これにより、4月16日の第1回開催を目指してスタートしました。以下はその実施案です。

【目的】
「認知症」や「寝たきり」の予防活動に、地域の支え手をつくるという活動も目的に加える。具体的には「74歳准高齢者」の提言を受け、自治会の役員や評議員を担うアクティブな高齢者の養成を図ることなどである。
【日時】
4月16日(日)13時~14時半 月1回第3日曜日
【会場】
見花山自治会館
【対象】
見花山自治会高齢者及び見睦会員
【内容】
ロコモ体操コーナー、頭の体操コーナー、お楽みコーナー、人歴コーナー(候補 弁護士 元NHK職員 元JR職員)
【スタッフ】
受付・・・(民生委員)
ロコモ体操・・・(理事)
映像装置・・・(理事)
【機材】
動画ディスプレイは自治会館内のテレビ 将来的には40型以上のテレビ又は液晶モニター使用
【広報】
掲示板、回覧板、会報「かりん公園」などで行う。


1/14  衝撃!! 超高齢化社会の現実
 週刊紙「週刊現代」の新年特別企画に「100年 生きるのは幸せか」という記事が載っていました。100歳以上の高齢者の数は昭和38年(1963)にはわずか153人でした。それが53年たった昨年2016年9月、6万5692人に、約430倍です。推計によると、2020年には12万8千人、2030年には27万3千人、そして23年後の2040年には42万人になるとのこと。この数は東京都町田市の人口に匹敵します。  ところで、100歳前後の超高齢者の運動機能はどうだろうか。厚生労働省の「国民生活基礎調査」の推計によると、自分の足で歩けるは5人に1人で、8割の人が認知症になるとのこと。現在、100歳の高齢者1人あたり、医療費と介護費合わせて約300万円が支給されています。もしこのままいけば、23年後には、この2つの医療費・介護費だけで1兆2600億円に達して医療制度は破綻します。また、病院や介護施設のベット数が追いつかず、多数の医療・介護難民が発生するとのこと。これからの20~30年後、自分や家族が100歳になるほど長生きしたら、本当に長寿を心から祝うことが出来るだろうか・・・。    
 1月6日の読売新聞に「高齢者75歳から」という記事が載っていました。近年、元気な高齢者が増えていることから、日本老年学会が1990年代以降の高齢者の身体、知的能力、健康状態に関するデータを分析したところ、ここ10~20年間に5~10歳程度若返っていることが分かった。特に65~74歳は、心身の健康が保たれ、活発な社会活動が可能な人が多いため、現在65歳以上とされている高齢者の定義を75歳以上に見直す提言を発表しました。そして65歳~74歳を「准高齢者」に区分し、就労やボランティアに参加する枠組みも提唱しています。これは今までの生産年齢15~65歳未満が10歳繰り上がって、74歳まで生産年齢人口が広がることを意味します。このように定義を見直すことで、国民の意識が変わり、より多くの人が社会の支え手に回ることが可能になります。これは超高齢化社会には明るいニュースです。今後、国としても社会制度や仕組みを早急に再構築し、個人においても“健康寿命”を伸ばす努力を続け、地域においても町内会・自治会や民生委員など、そのような視点にたって活動を進化させていく必要があると思います。

1/3 日本一の「大山自治会」に学ぶ!  
 新しい年を迎え、今年も地域発展のために取り組んでまいります。そこで地域問題に取りむ者が模範とすべき「大山自治会」について学びたいと思います。この自治会は立川市にあり、1600世帯約4000人が居住する都営大山団地内にあります。自治会長は佐藤良子さんと仰る74歳の女性リーダーです。モットーは「人が人にやさしいまち、必要とされる自治会」「ゆりかごから墓場まで」です。そこで幾つかの特徴をあげたいと思います。
①自治会加入率100%、平成16年から「孤独死ゼロ」
②24時間対応の相談窓口や自治会葬
③「市能工商」の徹底。「市」は住民主体の自治会、「能」は能力、技術者の人材バンク、「工」は工夫、アイディアで企画運営、「商」はコミュニティビジネスで有効活用。
④役員の選出は、ブロックごとの「区長制」。若い世代から高齢者や身障者まで参加。
⑤非常時の全住民の名簿完備。高齢者の緊急連絡先の登録。また所有車両の登録で悪質な違法駐車排除。
⑥見守りネットワークとして「向こう3軒両隣」制度。
⑦自治会費の集金、電気、ガス、水道、新聞などの企業との連携による安否確認システム。 
 環境を生かすも殺すも住んでいる住民次第であり、「住んでよかった」と思えるまちにするための「人の営み」こそが重要だと思います。HP 「大山自治会」
 
 

∽∽ NPO 活動(2016.1~2016.12) ∽∽

2016-05-08 20:41:34 | 日記
11/30 「民生委員・児童委員」に任命される
 
11月30日、都筑区役所において「委嘱状伝達式」がありました。私も自治会の推薦を受け、都筑区全体で173名が任命されました。民生委員は非常勤の特別職地方公務員で、地域で援助を必要とする人の情報を集め、行政につなげる活動をします。今後、会員一人一人の皆様と対話を重ね、“いきいきサロン”のより良いあり方も検討してまいります。次の写真は区長の挨拶で、その下の写真は伝達式の様子です。
  
  
  
  



10/2 「殿 利息でござる」に学ぶ

 遅まきながら5月に公開された映画『殿 利息でござる』 を観ました。史実ということもあり、感動で涙が止まりませんでした。物語はコマ─シャル版によると、
~金欠の仙台藩は百姓町人へ容赦なく重税(伝馬役)を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。さびれ果てた小さな宿場町・吉岡藩で、故郷の将来を心配する十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。それは、藩に大金を貸し付け利息を巻き上げるという、百姓が搾取される側から搾取する側に回る逆転の発想であった。計画が明るみに出れば打ち首確実。三億円相当の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まった。「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨てて、ただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む!『武士の家計簿』の原作者が取材した実話を基に、『ゴールデンスランバー』『白ゆき姫殺人事件』の監督が贈る痛快歴史エンタテインメント超大作~とあります。
   

      

 封建時代真っ盛りの江戸時代に、命をかけて民衆のために戦った庶民の一団がいたことに驚かされます。実は映画化については次のようなエピソ─ドがあったそうです。~映画『武士の家計簿』を見た宮城県大和町の元町議・吉田勝吉が、原作者・磯田道史に「この話を本に書いて広めて欲しい」と手紙で託したのをきっかけに「穀田屋十三郎」含めた『無私の日本人』を出版。2014年、東日本放送が開局40周年記念事業の一環で、映画製作を中村義洋に依頼。「無私の日本人」を読んだ京都の読者が東日本放送に勤務している娘に送り、感動した娘が同社勤務の同僚に薦め、同僚が元同僚に薦めた。その元同僚が中村義洋の妻で「無私の日本人」を中村に見せた。「無私の日本人」に感動した中村が東日本放送に映像化を掛け合うが、最初時代劇に難色を示す。映画化した決め手は、東日本放送社長が「無私の日本人」に感動して映像化を許可したことだった。磯田はこの流れを「感動のドミノ」と称した。~
 映画の中では、宿場の人々に「無私のドミノ」が広がり、歴史的な偉業を成し遂げます。NPOや自治会・町内会にたずさわる私たちも、さらなる「利他のドミノ」の拡大を図っていきたいと思います。なお、「穀田屋」は宮城県黒川郡大和町で酒造メ─カ─として健在です。




9/19 “敬老祝賀会”開催
 9月19日の「敬老の日」、自治会主催の“敬老祝賀会”が開催されました。台風の影響で雨模様の天気でしたが、会員59名(70歳以上)の方々の出席がありました。上の写真は“祝賀会”の様子、下の写真はアトラクション(日本舞踊)を楽しむ会員の様子です。欠席者157名をふくめ、全員にお祝いの「紅白饅頭」(“いきいきサロン”チラシ添付)がプレゼントされました。







7/31 “いきいきサロン”チラシ配布
 掲示板、回覧板に加え、自治会の見睦会(老人会)の「暑気払い」で、「いきいきサロン」のチラシを個別に配布し、告知の徹底をはかりました。下の写真は「暑気払い」のアトラクション(手品)を楽しむ会員さんです。

  
  


5/8 「見花山いきいきサロン」ポスター完成!!

