every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

北京へ行くつもりはなかった 798地区編

2019-12-01 | 旅行記
前の前のエントリーで書いたように北京はトランジットのため滞在しただけでした。
なもんで宿もとってないし、天安門~王府井と散策して時間があまったも過ごすところがない。北京空港で5時間も搭乗をまつのも退屈しそうなので、余った時間で798地区へと足を延ばしました。


798芸術区(ななきゅうはちげいじゅつく、中国語: 798艺术区、拼音: 798 Yìshùqū、英語: 798 Art Zone)は、北京市の朝陽区に位置する地区である。大山子芸術区(Dashanzi Art District)とも呼ばれる。
1950年代初めに東ドイツの技術援助によって建設され、その後他の用途に転用された工廠が集中しており、その中に芸術家のアトリエや住居、中国や日本を始めとした外国から進出したギャラリーが多く立地している。芸術家のコミュニティーということでしばしばニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジやソーホーと比較される。
*WIKIより

東ベルリン!
ベルリンの壁崩壊30周年イベントを見るために東ベルリンの中心地=アレクサンダー広場に泊まろうとしている自分が思い付きでいったにしては縁を感じます!!
ベルリンを散策してから思い返すと798地区のありかたはベルリンのありかたに似ているような気が。


王府井から地下鉄に乗って10分~20分。
やや辺鄙な(少なくとも観光客が訪れる理由がない)駅をおりて何もないような街を歩いていくと、近づくにつれて街にグラフティが!
まさか社会主義国家である中国にグラフティが(こんなに堂々と)あるとは吃驚。
北京赴任経験のある人に聞くと798地区に描くことが認められたARTはどれも検閲済みのもの。言ってみれば「ガス抜き」的なことだとのことです。
彼の地のアーティストたちは「ガス抜き」のふりをして、体制を風刺・批判するような作品を描くのが腕の見せ所で、それが西側(日本も含めて)に評価されているとか。
798地区には美術館や画廊のほかに洒落たカフェやショップも多くあるようですが、訪れたのが21時近くだったのでドコモ閉まっていました……。
グラフティ・壁画も照明がなかったので明瞭に見えなかったり、撮影できなかったり。

今度は日の出ている時間に訪れたいです。


追伸
 北京用にこの中国用SIMを入れていたのですがグーグルマップが使えずバイドゥ・マップを片手に散策してたのですが、UIに慣れない上に中国語ナビのみだったので苦労しました…。目的地入力して”公里数(キロメートル)”って出たら距離だと思うじゃんよ。何で己の時速を出すのだ…。


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