水中の魚も、対岸のハヤブサも……(江の島) | 首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

首都圏生きものめぐり ~関東の動植物に会いにいくぶらっと散歩~

雑誌編集者である著者が自ら首都圏の公園や自然地に足を運び、そこで出合った生きものの情報をお届けします。
都会の印象が強い東京にも、カワセミやタカ、多くの昆虫が暮らしています。「首都圏ってこんなに生きものが多いのか」と驚かされる情報が満載です。

新カメラ(P900)になってから初めての江の島訪問だったのですが、

天気が悪かったこともあって美しくありません。

先日UPしたサクラの記事よりもやや遡り、3月後半に差し掛かったころ、

ちょうど天気がぐずついて気温が下がったころの話ですね。

 

写真はオオセグロカモメでしょうが、何なのでしょうこのポーズは……。

 

 

 

 

 

 

遠距離・悪天候でも、やはりP500よりも鮮明に撮れます。

すばしっこくて焦点の合わせづらいイソヒヨドリも、なかなかの写り。

 

 

 

 

 

天気が悪いのがよくわかる1枚。さすがにこの時はもう雨はやんでいましたが

ほんの1時間くらい前までザーザー降りだったので、

鳥にしてみればたまったものじゃないでしょう。トビもびしょ濡れです。

 

まあ、もしかしたら水浴びしていただけなのかもしれませんが……。

 

 

 

 

 

さて、例のハヤブサですが。まずポイントを訪れたら早々にエンカウント。

ただし結構な距離があり、悪天候につき日照はあまり気にならなかったものの

方角的には逆光だったため、かなり撮影には不向きなシチュエーションでした。

それでも、P500の時代と比べると如実に画質が上がっています。

 

 

 

 

 

逃げる様子がなかったので、少しだけ距離を詰めてみました。

(それでも30m以上はあったはずです)

背景が空で「抜けて」いるならまだしも、岩場だったので

今までであれば焦点を合わせるのは相当難しかったはずです。

 

 

 

 

 

角度を変えてみました。

なのですが、どうにもにしか見えず……。

シャッタースピードが速くなったことで、

こういうシーンが格段に撮りやすくなりました。

 

 

 

 

 

毛づくろい中。目が笑っているようでちょっと不気味です(汗)

 

 

 

 

 

「え?何?聞こえない」

 

 

 

 

 

締めくらいはまともにカッコいい写真を。

正面からだとかわいい印象がありますが、

やや下からのアングルだと精悍な顔つきに見えてきます。

立派に「猛禽」しています。

 

 

 

 

 

ハヤブサのいる風景

本来であれば勇ましさ・逞しさを感じさせるシーンのはずなのですが

足場のう○このせいでカッコよさ50%カット(呪)

 

 

 

 

 

 

タイドプールを覗いてみると、あちこちの岩の隙間にウニの姿が。

右のバフンウニ(まだ小さいですが)は簡単に取れてしまいますが

ムラサキウニ(左)は岩の隙間にすっぽり填まっており、素手で取ることはできません。

無理して引っ張り出そうとすればトゲが取れてしまい、ウニのダメージになりますので

そのまま観察・撮影するだけに留めておいた方がいいでしょう。

 

確実に言えるのは、いずれのウニも持ち帰ってはいけないということです(戒め)。

 

 

 

 

 

多数のムラサキウニとバフンウニ(小)にまぎれて、違う色のウニが。

見た目のまんま、アカウニというそうです。同じく食用らしいですが

市場に出ているのがコレなのかどうかはちょっと不明……。

 

遭遇率・・・2

インパクト・・・3

美しさ・・・2

俊敏性・・・1

 

日本近海にしかいないらしく、実質的な固有種と言えるようです。

手にとって撮影してみたかったのですが、ムラサキウニと同じく

岩の隙間に填まっており、水上から撮るのが精一杯でした。

P900だと、水中の生きものも従来より鮮明に撮れます。

 

 

 

 

 

 

アカウニのすぐ近くにこんなものが。イソギンチャクの仲間みたいですが

一体こいつは何者なのでしょう? 気になって指でつついてみたところ

ちくちくとした痛みが走りました。この時は大したことなかったのですが

数十分後に内出血のように軽く黒ずんで、痛みが強くなりました。

イソギンチャクの触手には刺胞毒がありますが

よく見かけるヨロイイソギンチャクなんかではこうはなりません。

結局、痛みは長引いただけで大したことはありませんでしたが

ちょっとこれは気をつけたほうがよさそうです。

 

正体は未だ不明なままなので、もしわかる方いらっしゃいましたら教えてください。

 

 

 

 

 

漁が解禁になったのか、生しらす丼がメニューに復活していたのでさっそく!