 5月度理事会において「見花山いきいきサロン」のポスターが承認されました。さっそく、掲示板や回覧板で広く高齢者会員に告知され、意見や要望をいただきます。

    


4/10 平成28年定例総会開催
 新23年度の定例総会において、念願の「見花山いきいきサロン」案が了承され、正式にスタートしました。今後、掲示板や回覧板で告知され、広くご3意見やご要望をいただきます。下の写真は当日の総会の様子です。

    


2/7 定例総会案了承される
 2月度の理事会において平成28年度の定例総会案が了承されました。以下はその抜粋です。

1号議案 平成27年度活動報告
〈福祉文化・社会教育〉6.住民の高齢化が進む中、高齢者を対象とした新たな福祉活動として、「見花山いきいきサロン」を立ち上げた。

2号議案 平成28年度活動計画


1/9 1月度理事会で了承される 
   見花山自治会に高齢者を対象にした新たな福祉活動を!
 見花山自治会は3つの「まちづくり基本理念」を具体化するため、夏祭りを中心に様々な年中行事を行ってきました。また、支援4団体では独自の行事や同好会活動、さらに支援団体同士が共催し、老若男女が参加できる横断的な行事も盛んに行われています。その結果、「顔の見える関係」や「助け合い支え合いの関係」が他の町以上に出来上がっています。しかしながら、見花山誕生から30年以上がたち、高齢化が進むと共に「認知症」や「寝たきり」になるリスクが高まって来ていることも事実です。全国的には、介護認定を受けている高齢者の半数は認知症だと言われています。見花山自治会では、災害時要支援者の援護や日常活動として、見守り希望者や認知上の方の見守り活動を行っておりますが、更に積極的に「認知症予防」や「寝たきり予防」の活動を行っていくことが、自治会活動の一つとして重要になってきています。そこで新たな福祉活動のあり方を検討するプロジェクトチームを立ち上げることになりました。

【名称】
 「見花山いきいきサロン」とする。

【プロジェクトチームの構成】
 ・リーダー:自治会長  ・サブリーダー:福祉文化担当理事  ・メンバー:副会長、見睦会(老人会)会長、理事2名、顧問 計7名

【目的】
 「認知症」や「寝たきり」の予防活動を目的とする。

【活動】
 サロンには次の4つのコーナーを設け、その一つ又は複数の組み合わせを体験してもらうことによって、上記の目的を達成する。


1/6 脳のMRI検査 

 新年早々、都筑区北山田の「港北エヌティークリニック」で、初めて“脳のMRI検査”を受けました。認知症予防活動をしている者として、自身が認知症になっては笑えません。結果は「異常なし」とのことで安心しました。下の画像は健常者とアルツハイマー患者のMRI比較画像です。私自身の画像は病院の許可を得てから掲載する予定です。

    

 脳のMRIでは無症状の「脳腫瘍」や「かくれ脳梗塞」など、脳の老化、また脳の委縮(アルツハイマー型認知症など)も発見できます。MRI検査では同時に脳血管を調べ(MRA検査)、脳卒中の予防に威力を発揮します。脳動脈瘤という、血管の分岐部に瘤が見つかった場合は将来「クモ膜下出血」を生じる可能性があります。また脳動脈の狭窄が認められ、脳梗塞を生じる危険が増している場合もあります。糖尿病、高血圧症、高脂血症、喫煙、肥満などの脳卒中危険因子を持っている人は特に、MRA検査を受けられることをお勧めします。早期診断、早期の治療開始が脳卒中の発症を予防します。検査料は2000~7000円となっています。下の写真は私自身のMRI画像です。ちなみに、ゲーム感覚の 「脳年齢テスト(色識別)」 (20~120歳)にチャレンジしたところ、私の成績は“27歳”でした。

     

     

∽∽ NPO 活動(2015.1~2015.12) ∽∽

2015-01-05 15:07:38 | 日記
12/12 第1回プロジェクト会議開催  

 前回案に加えて、正式に第1回プロジェクト会議が開催されました。【目的】までは了承され、【活動】に関しては、次回に「エキジビション」することで合意されました。

  「見花山いきいきサロン」(案)

 都筑区の「平成28年度~地域福祉保健計画」の25ページには、──都筑区では、人や地域の「つながり」を大切に思い、「お祭り」や「体育祭」など自治会町内会等が行う伝統行事や地域活動が盛んに行われています。しかし、直近の区民意識調査では、人と人とのつながりや人と地域とのつながりが希薄化傾向にあります──と。厚生労働省は、10年後の2025年に認知症の人が約700万人(現在345万人)に達するとの新たな推計を、2015年1月7日に明らかにしました。65歳以上の高齢者の5人に1人にあたります。これらの「希薄化傾向」や「高齢化社会」を見据えて、見花山自治会に新たな福祉活動のあり方を検討するプロジェクトチームを設ける。自治会長をチームリーダーとする。

【名称】その活動名称を「見花山いきいきサロン」とする。対象者は見花山自治会会員とする。

【担当】福祉文化・社会教育の理事や関係理事2~3名が担当する。将来的には高齢者自身の運営参加も考える。

【目的】主に、高齢者の「孤立化」や「引きこもり」、「認知症や寝たきり」の予防活動を目的とする。そのポイントは人との交流の機会を増やすことで、一人でも多くの高齢者の方々が気軽に参加できる、多様なチャンネルをもつ“たまり場”や“居場所”をつくることである。すそ野を広げるために見睦会の“見守り友愛活動”との連携も考える。

【活動】サロンに次の4つのコーナーを設ける。
① 人歴(人に歴史あり)コーナー・・・まず顔と名前を覚えてもらうことから。そのために役員はじめ、希望者に自分の人生や自慢話を大いに語ってもらう。
② ロコモ体操コーナー・・・ロコモ(運動器症候群=要介護状態)を予防するための足、腰、筋肉など体全体の体操。高齢者が日常的に持続可能な運動。
③ 頭の体操コーナー・・・ゲーム感覚の脳の活性化学習。ゲームや動画を使った楽しい学習。小学校の算数、国語、理科、社会の懐かしい学習など。
④ お楽しみコーナー・・・ユーチューブの動画を使い、漫才や落語、面白動画などを鑑賞し、楽しいリラックスタイムをもつ。また、サロンに参加できない会員のために、希望すれば戸別訪問型の出張サロンも実施する。その他、課外授業として、自然観察、社会施設見学、手作業をともなう紙飛行機やペットボトルロケットの作成とその競技会、ミニヘリの操縦技術大会などを開催する。一方、会員に不安要素が発見されたときは、行政の「加賀原ケアプラザ」等に相談し、医療機関の受診を勧める。

