雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

El Suelo Mío

2020-09-23 | 音楽
シルバーウィークも終わりましたね。
少し涼しくなって気分的にはすごく気持ちいい。
音楽の秋、でしょうか。

今日はベーシスト ホルヘ・ローダーのソロアルバム『El Suelo Mío』をご紹介。



 
  1. El Suelo Mío
  2. Chabuca Limeña
  3. Solo Juntos
  4. El Plebeyo
  5. Bounce
  6. I’ll Remember April
  7. Thing Thing
  8. Patrona
  9. Santa Rosita
  10. Rambler
  11. Lonely Woman
  12. Silencio De Um Minuto
  13. Les Lapins
Jorge Roeder (b)

ローダーを知ったのはシャイ・マエストロ・トリオでした。
しっかりとリズムを刻み、音は太め。
でもあまり前に出ず、サポートに徹する、これぞプロのリズムセクションだ!って感じです。
ギタリストのジュリアン・ラージのサポートもやっていますね。

そんな彼がソロアルバム!って言うのが本作を見かけたときの最初の印象。
意外でしたね。
ベースのソロアルバムって好きな人は好きなんですが(ワタシは大好きです)、ちょっとシブすぎてキツイと感じる人も多いと思います。

ただ本作はどの曲もかなりメロディーがしっかりしてて、ベースソロ苦手だ、という人も是非一聴願いたい。
彼はペルー出身で、本作も彼のルーツを追いかけている作品でもあります。
タイトルの「El Suelo Mío」はスペイン語で「我が土地」を意味します。
ペルー/クリオージャ系音楽のソングライターとして名高い女性、故チャブーカ・グランダの「Bello Durmiente」から引用したものです。
ですので、やはりラテン系のコードがいくつも見られ、哀愁深いメロディーに仕上がっています。

カーラ・ブレイの5曲目やオーネット・コールマンの11曲目など、原曲のシンプルさを持ちつつ、地面を震わせるような太いライン。
彼はやはり名プレイヤーだったのだと改めて感じさせてくれます。
本当はしっかりとしたデカイスピーカーの前に鎮座して聴きたいのですが、我が家にはありませんので、ヘッドフォンがガツンと聴いています。




春先に出た作品ですが、この季節によく合います。

ジャズ
記事一覧


最新の画像もっと見る

コメントを投稿