庭の木々を見ていたら、ちっちゃなカタツムリがいた!





ここのところワサワサと立て込んでいて、庭でゆっくり過ごすことがなかった。

今日は人生でも大切な大きな出来事があって、それがひと段落ついたのでホッと一息。


毎日どんどん育っては枯れていく植物に、ありがとう、を言ってお日様の中でしばらくボーッとする。

どれ一つとして同じ形や色のない植物たち。

葉っぱもこんなにみんな個性があるのだなあ。

あれ? こんなところにカタツムリ!




2メートル以上にスクスク育ったひまわりは、我が家の子猫ちゃん、アポロが1歳にもならないうちに死んだ直前に夫がタネを植えてくれたもの。

今5つ花開いているけれど、まだたくさんつぼみがある。全部で10個くらい。

一本のひまわりにこんなに花が咲くなんて知らなかった。

花の左上にミツバチが飛んでいるのが見えるかな?


庭のはしっこで何かボンボンッと言う音がしたと思ったら、リスのハリー (夫が勝手につけた名前) が隣の家の塀から我が家の庭に入って来て、私を見ながらタタタタッと別の塀の上を走って反対側の家の庭に消えていく。

どこかでランチを食べているナイフとフォークがお皿にカンカンと当たる音、洗濯機を回す音、水が流れる音。

頭上では極端にフライトの本数の減った飛行機が、ものすごくたまーに飛んでいく音。

カラスがガァガァ、それに答えるかのように別の鳥が、ピピピッピピピッと鳴く。

ご近所さんの、何を言っているかわからないブルガリア語の会話。


空気は暖かくて、椅子に座りながらこのそよ風の中で眠りに落ちてしまいそうになる。





「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」 石川啄木

中学生の時に読んで感動した短歌を思い出した。


ちっちゃいけれど、よーく感じてみないと見逃しちゃうけれど、周りにはとどまることなく命が動き続けていて、劇場に行けなくても、こんなにドラマがあふれている。

心も身体も魂もほどけて、空と一つになった。


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