【会場】見花山自治会館を主な活動会場とする。高齢者の負担や持続率の向上を考えると、会場は徒歩10分以内が望ましい。当面、月1回の開催を目指す。
            
 

 11/7 プロジェクト案作成  

 高齢者福祉について、今後、見花山自治会「プロジェクトチーム」で審議することになり、それに合わせて今までの内容を加味した素案が出来上りました。

  新たな福祉活動について(案)

 急速に進む高齢化社会を見据え、見花山自治会に新たな福祉活動のあり方を検討するプロジェクトチームを設ける。自治会長をチームリーダーとする。

【名称】その活動名称を「見花山いきいきサロン」とする。

【担当】福祉文化・社会教育の理事や関係理事2~3名が担当する。

【目的】主に、高齢者の「認知症や寝たきり」「引きこもり」の予防活動を目的とする。そのポイントは人との交流の機会を増やすことで、一人でも多くの高齢者の方々が気軽に参加できる、多様なチャンネルをもつ“たまり場”をつくることである。すそ野を広げるために見睦会の“見守り友愛活動”との連携も考える。

【活動】サロンに次の4つのコーナーを設ける。
①人歴(人に歴史あり)コーナー・・・まず顔と名前を覚えてもらうことから。そのために役員はじめ、希望者に自分の人生や自慢話を大いに語ってもらう。
②ロコモ体操コーナー・・・ロコモ(運動器症候群=要介護状態)を予防するための足、腰、筋肉など体全体の体操。高齢者が日常的に持続可能な運動。
③頭の体操コーナー・・・ゲーム感覚の脳の活性化学習。ゲームや動画を使った楽しい学習。小学校の算数、国語、理科、社会の懐かしい学習など。
④お楽しみコーナー・・・ユーチューブの動画を使い、漫才や落語、面白動画などを鑑賞し、楽しいリラックスタイムをもつ。また、サロンに参加できない会員のために、希望すれば戸別訪問型の出張サロンも実施する。その他、課外授業として、自然観察、社会施設見学、手作業をともなう紙飛行機やペットボトルロケットの作成とその競技会、ミニヘリの操縦技術大会などを開催する。一方、会員に不安要素が発見されたときは、行政の「加賀原ケアプラザ」等に相談し、医療機関の受診を勧める。

【会場】見花山自治会館を主な活動会場とする。高齢者の負担や持続率の向上を考えると、会場は徒歩10分以内が望ましい。当面、月1回の開催を目指す。         
 


10/4 見花山理事会に最終案提出      

【目的】主に、高齢者の「認知症と寝たきり」予防活動を目的とする。そのポイントは人との交流の機会を増やすことで、一人でも多くの高齢者の方々が気軽に参加いただける、多様なチャンネルをもつ“たまり場”をつくること。それを自治会本体(「福祉部」設置)の福祉活動として位置付ける。(すそ野を広げるため出前講座も検討)

【名称】この活動の名称を仮称「見花いきいき塾」とする。

【授業】次の4つの授業(コーナー)を設ける。
①人歴(人に歴史あり)コーナー・・・まず顔と名前を覚えてもらうことから。そのために役員はじめ、希望者に自分の人生や自慢話を大いに語ってもらう。
②ロコモ体操コーナー・・・ロコモ(運動器症候群=要介護状態)を予防するための足、腰、筋肉など体全体の体操。高齢者が日常的に持続可能な運動。
③頭の体操コーナー・・・ゲーム感覚の脳の活性化学習。ゲームや動画を使った楽しい学習。小学校の算数、国語、理科、社会の懐かしい学習など。
④お楽しみコーナー・・・ユーチューブの動画を使い、漫才や落語、面白動画などを鑑賞し、楽しいリラックスタイムをもつ。その他、課外授業として、自然観察、社会施設見学、手作業をともなう紙飛行機やペットボトルロケットの作成とその競技会、ミニヘリの操縦技術大会などを開催する。

【スケジュール】次のスケジュールで、十分時間をかけて周知をはかる。
①10月理事会で「高齢者福祉について」(案)の了承をいただく。
②11月~翌1月の3回、会報「かりん公園」や回覧板にて予告チラシの広報。
③2月、3月の2回の説明会開催で意見聴取(参加希望者調査)
④4月の定例総会で審議、承認をいただく。
⑤5月 開塾(スタート)





 6/7 福祉活動について(案)      

──見花山自治会の高齢者福祉スタート!──

 見花山自治会のお祭りや親睦交流イベント(文化部門)は非常に高く評価され、すでに連合町内会・自治会のレベルに達していると思います。しかし一方、諸行事を見る限り、自治会・町内会のもう一つの柱である「助け合い」(福祉部門)は弱いように思います。少子化時代を迎えての子育て、子供の社会教育、高齢化に対する対策など、早急に検討する必要があると思います。高齢化対策では、すでにある「見守り活動」に加えて、災害時弱者救援システム、いつまでも自分の足で歩き続けていくためのロコモ(ロコモティブシンドローム:運動器症候群)予防活動、そして脳トレを中心とする認知症予防で健康寿命を延ばしていく活動などがあります。
 平成26(2014)年版高齢者白書によると、一昨年(平成25年)の高齢化率(総人口に占める65歳以上の高齢者割合)は25.1%で、4人に1人が高齢者となりました。20年後の平成47年には何と3人に1人が高齢者になります。そしてやがて平均寿命100歳の時代もやって来ます。そんな時代を迎えるにあたり、まず目指すところは「健康長寿」であり、さらには「幸福長寿」の実現だと思います。一方、認知症は高齢者になるほど発症しやすくなります。平成24年現在、65歳以上の4人に1人、85歳では2人に1人が認知症または予備軍(MCI)の恐れがあると言われています。
 そして65歳以上の人の半数以上が一人暮らしか高齢夫婦で暮らしており、認知症の人や家族が生活するには周囲の人の支援が不可欠になります。すなわち自治会・町内会活動に適した「助け合い」といえます。癌や心臓病、脳疾患は「体の死」を招く病気、認知症は「心の死」を招く病気とも言われ、本人以上に家族が苦しめられる病気です。
【具体策】
①将来的に仮称「福祉部」を設置する。
②「福祉部」において上記の福祉活動を扱うが、当面、「認知症とロコモ」予防を先行して行う。
③「認知症予防」の具体策は仮称「見睦生き生き塾」を設置し、月1から始め、将来的には週1回以上の開催まで持っていく。
④永続性のあるカリュクラムとして、小学算数、国語、理科、社会の教科講座、ロコモ体操(骨・関節・筋肉などの運動機能の向上体操)、会員の人生体験発表会、映写会、社会見学、野外観察など楽しい講座を用意していく。
⑤教師は当面、高村(塾教師経験23年)が務めるが、将来的には会員の中から適任者を選抜したり、現役の小中高生に担当してもらい、世代間交流もはかりたい。
⑥当然、負担にならない程度の宿題や試験があり、意欲を増すための検定制度の昇級、顕彰も取り入れたい。また、認知症予防効果を検証する「認知症診断チェック」を定期的に実施する。(年2~3回)
⑦会場は「自治会館」とする。高齢者の閉じ籠もりを減らし、外出、歩行を日常的に促す。
⑧見睦会の集まりで、事前に1回の「説明会」(エキジビション)を行う。
⑨各世代から感謝され、喜んで役員も引き受けてもらえる理想的な自治会を目指す。



