遠足のお弁当「必ずオニギリにしてください」 奈良の幼稚園が注意喚起
20数年前、添乗員をやってた頃、10~11月は奈良公園に毎週のように行っていた。京都・奈良方面の小学校の修学旅行シーズンだったので。
奈良公園の鹿せんべいも、ある程度のなわばりがあって、そこで買ったものはこの範囲で食べさせてくれというものであった。
お茶を飲んで休憩してもらう時間が、他のクラスや学校との時間調整になっていた。携帯が普及していない頃は、そういう場所での情報が必要だった。
観光地に着いた駐車場や乗務員控室で、他の修旅の流れを確認。
事故はバス会社の無線で分かるが、それ以外は口コミで。
まあ、よほどのことがない限り、控室では運転手以外の人は寝てた。
連日で疲れているのがよく分かる。
奈良公園は、もちろん子どものころに遠足で行っているが、その頃の記憶はほとんどなく、添乗員として行った時の記憶の方が大きい。
こちらは修学旅行なので、公園内で弁当を食べるというのではなかった。
団体用の食堂で、みんな一緒に食べてもらうというものだった。
だから、おにぎり勧告はしたことがない。
だから、弁当襲撃の鹿と出会ったこともない。
こういうのは、年がら年中そこにいる人が最も敏感に感じ取り、対策出来るものである。素直に言うことを聞くのが正解だろう。
そして、基本的なことだが、鹿の斜め後ろに立ってはいけない。
これは弁当襲撃より悲惨な事故が待っているので。
今の鹿がどの程度になっているかは、全く知らないが、襲われないに越したことはない。動物とは適度な距離をとりたいものである。