2020年8月1日(土曜日)
8月になりました。
この日、長くうっとうしかった梅雨が関東でもようやく明けました。
コロナウイルス感染者数の拡大が続いていますが、少しでも気持ちが晴れるといいなと思います。
夕見子さんの今年の連続企画「二人三脚」、3ヶ月に一度の予定で5月・8月・11月と開催されることになっていました。
5月は延期になってしまい、この日は予定通りの開催ですが、入場するお客さんの数を大きく制限して、ネットとの同時配信となりました。
場所は「板橋ファイト!」
赤羽線の時代にこの「板橋ファイト!」のすぐ近くに住んでいたことがあり、駅は少し変わってしまいましたが、駅前の様子には懐かしさを感じます。
入場する入り口がいつもと違う場所。
普段は開けない入り口と会場内の窓や扉が開放されていて、換気ができる環境が作られていました。
受付で体温チェックとアルコール消毒。
入場者数が制限されるのは仕方が無いことですが、ゆったりと安心してライブを楽しめるのはありがたいことです。
夕見子さんの企画によるツーマンライブ「二人三脚」、ゲストは宮瀬ななさんです。
ツーマンライブ、「二人三脚」とタイトルが付けられた夕見子さんの企画は私が思うツーマンライブのイメージを変えてしまいました。
二人のアーチストさんがそれぞれの時間を使い、それぞれのステージを見せてくれて、数曲のコラボや互いの曲のカバーをするステージがあるのが一般的かと思います。
二人のアーチストさんの曲や個性のコントラストや融合などをそれぞれのステージから味わって楽しむイメージを持っていました。
夕見子さんの「二人三脚」は、常にお二人がステージ上にあって、夕見子さんの曲を、宮瀬ななさんの曲を一緒に歌って表現する、まさに”二人で一つのワンマンライブ”というものでした。
歌うパートを分けたり、コーラスを入れたり、夕見子さんと宮瀬ななさんの曲がいつもと違う色に染められて聞こえてくるのはとても凄いことです。
とても素敵で、オリジナル曲に馴染んでいる耳に、かつて知らなかった色彩に変わった音が聞こえてきて、ワクワクする気持ちで満たされました。
演奏のサポートは、夕見子さんサイドからギターの辻村崇さん、宮瀬ななさん側からピアノの松下菊乃さん、ギターの千葉啓史朗さんでした。
演奏のサポートも曲によって人の組み合わせが変わって、その音の変化を楽しむことができました。
夕見子さんも宮瀬ななさんも普通に楽しく歌っていらっしゃいましたが、とても思い切った企画で実現するには難しいことが多かったのではないかと思います。
ネット配信でも聴けたライブでしたが、それだけに是非とも生で聴きたかったし、お客さんとしてその現場に参加することができて良かったと思います。
次回のゲストは瑠惟夏さん、延期となったミノノサトエさんとのステージも楽しみです。
今まで有りそうで無かった企画、できそうで難しかった企画、それを夕見子さんが実現させて、楽しく素晴らしいステージを見せてくれました。
「二人三脚」、長く続いていく企画となればいいなと思います。