 3/1 第12作小説『居場所がない』執筆開始!
 14年6月の引っ越しを機に、近隣の老人センターに通い始めました。当初、家でやっていたネット内職(ランサーズ)を、気分一新と省エネ(冷房代節約)のため、そこでやることにしたのです。やがて顔見知りもでき、高齢者施設でもあることから、NPOの認知症予防活動も始めました。そのうち、この福祉センターが高齢者にとっての“居場所”になっていることに気づき、小説を書き始めた次第です。 




2/1 【提言】 幸福長寿を目指して
 平成26(2014)年版高齢者白書によると、一昨年(平成25年)の高齢化率(総人口に占める65歳以上の高齢者割合)は25.1%で、4人に1人が高齢者となりました。20年後の平成47年には何と3人に1人が高齢者になります。また先の「年頭所感」でも触れたように、やがて平均寿命100歳の時代もやって来ます。そんな時代を迎えるにあたり、まず目指すところは「健康長寿」であり、さらには「幸福長寿」の実現だと思います。これまでの長いNPO活動での実践的な体験や様々な学習を通して、「幸福長寿」の在り方のヒントを得ました。僭越ですが、これを格言風にまとめました。よろしければ、ぜひご意見を(メールf05kyrf083@hi3.enjoy.ne.jp)にお寄せ下さい。
① ポジティブな行動はその人を幸福へ、ネガティブな行動は不幸へと導く。
② 運命や宿命の仕打ちといっても、それは自分の行動で、自分の遺伝子に刻み込んだ情報のなせる業なのである。
③ よき友が何人いるかで、その人の人生の質や寿命までも決まる。

  最新の脳科学や遺伝子工学の発展に伴い、脳と遺伝子との関係が解明されつつあります。遺伝子にキズがついて発症する「ガン」や、生活習慣によって遺伝子が変異して発症する糖尿病などの「生活習慣病」など、人間の行動が遺伝子に影響を与え、発症する病気が確認されています。この関係はなにも病気に限らず、性格の形成にも影響を与えることが分かってきました。①のポジティブな行動には、優しさ、誠実、感謝、愛情などの思いやりの行動、人助けやボランティアなどの利他の行動があり、またよく知られた“笑い”などもこれに含まれます。この時、体の細胞が活性化して愛情ホルモンの分泌が盛んになるなど、よい影響がみられます。逆に、ネガティブな行動、いじめ、悪口、嫉妬、だましなどの不誠実な行動は、脳の活動を委縮させ体にもダメージを与えます。この2の相反する行動は、脳の働きを通してそれぞれ正負の情報として遺伝子に蓄積されていく。この自分が刻み込んだ正負の情報は、その後、遺伝子の命ずるままに生活に現れてきます。すなわち、“運命・宿命”というものです。ただ、運命・宿命といっても固定的なものではなく、時々刻々、正にも負にも(幸福にも不幸にも)書き換えられていきます。
 次に③については特に実感として強く感じているところです。昔から“朱に交われば赤くなる”(人は関わる相手や環境によって、良くも悪くもなる)という譬えがあります。 人は一人では生きていくことはできず、常に他者と影響し合って生きています。その関係が良いものであり、また多くあるほど自分の人格は磨かれて行きます。そして①の格言により、より良き人生を歩みます。逆は言うまでもありません。



 1/5  年頭所感

 年初のNHKスペシャル『ネクストワールド 寿命はどこまで延びる』サブタイトル「老化を防ぐ物質発見!若返り薬も実現可能! がん制圧・驚異の技術」を観ました。何と今から30年後には平均寿命が100歳に達するという。まずは《臓器の再生》本人の細胞をもとに、3Dプリンターによるオーダーメードの臓器がつくられ、病気になった臓器と交換が可能になる。《電子皮膚》薄型軽量、伸縮自在な電子人工皮膚が、体温、心拍数などの生体信号を24時間モニタリングし、健康状態をチェックして病気の予兆をとらえる。《ガンとの闘い》ガン患者の膨大なビックデータをスパコンで解析してそのメカニズムが見えてきた。近い将来「がんの新しい治療法」が開発されると期待されている。《ナノマシン》血管内を移動するカプセル(ナノマシン)が自動的に病気を診断し適切な薬を組成して病気を治す「体内病院」の実現。極めつけは《若返りの薬》ビタミンB3(ナイアシン)の一種である『NMN』には、加齢によって低下する様々な機能を活性化させる「若返り」の効果があるという。
 新年早々、何とも夢のような話ですが、一抹の不安も感じました。高齢化社会に伴う認知症や介護の問題などが解消に向かうことは有難いことですが、また別のテーマが改めて顕在化することです。すなわち、さらに延びる余生を「いかに生きるか」今後のNPO活動において、この辺りも念頭に活動を続けていきたいと思います。

∽∽ NPO 活動(2014.1~2014.12) ∽∽

2014-01-24 15:53:14 | 日記
9/29  「認知症自己診断テスト」完成、実施! 
 懸案だった「テスト」(認知症予防協会版)が完成し、早速、近隣の「老人福祉センター」で何人かの高齢者の協力をえて実施しました。また、あわせて「紙芝居」も制作しました。今後、自治会の老人会でも実施していく予定です。結果については順次、掲載していきます。





8/1  「カラオケ検定」開始! 
 今回、「地縁カラオケ倶楽部」において、ただ歌うだけでなく、ランクを設けて“競技カラオケ”をスタートさせました。当面、仲間内で広げていきます。ぜひ、ご参加ください。


  


5/15  「地縁ネーミング倶楽部」会員募集! 
 今回、新たに「地縁ネーミング倶楽部」が発足しました。65歳以上の高齢者が総人口の1/4を超え、増え続ける中高齢者向けの在宅で仕事が出来るという活動をスタートさせます。「ランサーズ」というネットに登録して、会社やお店など企業からのネーミング依頼に応募するものです。採用されると報酬金が受け取れます。高齢者には「脳トレ・生き甲斐」に役立ち、しかもお小遣いもゲットてきるという正に「趣味と実益」を兼ねたものになります。実力次第で月に数千円~数万円になります。ぜひ、ご参加ください。


      


4/6  第11作 『時の旅人』 第9回ちよだ文学賞に応募 

      ~前作『生命のすみか』の姉妹編(まえがき)~
 定年退職後に始めた全国自動車旅の途中で、歴史上の人物の墓参をきっかけに、「墓に眠る人の霊はこの中に居るのだろうか」という稚拙な疑問を持ちました。それとも天国にいるのかとも思います。誰に聞いても明確な答えは返ってきません。私の性分として、一つ気になりだすとトコトン追求しないと済まないのです。早速、いろいろ調べる「探究の旅」を始め、悪戦苦闘の末、遂に自分なりの一つの結論に行きつきました。それは「生命」の存在とその役割を掴んだという実感でした。少なくとも、私自身の「終活」には大いに役立ったと密かに喜んでいます。ところで、医学上の科学的成果として、遺伝子技術の向上により、何百年も前の自分の先祖が特定できるようになりました。現在、遺伝子病の治療の必要からDNAのデータバンク化が進み、医療全般にも拡大しつつあります。近未来には一般人のDNA登録も進み、必然的にある故人と同一DNAを持った人の発見に繋がる可能性が高いと思われます。そうなると、ごく自然に生命の存在とその連続性が認知されるのではないでしょうか。また一方で、人の全ての営みが、脳などを介して遺伝子に影響を与え、身体の健康状態や性格の形成にまで及ぶという事実も実証されました。これは人の持つ“宿命”という概念を意義づける上で重要と考えます。ともかくも、この本が現代人の“生死”についての考え方に一石を投じ、全ての人が真に平等で、幸福な人生を全うすることに寄与できることを願っています。


