【 閑仁耕筆 】 海外放浪生活・彷徨の末 日々之好日/ 涯 如水《壺公》

古都、薬を売る老翁(壷公)がいた。翁は日暮に壺の中に躍り入る。壺の中は天地、日月があり、宮殿・楼閣は荘厳であった・・・・

「バックマン」と呼ばれる西田賢司 =008=

2018-12-17 06:10:59 | 浪漫紀行・漫遊之譜

〇◎ 命のことを知らずして、命の大切さは理解できない” ◎〇

= 探検的調査を実践する “探検昆虫学者” 西田賢司 =

【この企画はWebナショジオ_“「コスタリカ 昆虫中心生活」” に追記・補講し、転載した】

 中米コスタリカで新種の昆虫を見つけまくる男! 「バックマン」

曰く 『昆虫は、僕たちに自然の変化を教えてくれる一番身近な存在です』

◇◆ =008= ムラサキ「仮面ライダー」の三つの必冊技  ◆◇

昆虫ー013

  鮮やかな赤い花?

 ちがうんです~。この写真は花でも葉っぱでもなく、バッタが後ろ翅を広げたところ。

 敵に襲われたときの必殺技のうちのひとつ、鮮やか赤色威嚇~だ。

 この翅の主、カタハダバッタの仲間は、熱帯アメリカに生息していて、コスタリカでは約40種が確認されている。バッタの中では最も大きな体をもつグループで、体長が13センチ、翅を広げると25センチにもなる種もいる。

 幼虫も成虫もカラフルというのか、どこかグロテスクな色彩をしている。毒々しさをアピールしているのだろう。群れをなして、葉の表に堂々と居座っているところや、毒性がきつそうなサトイモ科の葉っぱなんかをムシャムシャと食べているところを見かける。飛ぶのはあまり得意でないみたいで、近くに寄っても、あまり逃げようとはしない。

 そんな堂々たる態度でいられるのは、このバッタが必殺技をいくつか持っているからだろう。敵の攻撃に遭うと、さきほどの「後ろ翅鮮やか赤色威嚇」のほか、胸からシューシュー音を放出~、さらには気門(呼吸をする穴)から異臭泡発射~!と、色、音、化学物質の三つの技で身を守る。

 仮面ライダーの新キャラへの起用とまではいかないかもしれないが、なかなかの技の持ち主だ。

昆虫ー014

 Ӂ ナスがこんなに人気があるなんて! Ӂ

   雨粒にぬれたナスの花で、雨を惜しむように休むマルウンカの成虫(上の写真、体長6ミリ)。どこかせつなさを感じる。雨季もそろそろ終わり、乾季へと突入していくコスタリカ。

  雨量が減ってきて、直射日光が当たる時間が増えたので、わが家で栽培している研究用の植物に水をやり始めないといけなくなってきた。

 その中に、鉢植えのナスがある。

  もともとナスという植物はコスタリカには生えていなかったが、食用に栽培されていて、スーパーマーケットの野菜売り場にも置いてある。家のナスの木にも、ちゃんとぼくの好物のナスの実がなるが、かなり小ぶりで、スーパーのものの10分の1程度だ。

  収穫して料理するのも楽しいけど、ナスに入居する昆虫たちを観察するのもやっぱり楽しい。ツノゼミやマルウンカ、ヨコバイなど、もともとこの近所に生えているナス科の植物に住んでいた昆虫たちの幾種かが、わが家のナスに引っ越してきて、住みついてくれたのだ。

  いや~でも、ナスがこんなに人気があるとはビックリ! 庭の昆虫の多様性がグンとアップした感じ。

  小さな昆虫たちとナスの星型トゲトゲ毛が織り成すミクロな風景のマクロ写真をどうぞご覧ください~。  えっ? トゲトゲで昆虫たちは痛くないのですかって? ・・・おそらく痛くないでしょう。

昆虫ー015

 = 参考資料・文献 =

 ナス、一考

原産地はインドの東部が有力である。その後、ビルマを経由して中国へ渡ったと考えられている。中国ではもしくは茄子の名で広く栽培され、日本でも1000年以上に渡り栽培されている。温帯では一年生植物であるが、熱帯では多年生植物となる。日本では奈良時代すでにナスの栽培が行われていたことがわかる。

 実の味から「中酸実」(なかすみ)が語源とされる。夏に実がなるので「夏実」(なつみ)と読んだが、それが訛って「なすび」(奈須比)と呼ばれたとする説もある。室町時代頃に宮廷の女官が女房言葉として「なす」と呼び、その呼称が定着した。元は貴重な野菜であったが、江戸時代頃より広く栽培されるようになり、以降日本人にとってなじみのある庶民的な野菜となった。葉とヘタには棘があり、葉には毛が生えている。

 世界の各地で独自の品種が育てられている。賀茂茄子などの一部、例外もあるが、日本においては南方ほど長実または大長実で、北方ほど小実品種となる。本州の中間地では中間的な中長品種が栽培されてきた。これは寒い地域では栽培期間が短く大きな実を収穫する事が難しい上に、冬季の保存食として小さい実のほうが漬物に加工しやすいからである。

 しかし食文化の均一化やF1品種の登場により野菜炒めや焼き茄子など、さまざまな料理に利用しやすい中長品種が全国的に流通している。日本で栽培される栽培品種のほとんどは果皮が紫色又は黒紫色である。しかしヨーロッパやアメリカ等では白・黄緑色・明るい紫、さらに縞模様の品種も広く栽培される。

 果肉は密度が低くスポンジ状である。ヘタの部分には鋭いトゲが生えている場合がある。新鮮な物ほど鋭く、鮮度を見分ける方法の一つとなるが、触った際にトゲが刺さり怪我をすることがある。収穫の作業性向上や実に傷がつくという理由から棘の無い品種も開発されている。

 日本独特の文化として、「赤ナス」のような観賞用として生け花などにも利用されているもの(熊本県などで「赤ナス」の商品名で栽培されている食用の品種とは別物、また赤茄子はトマトを表す)もある。赤ナスは食用のナスの台木としても用いられる(観賞用の赤ナスは味などにおいて食用には適さないとされる)。

昆虫ー016

・・・・・・つづく

◇◆ ユカタンビワハゴロモ ◆◇

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・・・・・・山を彷徨は法悦、その写真を見るは極楽  憂さを忘るる歓天喜地である・・・・・

森のなかえ

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