昨日は、渋谷TSUTAYA O-EASTにてプロ修斗公式戦が開催されました。
私はABEMAの中継にて観戦でした。
大会は2部構成ながら、1イベントにつき4〜5試合と試合数を絞ったコンパクトな興行。
貴重な試合機会をもらった精鋭たちが凌ぎを削りました。
選手目線から言えば、今大会は環太平洋タイトル戦を含め、自分と同じ階級の試合が3つ組まれていたことにも注目していました。
この試合結果を以て、またフェザー級のストーリーが動き出すのではないかと。
大会は1部・2部共にKO・一本決着が多く、非常にスピーディーな進行でした。
ここでは、注目していた試合をいくつかピックアップして、振り返ります。
1部・第3試合
○工藤諒司VS野瀬翔平
KO 1R 2’13”
ONE WARRIOR SERIES参戦中の工藤選手が久しぶりの修斗参戦。対するは、若手の注目株・野瀬選手。
野瀬選手はプロキャリア無敗ですが、ランカークラスと対戦するのは初めてなので、どこまでやれるのか?という感じで見ていました。
試合は、野瀬選手が積極的に四つ組みで金網に押し付けるものの、工藤選手が冷静に捌き、右フックで効かせた後、パンチをまとめてKO勝利。
工藤選手、さすがの強さ。
殺傷能力が上がっています。
○猿丸ジュンジVS飯野建夫
TKO 1R 4’54”
ストロー級の世界1位&2位対決。
個人的に仲良くさせていただいている飯野選手を応援していました。
打撃でも積極的に前に出て、組み付く飯野選手を捌き、攻防の際に打撃を当てていく猿丸選手。飯野選手はだんだん削られていきます。
1R終了間際、猿丸選手が金網に追い込んでパンチを叩き込んだところでレフリーストップ。
猿丸選手が事実上の次期タイトル挑戦者決定戦を制しました。
飯野選手、残念。
ナイスファイトでした!
2部・第3試合
判定3-0
対戦相手の藤井伸樹選手もパンクラス出身の選手なので、何だか修斗で組まれるのが不思議なカード。
試合展開は、戦前の予想通り、藤井選手が後藤選手の強打を掻い潜り、組み付く展開に。
1Rは後藤選手が効かせて印象を残しましたが、2・3Rは藤井選手がテイクダウン、バックでフィニッシュ間際まで追い込みました。
判定はジャッジ3者共に29-28で藤井選手が勝利。
緊張感溢れる中、打倒極の攻防が目まぐるしく展開され、逆転勝利という結末。
めちゃくちゃ面白かったです。
個人的は今年のベストバウト候補です!
2部・メイン
仲山貴志VS○SASUKE
TKO 2R 2’05”
怪我からの復帰後、連勝中のSASUKE選手が環太平洋タイトルマッチに挑戦。
王者・仲山選手は、初めての防衛戦でした。
1Rは打撃の攻防から、お互い1回ずつテイクダウンを奪取。
しかし、仲山選手のテイクダウン後、SASUKE選手が仕掛けた下からの腕十字固めが極まりかけます。
何とか凌いだ仲山選手ですが、1Rの印象はSASUKE選手か。
2R、開始早々、SASUKE選手のパンチが当たり、仲山選手ダウン。
そのまま、パウンドをまとめ続けたSASUKE選手がTKOで新王者に輝きました。
新鋭も上がって来たし、実力者も勝ち、王者も変わった。
確実に動き出したフェザー級戦線。
自分がここにどう加わっていくのか。次のチャンスをお待ちしています。
アリーヴェデルチ!