エメラルドの瑕疵

どこかに行くときは、ネックレスか指輪か、どっちかに安ーいものでも、本物をつけていくことが多い。

ほんとに安物だから、ネックレスのチェーンなんか細すぎて首の皺かと思うようなものだし、ダイヤだってハナクソみたいなものだけどさ(笑)

というのも、いつだったかなー。
ずいぶん前に財布を忘れたことに気づかないでどこかで食事した、という人のエッセーを読んで、財布がないからカードもないし、今みたいに、携帯電話もなかったから、お店を出る時に指輪を担保にしてお金を取りに帰った、というのを覚えているから。

以来、私もうっかり・・・同じようなことをするかもしれないし、まぁ、今だったらスマホ置いときます。ってことでもいいかもしれないけどさ。
何かの時にはアクセサリーを質草？に(笑)

ずっとつけていられればいいけれど、ジムはアクセサリー禁止だから、外さないといけない。

ハナクソダイヤのプチネックレス。
これをジムに行く朝、外したんだよね。

まぁ、外すところなんて、あっ、今日はネックレス外さなきゃ、、、って思うぐらいだから洗面所、リビングの姿見、下駄箱の鏡前、というぐあいに、自分の姿が見えるところがほとんどで、置き場だってほぼ一定してる。
だだっ広い家でもなし、限られたところにしか置かないんだけどなー。

それが、なくなった。
プラチナの首のしわに入り込みそうな細いチェーンに、ハナクソダイヤが並んだ十字架のトップがぶら下がっているもの。

たまたま黒のTシャツにシルバーのラインストーンがついているのを着たものだから、ゴールドのネックレスは変だし、プラチナのにしよう。。。と思ったのに見当たらない。
勿論、いつもそんなに大事にしまい込んでないとはいえ、だいたい決まった置き場に置くのにない。
ひょっとして、ちゃんと宝石箱（爆）にしまいこんだ？？と思って探してもない。

ないと思うと、たとえ安物でも気になって気になって。　それが、例のごとく、3日後ぐらいにこの間探したよね、という場所からひょこり出てきて、私の目が節穴じゃなければ、やっぱり我が家にはいたずら好きのちいさいおぢさんがいる、としか思えない結末。