「寄席とポスターと昔」その5 さよなら公演:浪花座 | 福盛貴弘の脳炎日記

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日常生活で起きたことを素朴に書き記しています。
まずは、予告編2編をご覧ください。

2002年1月、浪花座さよなら公演のポスター。

3日目まで所感を書いたので、4日目の29日について。

 

 

 

 

29日。2番目に梅小鉢が出てる。細かすぎてで知ったのだが、この子らいいよなと思っているし、生で見たみたいコンビである。

 

モノマネネタ以外のをテレビで見たことがあるんだが、記憶に残っていない。

大人になってから見たものは、なかなか記憶に定着しないものである。

 

中入り後、北野誠、森脇健児はいいとして、新野新って。

放送作家が寄席でピンで漫談かい。

 

松竹って、懐深いんか、なりふりかまわずか。

確かに大阪のお笑い好きで知らない人はいないので、いいんだが。

 

笑福亭松枝は、繁昌亭で2015年、2017年に見た。

夏休み親子ウィークで、2017年はベタな怪談話がツカミだった。

 

→ 「夏と繁昌と落語」2017

→ 「蛇と少女と怖い」 

 

この手のネタがツカミになると、本ネタがどうだったか忘れてしまうことが多い。

ということは、また見に行けということなんだろう。

 

くにおとおる、寛太寛大、はるかかなた、たかしひろしは、私の世代なら特に「いなけりゃ松竹の寄席ではない」というぐらいの感覚になっている。

 

この日のトリは、暁照夫・光夫。照雄への改名は2013年なんで、この時は照夫。

暁照夫は、松竹の大看板である宮川左近ショウの三味線担当。

 

宮川左近が亡くなってからは、新たに音曲漫才を師弟で。

Web上で見たが、こういうのも生で見ないと。

 

ただ、暁照夫も既に鬼籍に。「なんでこんなにうまいんやろ」は、もう生では聞けない。昭和の思い出が風化しないように、私の脳も働かせ続ける必要がある。

 

→ 「芸と上方と訃報」2015改訂版

 

 

 

 

では、また来週。

 

 

→ 「寄席とポスターと昔」その3 さよなら公演:浪花座

 

→ 「寄席とポスターと昔」その4 さよなら公演:浪花座