デスクトップとしてのOSとして、圧倒的に市場を握っているWindows OSには、いろいろな企業からウイルス対策ソフトが出されています。
Linuxでも、無償で利用できるClamAV(GUI版はClamTk)などが有名だったりします。
一応、任意のフォルダの常駐監視が可能なアンチウイルスソフトです。
(個人的に、常用しています)
機能的には
・コマンドライン版スキャンツール (clamscan)
・データベース アップデートツール (freshclam)
・マルチスレッドで実行可能なデーモン (clamd)
・sendmailのメールフィルタリング拡張コンポーネント機能を持ち、オンデマンドのスキャンが可能。
・ZIPやtar、gzipといった圧縮ファイルや、Microsoft Officeで作成されたファイルやPDFファイルもスキャンが可能。
=>Windows版もあります。
有料では
・Symantec Endpoint Protection (SEP) for Linux(シマンテック)
・McAfee VirusScan Enterprise for Linux(マカフィー)
・ServerProtect for Linux(トレンドマイクロ)
・Kaspersky Endpoint Security for Linux(カスペルスキー)
など、有名どころからも出ています。
より多く、そして迅速な対応としては、やはり専業企業が勝ります。
また、これらは一般ユーザ向けというよりも、企業が使うサーバー向けとなり、サポート料金もそれなりのものとなります。
(Windowsの個人ユーザーが圧倒的に多いこともあり、これは仕方なしと言えます)
したがって、個人で使う分には、
・こまめにLinuxのディストリビューションのパッケージ更新をする。
・上記の無料のアンチウイルスソフトを更新し、常駐させたり、定期的にスキャン、およびアップデートをする。
が現時点では多くの方がやられている方法かと思います。
エンドユーザーが、もっと多くLinuxを使うようになると、需要と供給の関係で、アンチウイルスソフトのエンドユーザ向けが、安価でサポート付きのサービスが受けられるようになると思われますが、残念ながらそこまで至っていないのが現状です。
とはいえ、ClamAVなど無料のもので利用する価値はありますので、Linuxユーザー(デスクトップで使われている方々)には推奨いたします。