私は、島の内部にある富士見亭または魚見亭をよく利用しますが

島の入口近くに並ぶ食事処でも大体食べられるようです。

わざわざ坂を上る必要がないのは大きなメリットですが

その分人が集まりやすく結構混雑しますので、お昼時は要注意です。

 

 

 

 

 

食事を済ませて稚児ヶ淵へ。雨はやんでいたのですが(微妙に青空も見える)

依然として雲は厚く、いつ降り出してもおかしくない悪天候です。

こんな状況でも観光客は結構集まってきますが

さすがに雨で滑りやすくなっているためか、岩場を歩いている人はやや少なめ。

 

 

 

 

 

ちなみにアメフラシの名前の由来として、

雨の降る時に岩場に集まるからだという説もあります。

ただ、どちらかというと例の驚いた時に出すという紫色の液体が

雨雲のようだから……という説の方が有力みたいですね。

 

この時は前説に則ったかのごとく、あちらこちらにアメフラシが。

名前は知っていても直接見たことない人が多かったのか、

わいわい言いながら観察している観光客も見られました。

(「きんもーっ」「何これ~」「うぎゃー」なんて声が大半でしたが)

 

ただ、さすがに私のように持ち上げて写真を撮る馬鹿奴はいません(爆)

デート中、アメフラシを掴んだ男の手なんて握りたいと思いますか?(爆)

 

 

 

 

 

直径1センチ程度の青い触手状のものが……。

ケヤリムシの赤ちゃんとかでしょうか?

 

 

 

 

 

タイドプールには、こんな小さな生きものも。

どこにでもいるので今更感がありますが、ヨコエビという甲殻類です。

水面近くに出てきたのをたまたま掬い上げたので

撮影して新顔登録することにしました。

 

遭遇率・・・4 (浅いタイドプールによくいます)

インパクト・・・1

美しさ・・・1

俊敏性・・・4 (忙しなく泳ぐので水中だとなかなか撮れません)

 

 

立ち位置としては、ダンゴムシやミミズなんかと同じ「分解者」

ほかの生物の死骸や水中の堆積物などを食べているようです。

ここのタイドプールでは、浅くてやや水が濁ったような所に群れていますが

暮らす場所も、コイツ自身のフォルムも万人受けはしない(←やや控えめ表現)ので

よほどの目的がない限りは撮影したりすることもないでしょう。

デート中にこれを必死に撮り出すような男は、早く切った方がいいです

 

 

 

 

 

ったく誰でしょうね。冷やし中華なんか海に捨てたのは(すっとぼけ)

 

 

 

 

 

一方、ちょっと嬉しい新顔にも遭遇。

これはクサフグですね。小型のフグの仲間です。

なぜか1匹だけタイドプールに入り込んでいました。

新カメラであれば、泳ぎまわる水中の魚もこれくらいには撮ることができます。

 

遭遇率・・・2

インパクト・・・3

美しさ・・・3

俊敏性・・・3 (そんなに早くは泳ぎません)

 

 

かの猛毒テトロドトキシンを持つ上、小さいので市場にも出ないようですが

一応食用フグとして認められており、美味だという話です。

ただ、小学生の頃自宅にあった子供向けの生きもの図鑑では

「毒が強く、食用になりません」 とありました。

図鑑が間違っていたのか、あの頃とは食用フグの基準が変わったのか……。

(ちなみに最高級フグはご存知トラフグで、一番市場によく出るのもコレです)

 

また、このクサフグはちょっと独特の産卵をすることで有名なのだとか。

初夏以降、江の島の岩場でも運がよければ見られるらしいので

ちょっとチェックしておこうかなと思っているところです。

 

 

 

 

 

帰り際。一見すると天候回復したように見えるかもしれませんが

この後、橋を渡っている途中で再び豪雨に見舞われました(呪)。

まあ、ハヤブサやらクサフグやら撮っている間に降らなかったのは

幸運っちゃあ幸運だったのかもしれませんが……。

 

 

 

 

 

最後にポケGO。毎月恒例のコミュニティ・デイで

この日はキモリが大量に沸きました。途中で雨が降り出したりと苦労しましたが

どうにかノルマである100匹以上の捕獲は達成しました。

 

ちなみに今週末の土曜日(3日後)は、4月のコミュニティ・デイが開催されます。

次はタツベイ。有用なポケモンの進化元でレア度も高いので

ダンバルの時と同じく、また鯖が飛びそうです……(汗)

 

 

 

【3/23 江の島で撮影した生きもの】

鳥類・・・アオサギ、イソヒヨドリ、ウミウ、オオセグロカモメ、カワウ、トビ、ハクセキレイ、ハヤブサ

その他・・・アカウニ、アゴハゼ、アメフラシ、イソギンポ、クサフグ、クロイソカイメン、タテジマイソギンチャク、バフンウニ、ホンヤドカリ、ムラサキウニ、ヨコエビ、ヨロイイソギンチャク

 

 

【3/23 江の島で捕獲したポケモン】

アサナン・・・2

アチャモ・・・10

アノプス・・・1

ウリムー・・・1

オムナイト・・・1

キモリ・・・117

キャモメ・・・1

グレッグル・・・3

コノハナ・・・1

ゴマゾウ・・・1

サンド・・・4

シェルダー・・・1

グランブル・・・1

サイホーン・・・1

スリープ・・・1

ダンバル・・・1

ドガース・・・9

ナエトル・・・4

ナックラー・・・1

ナッシー・・・1

ナッシー(アローラ)・・・1

ナマケロ・・・1

パウワウ・・・2

ヒコザル・・・4

ヒトカゲ・・・1

ヒノアラシ・・・1

ビリリダマ・・・1

ヒンバス・・・1

ブルー・・・7

ヘイガニ・・・2

ベイリーフ・・・2

ベトベター・・・2

ホエルコ・・・2

ポッチャマ・・・2

マクノシタ・・・1

マンキー・・・4

ミニリュウ・・・1

メリープ・・・1

ユキカブリ・・・2

ラルトス・・・2

リリーラ・・・3

リングマ・・・1

ワンリキー・・・4