うれしい偶然、スイスアルプス水晶との出会い | スイス情報.com

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こんにちはビックリマークブログ担当のナツです。
 

今年の夏休みは、

温暖化の影響で失われつつある

「氷河」を見に

行くことにしました。

 

世界遺産のアレッチ氷河

(Aletschgletscher)を最後に、

翌日は家に帰ります。


さてこの壮大な景色を堪能し、

ゴンドラ乗り場へと向かうと、

 

大人が両手を広げても

抱えきれないほどの、

世にも美しい巨大なクリスタルが

展示されていました。

じつは石好きな私たち母娘二人は、

 

数日前に訪れた

ローヌ氷河 (Rhonegletscher)

の売店で、様々な

天然石が売られているのを

確認していました。

販売している女性によると、

そのほとんどが、

この近隣で、ある男性が採掘した

ものであるということ。

娘は別の山里でも

お気に入りの煙水晶(Rauchquarz)

を3フランほどで購入し、

ホクホクしていたのですが、

 

残念ながらわたしはここでも

お気に入りが見つからずに

しょんぼり。しかし、

 

「どうやらここには

アルプス水晶があるらしいキラキラ

ということを知り、

ワクワクしていました。

 

話は戻り、アレッチ氷河の

フィーシュ(Fiesch)

ゴンドラ乗り場をあとにし、

駐車場に向かう途中にふと、

 

「ここのチケット売り場で、

近くに天然石のお店が

あるかどうか聞いてみようひらめき電球

と思いました。

売り場の女性に

声を掛けること数秒後、

 

その女性はそこで偶然

通りかかった知人男性を、

呼び止めました。

するとその男性は、

今月に2回開催される

「石市場 (Mineralienbörse)」

偶然にも明日開催されること、

 

そして場所は、ここからすぐ近くの

「Saal Rondo」で、

朝8時半から17時までやるからね

と教えてくれました。

 


聞けば

この男性は登山愛好家で、

自身でも趣味で

天然石を採掘しているのだとか。

「業者とかはいないから、

登山好きが採掘して

それを販売するんだよ」

「そうだ、お嬢ちゃんには特別だよひらめき電球

 

男性はそう言うと、

ポケットからビニール袋を取り出し、

自分で採掘したという

2つの水晶を娘に渡しました。

「いいかいはてなマークこれを時々水で洗って、

太陽に5分間だけ当てるんだ。晴れ

 

するとここにパワーが宿るからね。

長い時間当ててはダメだよ、

水晶が割れてしまうから」

大喜びの娘は、何度もお礼を言って、

大切にポケットにしまいました。


次の日ホテルで

チェックアウトを済ませると、

どきどきしながら、

9時頃に会場へと向かいました。

 


加工された海外の

天然石やアンモナイト

もありましたが、

 

そのほとんどが

この近隣の山岳地帯で

採掘されたアルプスの天然石。

 


ある売り場の男性によると、

グリュイエール地方 (Gruyère)

天然石を採掘するには

許可が必要ですが、

Gruyère
https://www.la-gruyere.ch/de/ (独・仏・英)

 

ここヴァリス州 (Valais/Wallis)では

自由に採掘してもいいのだとか。

また採掘する際には、

このような道具や

ダイナマイトを使用し、

 

 

2メートルほど穴を開けることも

ある危険な

作業なのだそうです。

 

別の男性は、

長野県の山岳地方にも出向き

採掘を試みたけれど、

あまり採掘はできなかった

という話も

してくれました。

ちなみにこの近隣でよく採掘される

天然の煙水晶は、

色が濃く透明度の高い物が

おススメだとか。

 


ぐるぐると会場内をじっくり5回ほど

見て回り、ふと目に留まった

煙水晶をじっーと

見つめること数秒。

すぐにその視線に

気づいた女性が

「あなた、これいいでしょひらめき電球

と言って持って来てくれました。

手の平サイズのその煙水晶は、

先日訪れたばかりのウーリ州 (Uri)

アンデルマット(Andermatt)や

悪魔の橋 (Teufelsbrücke)近辺の

 

ギョシェネン (Göschenen)

採掘された物。

Göschenen

http://www.goeschenen.ch/(独)

 

「ねえ見て、特にこの部分のカット。

素晴らしいわ」

「これにしますビックリマーク」「いい選択だわキラキラ

それを65フランで購入し、

採掘した場所と

採掘者の名前や住所、

そして電話番号も渡されました。


女性は、娘がちょこんと

立っているのを見ると、

 

「あなた、好きなの一つ

あげるから持って行きなさい」

と声を掛けてくれました。

おかげで帰る時には、

娘の手の上に沢山の水晶が

きらめいていました。


値段は1フランから

数百フランと様々でしたが、

何時間でもじっくりと

見ていられるような、

 

そんな素敵な

空間に思いがけず

導いてもらえて

本当にラッキーでした。

純粋なスイスアルプス産の水晶は

年々希少と

なっているそうです。

 

スイスの山岳地帯を

旅行される機会がありましたら、

ぜひアルプスの天然石をお手に

取ってみてくださいね。

撮影日:2019年7月14日(撮影掲載許可済)

 

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