チャンスは明日まで?(上野恩賜公園) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

宣言どおり、昨日の朝に上野恩賜公園へ行ってまいりました。

と入っても出勤前の1時間程度だったので、不忍池だけです。

ちょうどサクラが見頃だったので、朝の散策にはもってこいでした。

例年より開花期が長引いており、恐らく明日までは満開が楽しめる模様。

もし日曜の予定が空いている方は、池を巡りながらお花見などいかがでしょう?

(さすがに来週末は厳しいかと思いますので)

 

 

 

 

 

 

サクラは池周辺の遊歩道随所に見られ、ピンク色が景観に彩りを添えます。

9時前でしたが外国人旅行客の方がかなり多かったですね。

また、スマホで接写している人もたくさん(老若男女を問わず)。

一部で賛否両論ありますが、スマホカメラの性能UPとインスタグラム等の浸透で

身近な花を気軽に撮れるようになったのは、首都圏の花・緑に触れるという面では

大きなプラスになったんじゃないかと感じます。

 

 

 

 

 

朝はまだどこも開店していませんでしたが、

屋台も出ていますので、昼食等はここで済ませられます。

座って食べられるところもあります。

(むしろ遊歩道が狭いので、池周辺で敷物は基本使えません)

 

 

 

 

 

池のヨシ原上空を舞うユリカモメの群れ。

既に頭部が黒く変色している個体もいました。

もうそろそろ、彼らともお別れでしょうか。

 

 

 

 

 

駅伝のルーツを伝えるユリカモメ。

こういう鳥も、スマホカメラが進化したことで

誰でも簡単に撮れるように。

 

 

 

 

 

でも、これだけのクローズアップでなおかつ高画質のものとなると

さすがに本格的なカメラが必要になってくるかも?

 

8割方夏羽に変わりつつありますね。

所々に白い羽が残っているのがちょっと残念かもしれませんが

完全に夏羽になると、それから間もなく北国に旅立ってしまいます。

(要するに見られる期間が非常に短い)

ちなみにユリカモメは基本日本では営巣しません。

よって、夏に目にすることはまずありえないと思っていいでしょう。

 

 

 

 

 

 

カメラが新しくなったことで、かなり遠方の鳥でも結構鮮明に撮れるようになりました。

対岸(?)のヨシに掴まるハクセキレイだってこのとおり。

 

 

 

 

 

こういう怖い顔も、よりクリーンに撮ることができます。

需要があるかどうかは別ですが……。

 

 

 

 

 

人によってはこっちの方が怖く見えるかもしれません。

……オオバンの舌なんて初めて見た気がします(汗)。

 

あと、脚が恐竜みたいなのもちょっと怖いです。

 

 

 

 

 

間に1本枝が被ってしまったものの、

遠距離のわりに過去の記録よりも遥かに鮮明に撮れてしまったヨシガモ

あれだけ撮影に苦労させられた鳥も、労せずあっさりと……。

 

えー再度断っておきますが、それでもP500(先代カメラ)には感謝しています(汗)

 

 

 

 

 

白色のポンポン咲きが目を惹くサクラ「白妙(しろたえ)」

ほか、オオシマザクラやウコンザクラなど、不忍池の桜は種類が豊富です。

それぞれ開花期・花色・咲き方などがまるで異なるので

お花見+αで「観察」をしたい方にはうってつけです。

 

 

 

 

 

上野駅のパンダも、サクラに彩られていました。

……そういやまだ、例のパンダの子供を見ていないですね(汗)