2/1  「地縁 カラオケ倶楽部」会員募集 
 「高齢者合コン倶楽部」の具体的方法として、カラオケ同好会的な「地縁 カラオケ倶楽部」を発足させることにしました。近くのカラオケ屋さんの協力も頂き、下記のようなホスターをつくり、会員の募集をスタートしました。
   
   
   


1/24  「高齢者合コン倶楽部」 
 総務省の国勢調査によると、全国の65歳以上の高齢者人口は平成22年(2010)時点で約2924万6千人と平成17年比で13.9%増えた。高齢者の単身世帯は約479万1千世帯で、高齢者人口の約16.4%に上り、男性11.1%、女性20.3%となっている。高齢者の単身世帯は、同居家族がいないので、友人や地域の人との付き合いがなければ孤立しやすい。また、高齢夫婦世帯は、夫婦がそろって健康でいる間はよいが、どちらかが亡くなったあと、子供と同居しなければ単身世帯となる可能性が高い。世帯構成の観点からみた社会的孤立のリスクは高まっているといえる、とある。
 当会での高齢者の生活介護、見守り活動については今現在、ほとんどニーズがありません。そこで次の目標である“幸福長寿”のため、地域で「高齢者合コン倶楽部」をつくり、まず、友達づくりからスタートすることにしました。趣味の友達探しなど、お茶飲み感覚で交流の場をつくっていきます。

∽∽ NPO 活動(2013.9~2013.12) ∽∽

2013-09-26 09:54:16 | 日記
12/28 小説の所感
 
 11/12に応募した小説『生命のすみか』の校正を(株)プレード ピープレス出版部にお願いし、このほど担当者よりその所感・アドバイスが届きました。(全文そのまま掲載)
 ──とても生き生きとした魅力的な文章ですね。前半の旅の記述では、多くの歴史や人々との出会いが、目に浮かぶようで、私も旅に出たくなりました。後半の人生のエンディングに向けての考察は、非常によく勉強されていて、それを裏付けとしたご自身の考え方をしっかりと確立されているあたりが素晴らしいと思います。ご自身の向上心や探究心はもちろんのこと、地域での多くの活動を通じて、築き上げてこられた高村様の財産ですね。特に60代以降の多くの方々の興味をひき、共感を得る書籍になることと思います。ぜひ、販売をふまえた出版をもお勧めいたします。タイトルについてですが、書店に置かれたときに、「生命のすみか」だけでは内容をつかみきれないので、もっと具体的なサブタイトルなどで購買意欲につなげてはいかがでしょう。例えば、「現世のエンディングに向けて」「日本の歴史をめぐり人生のエンディングへ」など。文章としては、誤字脱字もほとんどなく、残念ながら(?)添削の余地がない状況でした。……──
 出版への誘いは来年5月の発表を待つて検討し、まずは校正のお礼を述べたいと思います。



11/15 提言「健康長寿から幸福長寿へ」

 この運動を小説という形で発表します。小説「生命(いのち)のすみか」~ジェームズ計画&カント計画~ ご希望の方には先行して原稿冊子本(無料、2冊目から300円)を贈呈します。住所、氏名、電話、年齢を、メール「地縁」da24738@rk2.so-net.ne.jp へ。
 時代は「健康長寿から幸福長寿」への流れに向かっています。当会は、この運動を「幸福長寿ペイ・フォワード」と呼び、全世界に広げていきたいと思います。「ペイ・フォワード」とは、「善いことを人に伝えていく」という意味で、ご賛同・協力いただける方はぜひ、ご入会をお願いします。会則は2つで、①「健康生活」、 ②「仲間を増やすなど、利他的なボランティアに挑戦する」の2つです。会費等は一切ありません。入会いただいた方には、登録番号をお送りします。(例)私の場合、「m.t.kanagawa.jp-0」 イニシャル、都道府県名、国名、増やした仲間の数で構成されます。1人仲間を増やすと、「m.t.kanagawa.jp-1」となります。定期的に当ブログで登録番号、返信等をアップしていきます。まずは日本から、都道府県対抗「幸福長寿ペイ・フォワード」甲子園でスタートしてまいります。
主体:「茅ヶ崎中央・地縁」横浜市都筑区茅ヶ崎中央18-5  代表 高村昌宏
連絡: da24738@rk2.so-net.ne.jp   070-5070-7439



10/31 会報10月号発行



9/21 第一回「地域総合大学」講座 技芸学科~邦楽演奏&落語~ 

 地域総合大学の第一回講座が9月21日(土)午後1時半から3時まで、都筑公会堂リハーサル室で開催されました。参加者は28名(定員30名)で、途中から参加無料にして集客をしました。苦しい戦いでしたが何とか面目は保てました。出演者は尺八・渡辺一弥さん、津軽三味線・澤田勝紀さん、落語・花伝亭小えびさん。講座は初回としては合格点は付けられそうです。終了後、6名のクーポン会員の申し込みがありました。次年度は「高齢者体力検定オリンピック」(略称 体検)を企画検討したいと思います。

    

    

    

    

    

∽∽ NPO 立ち上げ開始(2013.6~2013.8) ∽∽

2013-06-08 13:26:44 | 日記
6/8 午前から午後にかけて、予定通り「お知らせ」のチラシを6棟のマンションに配布(450部)し、マンションの管理人さんにも挨拶して今後の協力をお願いした。丁度、この日の読売新聞朝刊トップに「人口ピラミッド 今は昔」~超高齢社会への挑戦~が載っていて、不思議なタイミングを感じました。いよいよ船出したという実感ですが、目前に迫る未曽有の「高齢化津波」を前に、地域に強靭なマンパワーの「防潮堤」を築かなければなりません。前途多難が予想されますが、まずは地域に一石を投じ、一本の杭を打ちました。

6/12 温かいエール
 以前より交流のある祇園山手町内会さんから温かいエールをいただきました。全文を紹介します。
 ~スタートですね。ブログで経過は読ませて頂いてます。存分のご活躍を期待しております。当方もお力を頂き頑張らなければと思っております。NPOは経験豊かな高齢者の方にはアンチエージングとしても結構な場ではないかと思っております。岡山の地でもどのようなものがあるのか模索中です。町内会の中でのご活躍はいろいろとご批判もあろうかと思われます。相互扶助の精神で会長職・顧問職と10年近く行って参りましたが結果としては失望の連続でした。町内会の皆さんでは解決できないことを自治体や連合町内会に依存するのは当然であり、それによって町内が良くなれば・・・。岡山の土地柄なんでしょうか?不思議と頑張っている方への視線は冷たいようです。愚痴を書きましたが、今後のご活躍を参考とさせて頂き新たな出発を思いながらやってゆく所存です。頑張ってください。~


6/16 補助金審査のプレゼンテーション
 応募していた「新都市みらい」の審査プレゼンがありました。17団体の応募があり、当会は13番目の発表順位で、4分間の持ち時間は短く、アッという間に終わりました。もし、次回があるなら総花的よりポイントを絞った方がよいという感じ。後は審査結果を待つだけです。

    




6/29 会報「地縁」発行 
 NPO「茅ヶ崎中央・地縁」の会報、7月準備号を発行し、同日全戸配布しました。

 

