医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

精神・人格異常(その11) 「ホリエモン」の場合

2018年11月21日 | 神経
私の趣味の1つに読書があります。
だいたい1週間に1冊のペースで年間50冊ほどを読みます。興味の湧いたテーマがあるとそのテーマに関する書籍を集中的に10冊以上読むこともあります。

現在、集中的に読んでいる本は「人格や性格の異常」に関しての本です。このことに関して、最近私は30冊ほど読みましたので、お勧めの本をご紹介しながら記事を書いているシリーズの10回目です。

こちらも分かりやすくお勧めです。

パーソナリティ障害がわかる本―「障害」を「個性」に変えるために
kiwiさんのレビューが正確に的を射ていると思います。


皆さんも既にご存じのように、このほどカルロス・ゴーンが逮捕された件に関して、あホリエモンは次のようにコメントしました。

(以下、日刊スポーツより引用)
カリスマ経営者が同社の有価証券報告書に自らの役員報酬を約50億円少なく記載した疑いがあるとして逮捕されたことに首を傾げ、「んー、別件逮捕っぽいなあ。。ゴーン氏以外に逮捕されそうな報道も無いんでより個人的な何かでかいと思われる犯罪を犯してる疑いがあるってことかな」と臆測した。
「鎖国モードかなあ。。こんな巨額報酬をもらってる人が特捜部のストーリーのような巨額報酬隠しすると思う?」と疑った堀江氏。さらに「しかし、特捜部はスタンドプレーが好きだよな。巨悪をプロデュースするためにセンセーショナルにやってくる。もっとマイルドにやれば市場や会社にダメージないのにね」と持論を展開した。
(以上、日刊スポーツより引用)

まるで以前、自分を逮捕したのは大げさだった(量刑の件は別として)とでも言いたいようなコメントです。

しかしライブドア事件でホリエモンの量刑を決めるのに、東京地検元特捜部長の大鶴基成氏が、「額に汗して働く人、リストラされ働けない人、違反すれば儲かると分かっていても法律を遵守している企業の人たちが憤慨するような事案を、万難を排しても摘発したい」という発言しました。これは、まさに私たちが現在カルロス・ゴーンに対して感じていることと、奇しくも全く同じです。

あと1週間もすればゴーン逮捕の全貌がわかってくるのに、ホリエモンはなぜ今の段階でこんなコメントをしたのかを考えてみると、「以前特捜部に自分のプライドを傷つけられたという怨みと、売名行為のように、コメントで目立ちたかったのか」と思ってしまいます。

そうするとホリエモンは自己愛性人格障害に加えて、演技性人格障害?(小保方氏がそうです)
自分がマスコミに取り上げられなくなっていくのが寂しいのでしょう。

私たちは、ブドウ糖75gという一定量のブドウ糖ジュースを飲んだ際に、ある一定以上の血糖値になってしまう人を「耐糖能異常」と診断して、本人やその周りの人に今後不利益が生じないように留意します。精神や人格の異常も同じです
皆が早くそういう人たちを「障害」と診断してあげて、何らかの対策をとらないと、周りにも本人にも不利益が広がります。

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