【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

めくるめく知のフロンティア・学究達 =004= / 今村文彦(04/16)

2020-03-19 06:16:35 | 浪漫紀行・漫遊之譜

2011年3月11日 東北地方沖でのマグニチュード9の巨大地震による巨大津波

場所によっては波高10メートル以上 遡上高40メートル以上を記録

宮城県・岩手県・福島県を中心に 北海道から関東地方の太平洋岸に膨大な被害

近代都市を襲った史上はじめての巨大な津波

  私たちは何を学び、これから何をすべきなのか / 津波研究者・今村文彦  

【この企画はWebナショジオ_【研究室】「研究室」に行ってみた を基調に編纂】

(文=川端裕人/写真=藤谷清美 & イラスト・史料編纂=涯 如水)

  今村文彦・実は“2つの津波”が重なっていた =1/4= ◆◇

 2011年3月11日、日本の東北地方沖で発生したマグニチュード9の巨大地震による津波は、宮城県、岩手県、福島県の3県を中心に、東北地方、関東地方の太平洋岸に大きな被害をもたらした。場所によっては波高10メートル以上、遡上高40メートル以上を記録したというから、想像を絶する破格の津波だったといえる。

 では、それはどのようにして引き起こされたのだろうか。

 基本中の基本として……津波の原因となりうるものには、3つ代表的なものがあるそうだ。

「地震と火山と地滑りがよくある津波の原因です。津波は英語でもtsunamiと言いますが、もともとサイスミック・シー・ウェイブ(地震による海の波)だったんですね。1946年のアリューシャン地震のときに、ハワイが被害を受けました。その時の議論で、同じような波が、地滑りや火山噴火でも起きるのに、サイスミック(地震性)というのはどうか、というのがありまして。そこで日系の方が、日本で、実はtsunamiという言葉があって、これは地震でも、火山でも、地滑りでも、区別なく使われてきた、と紹介したのが始まりだそうです」

 と、tsunami(津波)という国際的に通じる名称の経緯とともに、津波の原因となりうる現象を教えていただいた。

 地震・火山・地滑りといった原因候補のうち、今回は明白に地震によるものだ。

 地震によって津波が発生するメカニズムについても色々な条件がある。

 まず、陸ではなく海で地震が起きなければならない。また、震源が深すぎると津波は起こりにくい。海底に直接の変動がなければならないからだ。被害をもたらすほどの津波を起こす地震の場合は、断層運動により海底が数メートル、時に数10メートルにわたって変動するそうだ。

「東北地方や関東地方は、北アメリカプレートというものの上に乗っかっているのですが、その東側の海、ちょうど日本海溝の部分で太平洋プレートというのが、沈み込んでいるわけです。太平洋プレートが沈み込む際に、北アメリカプレートと接している部分も引きずられて沈み込むのですが、そこに溜まったひずみが限界に達した時に、解放がおき、断層という破壊運動が起きて、地震が発生するわけです。このタイプの地震(プレート境界型)ですと、沈み込んでいる部分が海底に近いので、海底も動きます。津波が発生する条件が揃っているんです。三陸沖地震や宮城県沖地震で、津波が起きやすい理由です」

・・・・・・明日に続く・・・・・

◇ Mega Tsunami (scenes from the film - Haeundae 2009)

・・・https://youtu.be/2QEEyiB3g8k・・・

動画再生不能の時は上記URL(⇑)をクリックしてください

//////参考資料///////

■□ 参考資料: 参考資料: 津波総論(1/2) □■

津波Tsunami)は、地震や火山活動、山体崩壊に起因する海底・海岸地形の急変により、海洋に生じる大規模な波の伝播現象である。まれに隕石衝突が原因となったり、湖で発生したりすることもある。強風により発生する高波、台風や低気圧が引き起こす高潮副振動(セイシュ)、原因が解明されていない異常潮位とは異なる。

1波1波の間隔である波長が非常に長く、波高が巨大になりやすいことが特徴である。地震による津波では波長600 km、波高5 m超のものが生じた事がある(津波が陸上に達するとこの値は大きく変わる)。

津波という現象は、例えるならば大量の海水による洪水の様な現象であり、気象など他の要因で生じる波とは性質が大きく異なる。大きな津波は浮遊物と共に陸深くに浸入し、沿岸住民の水死や市街・村落の破壊など、種々の災害を発生させる。

20世紀後半以降 "Tsunami" は、世界で広く一般にも使用される共通語になった。そもそも日本語における「津波」の語源は、沖で被害が出なくても津(=港)で大きな被害が出ることからきている。

津波は、沖合から海岸に近づき海底が浅くなるにつれて波高が高くなり、海岸線では沖合の数倍に達する。湾口で2 mのものが湾奥で5 m超になった事例もある[3]。また海底が浅くなるにつれて波長は短くなるが、海岸線でも数百m - 数km程度ある。

上陸した津波は、依然として大きな水圧を伴った高速の波として、数分から数十分の間押し寄せ続けたら(押し波)、今度は海水を沖へ引きずり続け(引き波)、しばらくしたら再び押し寄せて(押し波)、という具合に押し引きを繰り返し、やがて減衰していく。大きな津波は、陸上にある建物、物品、そして人間を押し流し、景色を一変させ、甚大な被害をもたらすことがある。また大きな津波は海岸に続く河川を遡るほか、海上でも被害をもたらすことがある。

注意せねばならぬことで、特にリアス式海岸の湾奥では狭く細長く深い湾が津波の威力を集積させるため、また海に突き出た岬bの先端では周囲からの回り込みの波が重なるため、他の海岸に比べて同じ津波でも被害が大きく、より小さな津波でも被害を受けることが知られている。

また海岸では、日本の三陸海岸の港町のように津波を防ぐために防潮堤、あるいは通常の波浪を防ぐなどの目的で堤防が築かれている所があり、これらは津波の被害を軽減する役割を果たす。

明日に続く・・・・・

  • 地震の発生から津波の到達まで 

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・・・https://youtu.be/jbvBsgoEAe0・・・

=上記本文中、変色文字(下線付き)のクリックにてウイキペディア解説表示=

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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