7/1 平成25年版「お店マップ」完成!
 地域のお店、企業の協賛を頂き平成25年版の「お店マップ」が完成しました。28の協賛店のうち、17のクーポン加盟店が誕生しました。65歳以上の高齢者がお店で「クーポン・カード」を提示することで、割引や+αのサービスを受けることができます。どしどし外に出て“クーポン・ラリー”を楽しみましょう!
 《 協賛店 》赤字がクーポン加盟店(順不同)
食育キッチン「麦の風」    ○パティスリー「IEDA」  
飲食笑店「福助さん」  ○喫茶「フェリーチェ」
イタリアン料理「アル ボルゴ」   ○電設「フルークヘル」  
高知産地直送「KOUCHI-YA」   ○インテリア「ドレーパリー」  
畠中バイオリン工房  ○「センター南カイロプラクティック」  
○カラオケ&バー「ミディ」  ○フラスタジオ「Mohala」  
○「認知症高齢者研究所」  ○造花・観葉 「kihana」  
スイーツ&カフェ「ポーモ デアーモ」  ○サンガ写真工房  
フィッシュ・ダイニング「まっち坊」   ○熱帯魚「鰍」
○花「花の木」  ○カラオケ&バー「サザン」 
スペイン風居酒屋「Oranges and Lemons」 
すし「横浜のすし勘」  ○豚しゃぶ「一禅」  ○メガネ「愛眼」  
○「秋山会計事務所」  ○女性体操教室「カーブス」 
不動産・ワンちゃん衣料「新港ホーム」
中華料理「天天香」   ○
カフェ「Cafe Canon」  (集まりの会場提供)





7/4 イベントポスター完成! 
 「地域総合大学」技芸学科第1回講座「邦楽演奏&落語」のポスターが完成し、明日7/5地域に一斉に張り出します。区役所の掲示板にも貼り出して、たくさんの方に参加いただけるよう頑張ります。

 


7/7 第13回「ニューエルダーシチズン大賞」に応募! 
  「ニューエルダーシチズン大賞」とは、社会貢献活動や趣味など、新しいことに挑戦して前向きに生きる70歳以上の高齢者をたたえるもの。超高齢社会を迎え、実りある豊かな人生を送る高齢者の姿は、多くの人々のモデルになる、とあります。今回、これにNPO「茅ヶ崎中央・地縁」の活動で応募。400字づめ原稿用紙5枚以内の作文と活動のわかる写真を添付しました。(作文全文)

  いま「2030年」問題が俎上(そじょう)に上っています。あと17年すると全人口の1/3が65歳以上の高齢者となり、1.8人で1人の高齢者を支えるという未曽有の社会がやって来るというのです。しかも単身世帯が4割を超え、認知症患者は500万人に迫るとも。ある学者はこれを「津波」と呼び、今のままではこの津波が全国を飲み込むと警告しています。年金・医療・介護などの社会保障が破綻の危機に瀕し、孤独死や介護難民など、高齢者受難の時代が確実に来ます。
  今のうちに強靭なマンパワーの「防潮堤」を全国に築かねばなりません。そのためには、国を挙げて取り組むのは勿論のこと、私たち高齢者も何らかの行動を起こす必要があります。この6月、わが地域に「地縁」をキーワードに、「茅ヶ崎中央・地縁」という高齢者福祉の町内会型NPOを立ち上げました。「ソーシャル・ビジネス」の手法を使い、見守りなどの生活介護のサービスに対価をつけ、地域で高齢者を支えるという“コミユニティ・ビジネス”です。ただ、この対価はボランティア的な謝礼程度のもので、基本はあくまでも町内会的相互扶助の精神です。もう一方で、アンチエイジング活動も欠かせません。 “ボケず 寝込まず 孤立せず”を合言葉に、3つの地域アイテムを提供しています。すなわち、「地域総合大学」「地域クーボン」「地域ハローワーク」です。
  「地域総合大学」とは、高齢者が講師を務める「自分史講座」や「趣味講座」などもある、相互啓発を受けられる生涯学習の場です。他に「社会学科」や「健康学科」など、専門家や地域の学識者を講師に迎えて、「池上彰の学べるニュース」や「世界一受けたい授業」的な少人数の楽しい授業です。これで“ボケず”「脳活性化」をはかります。また「技芸学科」では、9月に区民公会堂で、第1回講座「邦楽演奏&落語」を予定しています。次に「地域クーポン」とは、“シルバー・クーポン”のことで、地元の商店などでクーポンの利用ができます。協賛頂いた商店で、割引や+αのサービスが受けられ、今日はどのお店で何を食べようか、何を買おうかなど、気軽に“クーポン・ラリー”を楽しめます。企業ぐるみで街の活性化もはかり、高齢者の閉じこもらず、“寝込まず”の一助に貢献できると思います。「地域ハローワーク」は、「シルバー人材センター」の地域版で、元気な高齢者に当会や提携福祉法人の生活介護の仕事を斡旋するものです。それ以外に、協賛企業や町内会、行政などの臨時スポット的仕事(ちょい仕事)の紹介もあり、これによって高齢者に社会参加、社会貢献の場を提供できます。また、当会の本命である生活介護の活動は、社会人など地域の全世代で支えるもので、「地縁」による地域ぐるみの取り組みにより、“孤立せず”という「コミユニティ」をつくっていけるものと確信します。当面、私の住む茅ヶ崎中央の450世帯をモデル地区として社会実験を行い、町内会の役員時代に交流のある全国の町内会・自治会、行政を通して、この成果を全国に発信していきたいと思っています。
  ブログNPO「茅ヶ崎中央・地縁」(http://blog.goo.ne.jp/chien117)は立ち上げの準備段階から、リアルタイムでブログアップしており、現在、NPO部門人気ブログ(アクセス数)第一位にランクされています。また、NPOの立ち上げ準備中に投稿した記事が、4月11日づけ読売新聞「気流」に掲載され、大きな勇気を頂きました。ここで紹介させていただきます。
 
  ――3月まで4年間、町内会の役員をしていました。改めて実感したのは住民の高齢化です。元々、マンションが多く、近所づきあいが薄い地域なので、このままでは生活できない高齢者が出てくるのではないかと危機感を抱きました。国や自治体に頼ってばかりはいられない時代です。
 そこで6月に非営利組織(NPO)を設立し、住民が助け合う仕組みを作ろうと準備を進めています。地域住民に会員登録してもらい、元気な会員に、高齢者の買い物や散歩などの介助をしてもらいます。介助した会員には、わずかな額ですが、高齢者が支払う利用費の一部を渡します。
 NPOの名称には「地縁」の言葉を入れるつもりです。現在、協賛企業を募ったり、チラシを準備したりしています。私自身70歳からの挑戦ですが、活動を軌道に乗せるために力を尽くしたいと思います。――  
  前途多難が予想されますが、自分の出来る範囲で、この難局と楽しく取り組んでまいります。



∽∽ NPO 立ち上げ準備(2013.3~2013.5)∽∽

2013-04-10 19:44:08 | 日記
  NPO「茅ヶ崎中央・地縁」へようこそ!
 
