(英語だと)通じないけど、
(日本語では)通じやすい。
そんな言葉をとりあげる、
「わかっちゃいるけど使っちゃう和製英語!」
のコーナーです。
今日の和製英語は
「リフォーム」です。
リフォームと聞いて、どんなことが思い浮かびますか?
建物の改築や改装のこと?
それとも、お洋服の寸法直し?
そのどちらも、和製英語。
英語の“reform”を使うにはピンときません。
本来、英語の“reform”は「改心する」「改正する」「作り直す」と言った意味。
え?
「作り直す」だったら、家の改装や洋服のお直しに使ってもおかしくないないのでは?
と思ってしまいそうなのですが、
“reform”という単語は、家の改築や服の修繕にはつかいません。
どちらかというと、
建物や服のように形があるものではなく、
概念や社会の制度や人の心など、
直接目には見えないものを変える時に使うようです。
例えば、
「教育制度改革」の『改革』とか、
「改正法案」の『改正』とか、
「犯罪者を更正させる」の『更正』とか、
そういったことに使う単語が“reform”なのです。
だから、
改築業者さんや服のお直し屋さんが使っている
「リホーム」や「リフォーム」という言葉は、
もうすっかり日本語として定着していますが、
英語ではしっくりこない、和製英語なんですね。
特定非営利法人
小学校英語指導者認定協会
認定指導者 (川口ママ) もりゆき