受ける側も万能ではない。 さて、どうしましょうかね! | 今日のしっぽ村

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東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

九州南部で猛威を振るう記録的な大雨。


神奈川県の清川村でも 今朝から大雨で

酷い天気となってます。

さて、本日は西原しっぽ村(熊本県)からの投稿です。

大雨の影響はほとんど無かった 菊池シェルター

ですが、大型連休明けには また 新たな問題が、、、


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GWが終わったら一気に
夏の陽気を感じてきましたねぇ😅


鹿児島県の島では早梅雨入りしたとの事で

身体の大っきい僕には

早くもTシャツの汗ばむ季節に突入しました💦


5月になって子猫ちゃん保護の相談が相次ぐ中、

熊本市の仮設住宅(みなし仮設住宅)からは

こんな相談も。




6月頭に引越す予定ですが…

犬猫たちを連れて行けません。

どうにか、して頂けませんか…?



シェルターで保護出来る子は、
保護するのですが…

西原しっぽ村 菊池シェルターは、
住宅街にあるシェルターで 
大きな声でよく吠える子の受け入れが難しいなど、条件もあります。


とりあえず、ワンちゃんは情報拡散や譲渡会参加などで譲渡を進めて行こうと思います。

ワンちゃんは避妊手術、予防接種、狂犬病予防注射済みの子ですが
持病があります。




猫ちゃんたちについての ご相談も相次いでいます






元々  お父さんが、
猫ちゃん2頭を飼っていて 
そのうち1頭は去勢手術済みでしたが、

震災後の避難生活を送っている中
同じく 避難生活を余儀なくされた
息子さんが飼っていた別の2頭の猫ちゃんたちを
お父さんに預けました。

そのまま お父さんは
みなし仮設住宅にて合計4頭と生活することに。

動物病院に連れて行きたかったけど、
先の見えない避難生活からくる心労と年金生活による困窮の中、

あれよあれよと 猫たちが
2回 子猫を産みました。


成猫は12頭

産まれたばかりの子猫は5頭。

次の復興住宅には猫2頭までしか連れて行けません…


退去までの期限は今月いっぱいしか無く、
今は わらをも掴む気持ちで連絡しました。


との事でした。


これまでも 、保護を引き受けるにしても
引き受けれないにしても、
現場で詳しく相談してくることを
決まり事にしているので、
とりあえず

急いで向かうことに。


室内も清潔にしてあり、
猫ちゃんたちは皆んな穏やかな子ばかり
それにしても 期限の迫ったこの
これは困った!

もっと早く相談してもらえたら 時間もあったのに、
と思いながら、

これだけの頭数です
保護スペースを無理して作る事にしたとしても、今後の予防接種や去勢・避妊手術などの医療費はかなりの費用が必要となるなー

と色々な可能と不可能なバランスが葛藤してるなか、

お父さんに私達が無理ですとなった場合は、
お父さん この子たち現実的にどうされますか?

と聞いてみたら…

お父さんは、外に捨てるしか無い…。


私がお父さん、それは動物遺棄で犯罪ですよ!
と言うと、


お父さん、色々考えて仕方がないのです。

との答えでした。





仕方がない、、、 ときたか、、、



いつでも 仕方がないで 片付けられる立場にある
動物たち。


地震に遭ってさ、
お父さん自身の立場も  果たして
仕方がないで  片付けられてきたのだろうか?



そんなことは無いですよね

色々あったと思うけど、あきらめたらそこまでたいね。


少し話し合って、怒りやら、力不足の自分の情けなさやら 思う事も 沢山ですが、ここで
言い争いしても何も進まないと思ったので、



とりあえず 微力ながら
大人猫ちゃん10頭
子猫ちゃん5頭 
譲渡を進めて行こうと思います。



猫ちゃんたち予防接種などで
動物病院はまだ行っていない現状ですが、
新しい家族として希望される方 ご連絡お待ちしております。




今回のお話は 今の熊本県内では多くある相談のほんの一例です。





                     西原しっぽ村  シゲミ