 このたび4年間にわたる町内会活動に終止符を打ち、平成25年4月1日をもって、わが地域に新たなハイブリット町内会型NPOを立ち上げました。名称を地域非営利会社「茅ヶ崎中央・地縁」、略称「NPO地縁」と言います。自分の非力もあってわが町内会の革命に失敗したからです。これからはフリーハンドで、ハイブリットな町内会像を追いかけていきたいと思います。そこで立ち上げの準備段階から、リアルタイムでこのブログにアップしてご紹介したいと思います。 
                                         
                  
  

《 目次 》


 1 お知らせ
 2 サービス料金一覧表&「地域版ハローワーク」
 3 地縁会員登録カード
 4 「会報 地縁(ちえん)」
 5 業務組織図
 6 定款
 7 補助金申請
 8 地域クーポン
 9 読売新聞取材
 10 You Rise Me Up
 11 新聞投稿
 12 エンブレム制作
 13 地域総合大学
 14 メール配信
 15 高齢者3000万人突破!
 16 NGO・NPOブログ人気ランキング1位
 17 お店マップ

1 お知らせ

2013-04-09 12:24:59 | 日記
 平成25年3月 正式に町内会を退会してNPOを立ち上げる準備に入りました。まず地域に告知するため、次のようなチラシを作り、6月付で配布の予定です。           

      お 知 ら せ       2013.6

 時下、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。茅ヶ崎中央町内会で総務部長をしておりました高村と申します。その節はご協力有難うございました。このたび、町内会を辞めて「高齢者福祉」にシフトした活動を始めました。元厚生労働事務次官の辻哲夫東大教授は、医療や介護など従来の仕組みを思い切って見直さなければ、「どの国も経験したことのない高齢者の急増が大都市圏を津波のようにのみ込み、お手上げ状態になりかねない」と指摘しています。国立社会保障・人口問題研究所による日本の将来推計人口によれば、今から17年後の2030年には、65歳以上の高齢者人口が31.8%となり、一方、18歳から64歳までの生産年齢人口は58.5%となります。これは1.8人で1人の高齢者を支えるということです。また、この時期には認知症患者が470万人を超え、未婚や離別、死別による単身世帯も急増し、全世帯で一人暮らしは4割に迫ると言われています。このままでは公的支援だけで支えることは困難です。地域においても強力な「支え合い」のシステムをつくる必要があります。ところで昨年11月、横浜市健康福祉局高齢在宅支援課が実施したアンケート「いくつになっても元気で暮らすことを目指すために」の速報結果(都筑区65歳以上在宅高齢者)によると、①今後取り組みたい運動:ウオーキング、体操、筋トレ ②今後取り組みたい趣味:旅行、パソコン、カラオケ ③今後取り組みたい活動:高齢者などの話し相手、趣味活動の場の手伝い、緊急時の支援がそれぞれベスト3になりました。
 今後、これらのサービスを商品化して、サービスを受ける側(会員)、サービスを提供する側(社員)をそれぞれ募集します。(料金システムは例えば、会員からの買い物依頼の場合、社員の主婦が自分の買い物がてら商品を届けます。サービス料は120円で、社員は100円の謝礼、会社が20円の手数料を受け取る)このような地域サービスによる地縁ネットワークの構築を考えています。事業形態は社会的企業(ソーシャルビジネス)の手法をとり、その地域版「地域非営利会社」(NPO)として起業してまいります。営業種目としては、会員と社員とをつなぐサービス仲介業務やアンチエイジング活動を中心に、各種講座・イベントの開催などがあります。つきましては高齢者の生活介護・福祉活動、地縁運動に対して、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

◎会員募集・・・見守り、買い物補助、サークル入会などの各種サービスを受けたい方、パート紹介(自分で働いて稼ぎたい人)(会費無料)

◎社員募集・・・会社運営スタッフ、見守りスタッフ、買い物補助員、趣味サークル主宰者、高齢者健康・スポーツ指導者などの講座講師、地域貢献に興味のある方(年齢不問)
(但し、これらの活動は相互の善意とボランティア精神に則るもので、その趣旨に反する方はご遠慮下さい)               

◎事業主体                    
都筑ふるさと事業団 福祉部門 地域非営利会社
(NPO)「茅ヶ崎中央・地縁」 
代表 高村昌宏  事務所 茅ヶ崎中央18-5
LLCビル4F(地図●印)対象エリアは地図の点線枠内(茅ヶ崎中央1~26)
このエリアは高齢者が10分以内で楽に歩ける距離にあります。
 携帯:070-5070-7439   e-mail:da24738@rk2.so-net.ne.jp
 (詳細)ブログ http://blog.goo.ne.jp/chien117     

           

※今後、お問い合わせ頂いた方にサービス料金表、登録申込書等の資料をお届けいたします。なお、当面の間は試行期間とし、別途、会報でご案内する説明会などで、皆様方から広くご意見・ご要望を頂き、よりよいシステムの構築を目指します。

2 サービス料金一覧表&地域版ハローワーク

2013-04-08 19:04:32 | 日記
 高齢者や身障者の方々など、生活弱者の人に対する生活介護はこれから益々増えていくと思われます。介護ヘルパーが扱わない、誰でも出来るような普段のサービスを選び、一覧表にまとめました。料金設定もサービスの種類も、現実にスタートすると合わない点が出てくると思いますが、その時点で修正をしていきます。

 

◎地域版ハローワーク「地縁ハローワーク」
 サービス料金一覧表の⑪、⑫は会員(高齢者)がサービスを受けるのではなく、与えるものです。自らが仕事をして稼ぐ項目です。当会や協賛企業、町内会や行政からの臨時仕事(スポットパートと呼ぶ)を「地縁ハローワーク」で紹介するものです。もちろん、その仕事は高齢者向きの短期・軽作業の“ちょい仕事”が中心で、現業や「シルバー人材センター」などの仕事を侵食しないものになります。元気な高齢者にはバリバリ働いて、お小遣い(謝礼=お駄賃)をゲットして地域貢献、社会参加も果たしていただきたいと思います。

3 地縁会員登録カード

2013-04-07 20:15:56 | 日記
【地縁会員カード】

 地縁会員カードには、会員、社員、スタッフ、講座講師、協賛会員の5種類のカードがあります。以下に会員、社員、協賛会員の登録カードを紹介します。

【会員登録カード】

       


【社員登録カード】

       


【協賛会員登録カード】


    茅ヶ崎中央地区の企業の皆様へ

 貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。さて、このたび、茅ヶ崎中央地区に地域非営利会社(NPO)「茅ヶ崎中央・地縁」が誕生しました。言葉を換えれば町内会型NPOともいえるものです。多分に社会実験的要素がありますが、一定の成果か得られれば、全国の町内会・自治会、NPOなどに紹介したいと考えております。
いま、社会的課題・地域の問題を、地域の住民やNPO・企業など、様々な主体が協力しながら、ビジネスの手法を活用して取り組むソーシャルビジネス(SB)/コミュニティビジネス(CB)が注目され、広がりを見せています。

 元厚生労働事務次官の辻哲夫東大教授は、医療や介護など従来の仕組みを思い切って見直さなければ、「どの国も経験したことのない高齢者の急増が大都市圏を津波のようにのみ込み、お手上げ状態になりかねない」と指摘しています。国立社会保障・人口問題研究所による日本の将来推計人口によれば、今から17年後の2030年には、65歳以上の高齢者人口が31.8%となり、一方、18歳から64歳までの生産年齢人口は58.5%となります。これは1.8人で1人の高齢者を支えるということです。また、この時期には認知症患者が470万人を超え、未婚や離別、死別による単身世帯も急増し、全世帯で一人暮らしは4割に迫ると言われています。まさに想像を絶する社会状況が展開するものと思われます。

 当会は、この目前に迫る津波のような超高齢化という社会課題を、地域でしか解決できない問題と捉え、地域の全住民、企業がかかわる地縁運動として取り組んでいきたいと思います。かなり先駆的な活動ですが、不退転の決意で挑戦してまいります。つきましては添付の資料をご検討いただき、当会の「協賛会員」登録に、ぜひ、ご協力をお願い申し上げます。
 ただ、協賛と申しましても、直ちに協賛金(年 3,600円)支援ということではなく、貴社のサービス、施設利用や機材の使用(ボランティア料金で)、共催イベントなど、無理のないところでご協力いただければ幸いです。なお、お礼と申しますか特典といたしまして、当会HPのバーナー(広告リンク 無料)や、会報「地縁(ちえん)」(一枠一回500円、通常1,000円)に、貴社の広告を掲載させていただくことも出来ます。

※商店の皆様には高齢者(65歳以上)の「地縁クーポン」と「地縁ハローワーク」(パート紹介)のご検討をお願いします。「クーポン」は来店の会員高齢者(カード提示)に商品の割引や+αのサービスをするもの、「ハローワーク」は高齢者に短期、軽作業の仕事を提供して頂くものです。会報に「協力加盟店」として常時掲載します。

(参考資料)ブログ「町内会革命・憲章」~今こそ地域から日本を元気に~ブログまたは(文字検索)「町内会革命・憲章」(ヤフー)をご覧ください。5月現在、訪問者(IP)10,500

                                   平成25年4月

             地域非営利会社(NPO)「茅ヶ崎中央・地縁」代表 高村昌宏




       

4 会報「地縁(ちえん)」

2013-04-06 12:33:14 | 日記
 6月にチラシで地域に立ち上げの告知をした後、7月に会報の準備号を発行して本格的に会員の募集を開始します。次にその会報「茅ヶ崎中央・地縁」をご紹介します。

 

5 業務組織図

2013-04-05 15:17:14 | 日記

 

 

6 定款

2013-04-04 11:14:31 | 日記
  地域非営利会社(NPO)「茅ヶ崎中央・地縁」定款


第1章 総 則

(名称)
第1条 当会を地域非営利会社(NPO)「茅ヶ崎中央・地縁」と称する。

(事務所)
第2条 当会の事務所を横浜市都筑区茅ヶ崎中央18-5 LLCビル4Fに置く。

(活動地域)
第3条 会の主な活動地域を横浜市都筑区茅ヶ崎中央1~26の地区とする。


第2章 目的及び事業

(目的)
第4条 当会は超高齢化社会に対処するため、高齢者や障害者への生活介護、アンチエイジング活動をその主たる目的とする。事業形態は社会的企業(ソーシャルビジネス)の手法をとり、地域の様々な世代の人々が、生活弱者にとって必要な地域サービスを提供する。この地縁によって醸成される“絆”によって、住みよいコミユニティの再生をはかる。

(事業の種類)
第5条 当会は前条の目的を達成するため、次の非営利事業を行う。
(1) 会員と社員間の地域サービスの仲介活動(別紙 サービス一覧表)
(2) 会員(優先)や社員に臨時仕事の斡旋(地縁ハローワーク)
(3) 地域総合大学(別紙 健康や脳トレ、教養のための各種講座開催)
(4) 会員間の親睦・交流促進のためのサークル活動支援
(5) 孤立化防止のための見守り、災害時の安否確認活動
(6) その他、地縁向上につながる諸活動
(7) 会報の発行、HPによる広報活動


第3章  会 員

(種別)
第6条 当会の地縁会員は次の3種とする。
(1) 会員 サービスを受ける高齢者や障害者などの生活弱者
(2) 社員 会社のスタッフやサービスを提供する者、講座講師など
(3) 協賛会員 活動に賛同し支援する企業や諸団体

(入会)
第7条 次の2つの条件を満たして、入会することができる。
(1) 会の目的に賛同し、それを順守することができる者。
(2) 会に登録カードを提出し、会員の資格を取得した者。

(会員の失格)
第8条 次の各号により会員としての資格を失う。
(1) 理事長に口頭で退会を申し出たとき。
(2) 会の定款に反し、理事会から除名されたとき。


第4章 役 員

(種別及び定数)
第9条 会に次の役員を置く。
(1) 理事 必要な人数を置き、1人を理事長、2人を副理事長とする。
(2) 副理事  数名
(3) 監事  1名
(4) 顧問  1名

(選任等)
第10条 理事及び副理事、監事及び顧問は理事会において選任する。
2 理事長及び副理事長は理事の互選とする。
3 理事は各部の部長、副部長の職に、副理事はあまり出席を要しない職につく。

(職務・慰労金)
第11条 理事長は会を代表し、その業務を総理する。
2 副理事長は理事長を補佐し、理事長に事故あるとき又は理事長が欠けたときはその職務を代行する。
3 理事は理事会を構成し、この定款の定め及び理事会の議決に基づき、会の業務を執行する。副理事は理事を補佐する。
4 業務を執行するため、次の各部を置く。総務部、会計部、広報部、文化部、見守り管理部、災害対応部、サービス部、他に生活相談室などを置く。(別紙業務組織図)
5 監事は会の財産の状況を監査する。
6 顧問は会の相談役的な役職を担う。
7 財務状況によっては役員にその職務に応じて、慰労金を支給することができるものとし、その額等は理事会で決定する。

(任期等)
第12条 役員の任期は1年とする。ただし、再任を妨げない。
2 役員は辞任又は任期満了後においても、後任者が就任するまでは、その職務を行わなければならない。

(解任)
第13条 役員が次の各号の一に該当するにいたった時は、理事会の議決によりこれを解任することができる。この場合、その役員に対し、議決する前に弁明の機会を与えなければならない。
(1) 心身の故障のため、職務の遂行に堪えないと認められるとき。
(2) 職務上の義務違反その他役員としてふさわしくない行為があったとき。


第5章 理事会

(構成・開催)
第14条 理事会は理事をもって構成し、次の各号の一に該当する場合に開催する。
ただし、他の役員も理事会の出席ができるものとする。
(1) 理事長が必要と認めたとき。理事会開催は不定期とし、緊急の場合は、メール回覧板等をもって理事会に代えることが出来る。
(2) 理事総数の3分の1以上からの請求があったとき。
(3) 年度末には全役員が参加する役員総会を開催する。

(議決)
第15条 理事会の議長は理事長がこれに当たり、理事の過半数の出席をもって成立する。議決は理事の過半数で決し(欠席委任状可)、可否同数のときは議長の決するところによる。仔細な案件は理事長の判断で決裁できるものとする。事後、理事会に報告する。

(議事録)
第16条 理事会の議事については、次の事項を記載した議事録を作成しなければならない。作成後、直ちに全理事にメール、文書で回覧する。
(1) 日時及び場所
(2) 出席者数及び出席者氏名(委任表決者にあっては、その旨を付記すること)
(3) 審議内容、議事の経過の概要及び議決の結果
(4) 議事録には議長及び書記の署名、押印を必要とし、議事録は総務部が保管する。


第6章 資産及び会計

(資産の構成)
第17条 会の資産は、次の各号に掲げるものをもって構成する。
(1) 設立当初の会計簿に記載された資産
(2) 事業に伴う収入
(3) 補助金や協賛金、寄付金
(4) その他の収入

(資産の管理)
第18条 会の資産は理事長が管理し、その収支管理は会計が担当する。定款に則った活動に伴う3千円未満の支出は、理事長の判断で決済できるものとする。

(事業予算書、収支決算書)
第19条 会の事業予算書、収支決算書などの書類は、毎事業年度終了後、速やかに総務部と会計で作成し、監事の監査を受け、役員会総会で審査を受けなければならない。決算上剰余金を生じたときは、次事業年度に繰り越すものとする。

(事業年度)
第20条 当会の事業年度は、毎年4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。

(残余財産の帰属)
第21条 会の解散後に残る財産は、高齢者福祉活動に寄付するものとする。


第7章 附 則

(附則)
この定款は、会が正式にスタートした日から施行する。

施行日 平成25年7月1日